宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、燃料なしに太陽の光の圧力を受けて飛行する宇宙ヨット「イカロス」が帆を広げることに成功したと発表した。現在、地球から約800万キロ離れた宇宙を金星に向かって飛行している。地球周辺以外で世界初めてとなる宇宙ヨットの航海が本格的に始まった。

 イカロスは5月21日、金星探査機「あかつき」と一緒にH2Aロケットで打ち上げられた。帆は14メートル四方で、髪の毛の太さの10分の1という極薄の樹脂製。1円玉の5分の1の重さに当たる光の圧力を受けて進む。

 帆は、打ち上げ時に直径1.6メートルの円筒状の本体に収められていた。今月3日から地上からの無線の指示で展開作業が始まり、10日にすべて完了した。慎重に確認を繰り返し、計画より6日遅れとなったが、今のところトラブルはないという。

 広げた帆を本体から撮影した画像も公開された。今後、本体からカメラを切り離し、帆全体を撮影する。開発に当たってきた森治JAXA助教は「いよいよ航海が始まる。向きを変えたり、さまざまな観測や実験に挑みたい」と話す。【山田大輔】

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 ■がん経て検診の大切さ痛感 体にもメンテナンスは必要

 ギタリストの寺内タケシさんは平成13年暮れ、大腸がんと告げられ、翌年に手術を受けた。それまで入院した経験はゼロという寺内さんだったが、その後も肺気腫(はいきしゅ)などで手術を経験した。現在は人間ドックや血液検査を定期的に実施。楽器だけでなく、自分の体も入念にメンテナンスしている。文 森本昌彦

                   ◇

 自覚症状は何もなかったんですよ。医師からの宣告なんていう大げさなものもなかった。平成13年の暮れごろ、親しくしているお医者さんに「クルーザーで東京湾に出ようよ」と言われて。出かけると、「ところで、話があるんだ」「何だ?」と言うと、「がんだ」というわけ。「治せばいいじゃないか。帰ろう」。それで終わりですよ。

 後から分かったことですが、検便で見つかったみたいです。告げられたときの感想? がんなんてよくある話だし、「治せばいい。治んなきゃ死ぬだけだ。いいじゃないか」と思いましたね。信頼している医者がそう言うんだから、その通りにやればいいんですよ。

               □  ■  □ 

 入院したのは次の年の2月。オリエンテーションで「脊髄(せきずい)への麻酔の注射をやるのか」と聞くと、看護師長が「やる」と言うんです。どうしても嫌だから、「帰る」と言って立ち上がったんですよ。そうしたら「男として情けない」と言われてね。それでも「帰る」と言うと、医者が協議してマスクによる麻酔になりました。

 医者が「痛くない、痛くない」と言っても、医者は痛くない。こっちが痛いんだから。病院はおかしいことがいっぱいありますよ。

 だけど、主治医はいいこと言いました。手術の後に傷跡を見て、「寺内さん、病気は治りました。あとは傷だけです」。これほど患者を安心させる言葉はありません。「えらい、褒めてとらす」と思わず言いました(笑)。

 麻酔されて寝ていたから手術のことは分からない。大変だったのはその後。病院に入院したのが初めてで、うちの奥さんも看護に慣れていない。入院中は電動ベッドだったんですが、「腰の感じが良くないから起こしてくれ」と言うと、起こしすぎて「痛いっ」となっちゃった。

 個室にはトイレも付いていたけれど、用を足すためにそこまで歩くのも痛い。溲瓶(しびん)を使うことにしました。ところが、うちの奥さんが瓶の口を下に向けたまま取ったから、全部ベッドにこぼれちゃった。ナースステーションからみんな来て、「駄目よ。こぼしちゃ」っておれが言われちゃった。

 入院していたのは1週間ぐらい。駄目なら駄目だし、よければ治るんだから。信頼している医師に預ければいい。深刻になっちゃいけない。「新国劇」の役者じゃないんだから(笑)。

               □  ■  □ 

 〈その後、寺内さんは肺気腫や不整脈で手術を経験。今は定期的に検査を受け、自らの体をチェックしている〉

 人間ドックは3カ月ごと、血液検査は毎月、心臓の検診は半年に1回受けています。それぐらいやっていれば自分で納得できるし、未然に病気を防ぐことができる。病気になっても、初期の段階できちんとした治療をすれば大事にならない。事前に察知することが必要です。

 入院中になぜか、ギターとアンプのメンテナンスのことを考えました。いいギターを弾こうと思ったら、完璧(かんぺき)にメンテナンスをしていないといけない。人間の体も同じじゃないかと。ある人はこんなことを考えること自体が病気だと言うけれどね(笑)。

 おれはいいギターを弾くために生まれてきました。だから、健康でなければならない。悪ければ治せばいいと思っています。自分の体のことを分かり、指示できる「指示医」は自分しかいない。自分で考えていいと思ったことをやったらいいと思いますね。

                   ◇

【プロフィル】寺内タケシ

 てらうち・たけし 昭和14年1月、茨城県生まれ。5歳からギターを始める。関東学院大学在学中にプロ活動を始め、37年に寺内タケシとブルージーンズを結成。ファンからは「エレキの神様」として親しまれ、精力的な活動を続けている。現在は「バンド結成50周年祭り」で全国各地をツアーしている。

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 障害者が自立した生活をするのを支援する住宅システムを、産業技術総合研究所や国立障害者リハビリテーションセンター研究所、ミサワホーム総合研究所が開発した。音声や身ぶりで、テーブルや椅子を動かし家電製品も操作できる。数年後の実用化を目指している。

 家の中で車椅子を動かすと、家具が邪魔になることが多い。手足が不自由なら、家電製品の操作は難しい。

 研究チームは、リモコンで動く小型の車輪や不明瞭(ふめいりょう)な発音でも作動する音声認識装置、身ぶりで操作ができるよう頭や肩、手の動きをカメラでとらえる「ジェスチャー認識装置」などを開発した。

 実験では、車椅子を利用する障害者が「ダイニングセット、どかす」と話すと、車輪の付いたテーブルと椅子が動き、部屋の隅に移った。

 また、「テレビ」「電源」と言えばテレビがつき、局名を言うとチャンネルが変わった。肩を動かして画面のテニス選手を操り、テニスゲームを楽しむこともできた。

 車輪は1台約20万円、ジェスチャー認識の装置は約100万円とまだ高価だ。しかし、ドアに車輪を設置すれば「自動ドア」が実現するように、障害者が自分の生活に合わせて利用できるため、研究チームは需要が見込め、コストダウンは十分可能としている。【高木昭午】

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