愛知県幸田町の工業団地開発を巡る汚職事件で、受託収賄罪に問われた元町議、黒柳広治被告(72)の初公判が4日、名古屋地裁(後藤真知子裁判官)であり、黒柳被告は起訴内容を認めた。検察側は「私腹をこやすためにわいろを要求した」として懲役2年6月、追徴金300万円を求刑。弁護側が「積極的にわいろを要求したことはない」と反論し、執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は16日。

起訴状によると、黒柳被告は町議だった08年4月下旬、自宅で、西尾市と幸田町にまたがる工業団地内のアクセス道路の市道認定が町議会で議決されるよう開発業者から働きかけを依頼され、見返りとして同年7~12月に6回に分けて現金計300万円を受け取ったとされる。

検察側は冒頭陳述で、黒柳被告が業者側に「おれは総務委員長だでな。おれがやらんと議会なんか通らん」などと依頼を承諾した上で、ゼロを意味する拳を示して「これじゃあいかんぞ」と現金を要求したと主張。業者側が「三つでいいかね」と金額を提示すると、黒柳被告が「それでいいわ」と応じたと指摘した。

弁護側は「(贈賄業者が)わいろの申し込みをして、受け取ったに過ぎない」と主張した。【秋山信一】

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