障害者が自立した生活をするのを支援する住宅システムを、産業技術総合研究所や国立障害者リハビリテーションセンター研究所、ミサワホーム総合研究所が開発した。音声や身ぶりで、テーブルや椅子を動かし家電製品も操作できる。数年後の実用化を目指している。

 家の中で車椅子を動かすと、家具が邪魔になることが多い。手足が不自由なら、家電製品の操作は難しい。

 研究チームは、リモコンで動く小型の車輪や不明瞭(ふめいりょう)な発音でも作動する音声認識装置、身ぶりで操作ができるよう頭や肩、手の動きをカメラでとらえる「ジェスチャー認識装置」などを開発した。

 実験では、車椅子を利用する障害者が「ダイニングセット、どかす」と話すと、車輪の付いたテーブルと椅子が動き、部屋の隅に移った。

 また、「テレビ」「電源」と言えばテレビがつき、局名を言うとチャンネルが変わった。肩を動かして画面のテニス選手を操り、テニスゲームを楽しむこともできた。

 車輪は1台約20万円、ジェスチャー認識の装置は約100万円とまだ高価だ。しかし、ドアに車輪を設置すれば「自動ドア」が実現するように、障害者が自分の生活に合わせて利用できるため、研究チームは需要が見込め、コストダウンは十分可能としている。【高木昭午】

【関連ニュース】
ファイル:企業・市場・指標 トヨタ、ミサワへの出資引き上げ
役立つ住宅情報:ミサワホーム「GENIUS 彩日の家」 家族思い、和の空間
おとなの住まい:トップランナー 上質な賃貸住宅提供--ミサワホーム・雨宮文郎氏

郵便不正 村木被告「感謝」とコメント(産経新聞)
一部ユニット型特養の柔軟な整備を―9都県市が国に要望(医療介護CBニュース)
乳児虐待、両親を逮捕=傷害容疑、頭骨骨折など―大阪府警(時事通信)
起業家融資制度を悪用 詐欺容疑でアルバイト男逮捕(産経新聞)
自ら磨いて感謝とコスト意識=日航社員、車いす清掃―羽田空港(時事通信)
AD