りおみーのブログ ニュースとお笑い芸人に不毛な突っ込み

主にお笑いのネタに関して、時々ニュースに関して、「これってどういう事?」をロジカルに分析してます。


テーマ:
前号続きです。。。

不作為という作為?

□□□□□□前号要約□□□□□□

何も無い沈黙が作り出す「間」。

そんなただの不作為に過ぎない「間」も、

スタンダップコメディーにおける「間」は、
「ズレの存在の指摘」という最低限の「突っ込み」の代替、、、(事例1)

ムーディ勝山さんの「右から来たものを左へ受け流すの歌」における、
「ミュージックスタート。…(間)…(口で)チャラチャッチャッチャラッチャー」の「…(間)…」は、
カラオケが鳴るという「期待感(思い込み)の醸成」の効果、、、(事例2)

……というように、色々な役割を担うようです。

□□□□□□事例3□□□□□□

下手なコントを1つ。
医学的な苦情は受け付けません。。。

患者:「先生、、、最近、お腹が痛いんです。」
医者:「そうですか。ちょっとレントゲンを撮った方がいいですね。」
・・・(レントゲン撮影)
患者:「どうなんでしょう?…先生。」
医者:「さっき撮った腹部レントゲンを確認してみましょう……あ!これは・・・」
患者:「えっ!な、何ですか?」
医者:「こ、これは、・・・(間)・・・」
患者:「・・・(間)・・・」
医者:「・・・(間)・・・便秘です!」

面白いかどうかは置いといて、
もし笑いが起きるとすれば、
当然それは、
「便秘です!」の時点でしょう。

つまり、「便秘です!」がズレを生成している。

でも、この医者の一言に、「間違い」は存在しないですよね。

ストーリーとしては、
レントゲンを見た結果が便秘だったという「医学的見地からの事実」をのべているだけで、
何の逸脱も存在しないはずです。

でも、「便秘です!」で笑いが起きる。

これ、何が面白いですか?

そして、「・・・(間)・・・」の意味は?


笑いが起きる理由は、
医者の「あ!これは」という反応や、「こ、これは」という言い淀みの暗示している「深刻さ」や、
患者の感じる「不安」の作る空気と、

「便秘という結果」の作り出す空気の落差。

これは「緊張と緩和」の笑いですね。

< 基準 >:医者の発言が暗示し、患者が抱く不安感、深刻な空気と比較して(緊張)
< ズレ >:不安のない結果による安堵感、暢気な空気(緩和)
<ツッコミ>:「あの空気何やってん!」「深刻そうやったやん!」「そんな事かよ!」

ただ、このズレだけでは面白くないので、
面白くするためのアクションが、

医者:「これは、・・・(間)・・・」
患者:「・・・(間)・・・」
医者:「・・・(間)・・・便秘です!」

で表現している「間」。

ここでの「・・・(間)・・・」は、
医者の反応が暗示していた深刻さや、患者の不安が作っていた「緊張」のさらなる醸成の役割

医者の作る沈黙は、
躊躇して言い出せない事を想像させ、
「深刻」なイメージを大きくします。

患者の沈黙は、患者の抱える不安をより大きく見せます。

「・・・(間)・・・」が無い場合と比較してみます。

患者:「先生、、、最近、お腹が痛いんです。」
医者:「そうですか。ちょっとレントゲンを撮った方がいいですね。」
・・・(レントゲン撮影)
患者:「どうなんでしょう?…先生。」
医者:「さっき撮った腹部レントゲンを確認してみましょう。あ!これは、」
患者:「えっ!な、何ですか?」
医者:「こ、これは便秘です!」

つまり、「・・・(間)・・・」は、
緩和した時の振り幅を大きくする「落差拡大策」という事ですね。

「間」は、状況により、
「思い込み」を大きくする事もあるし(事例2)、
「緊張」を大きくする事もある(事例3)という事です。

□□□□□□事例4□□□□□□

こちらは一般的に「間」とは言わないと思いますが、物理的には全く同じ「沈黙」。

先輩芸人:「えー、じゃあ、こいつがスッゴい面白い事言います。」
後輩芸人:「えっ!ちょっ、ちょっと、、、」
先輩芸人:「こいつ、劇場でも爆笑とるし、楽屋でもずーっと喋ってて、めっちゃ面白いんですよ。」
後輩芸人:「ちょっと、待っ、、、」
先輩芸人:「ギャグも面白いし、滑らない話100億個持ってるんですよ。では、どうぞ、、、」
後輩芸人:「えっ、・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
先輩芸人:「何か、しゃべれや!!!」

この「えっ、・・・・・」で表現している「沈黙」は、何ですか?


これは、ディスコミュニケーションそのものですね。

芸人だから「面白い事を喋るべき」、
先輩芸人に振られたから「面白い事を喋るべき」、
という価値観から逸脱しています。

つまり、「沈黙」=ズレ本体。

実際に笑いが起きるのは、「突っ込み」の時点だと思いますが、

この視点からは、
先輩の「突っ込み」は、「沈黙」の不確定なデュレーションを、確定する役割

つまり、「えっ、・・・・・」という沈黙こそが「ズレの生成」で、
「突っ込み」で終止符を打つ事によって、
「ズレ」が確定して、
そこで笑いが起きる。

< 基準 >:面白い事を話すべきにも拘わらず
< ズレ >:何も話さない
<ツッコミ>:「何かしゃべれや!」「芸人ちゃうんか!」

まぁ、意図的ではありませんが、
「・・・・・・・」って、
何も言ってない、何もしてないのに、
「ボケ」てるんですね。

正直、これは「間」とは表現しないと思いますが、
同じ「沈黙」という不作為が、ディスコミュニケーションという「ズレの生成」の役割を担う事もあるという事です。

□□□□□□まとめ□□□□□□

よく、
「笑いには『間』は大事だ!」
「『間』の取り方がなってない!」
等と言いますが、
単純にそう言ったところで、
抽象的で、何を言いたいか解りません。

「間」が何なのかも解らないし、
何故大事なのかも解りません。

演劇や笑いで言う「間」は「沈黙」だけではないでしょうし、
「沈黙」は全て「間」という訳ではないでしょうが、
ここでは、「間」=「沈黙、動作の停留」と解釈しています。

つまり、「間」は、
そこだけ切り取れば、ただ数秒間「何もしない」という「不作為」。

ところが、
そこに「作為」が存在しない場合(=不作為)でも、
そこに「笑いのフォーマット」が存在していれば、笑いになる訳ですね。

じゃあ、何もしてないのに何をしているか考えると、

状況によって様々な役割を担う、、、

……不思議でしょ?

何もしてないのに……色々している。

……不思議ですよね?




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