たんぱく質合成に関与しない小さなリボ核酸(マイクロRNA)の一つが、生物の発生段階での骨格形成と、成長後の関節の老化防止の双方に重要な役割を果たしていることを、国立成育医療研究センターの浅原弘嗣部長らの研究グループが突き止めた。このRNAが多いマウスは関節炎になりにくかった。米科学誌ジーンズ・アンド・デベロップメント電子版に13日発表した。
 老化に伴う疾患に直接関与するマイクロRNAの機能の発見は世界初で、新たな治療法の開発が期待されるという。
 研究グループは、300種類ほどのマイクロRNAのうち、関節に存在する「miR-140」に注目。遺伝子操作でこれを持たないマウスをつくったところ、大きな異常はないものの、手足が短い、鼻が低いなどの特徴があり、マイクロRNAが発生段階で体の形成を微調節しているとの従来の仮説に合致していた。
 さらに、成長した後、早期に関節炎を自然発症することが分かった。この関節炎は、関節の軟骨組織が壊れて痛みや運動障害を起こす人の変形性関節症に発症メカニズムが非常に似ているという。
 逆に、miR-140を普通より多く持つマウスをつくったところ、関節炎になりにくかった。 

【関連ニュース】
〔写真特集〕ミクロの世界
iPS特許、米社にライセンス=海外は初、京大の知財管理会社
殺処分対象、3万頭に迫る=豚でまた口蹄疫疑い
視床下部遺伝子を網羅解析=精神疾患解明に期待
アジアのウイルスと近似=宮崎の口蹄疫

耳かき店員ら2人殺害、林被告を精神鑑定へ(読売新聞)
殺処分の家畜6万頭超す=宮崎の口蹄疫(時事通信)
普天間、5月決着断念=地元、米との合意困難-政府(時事通信)
「四面楚歌」鳩山首相 それでも擁護する人の論理(J-CASTニュース)
<平野官房長官>鹿児島へ 徳之島の町議と12日午後面会(毎日新聞)
AD