I see you | 台北だより

I see you

Perfumeが2度目の来台をしてからはや一週間。
ネットには、ファンによる台北松山空港でのお出迎えの画像が多数上がっていますが、Perfume搭乗便は事前に告知されておらず、彼らは朝から空港のロビーで待機していたとのことです。
羽田ー台北松山便は、JAL、ANA、China、EVAの四つの航空会社が運行していますが、前回はJALだったし、日本の芸能人である Perfumeは当然 日本のキャリアを使うだろうと、彼らは(私も)考えていたそうです。
ところが3人が乗ってきたのは、JALでも無くANAでも無く、EVA航空便でした。これにはお出迎えのファン達もちょっと慌てたそうです。

かくゆう私も時間的に ANA便と山を張って、ネットでANA便の到着を確認してからこっそり会社を抜け出して空港へと行ったのですが(会社から空港まで徒歩10分)、空港に着いてみると撤収中のファンに「Perfumeは10分前に来ちゃったよ」と言われて絶句したのでした。
思い返すと、空港の入口の横断歩道を渡っているとき、向かいからいかにも芸能人が乗りそうなガラスにスモークをはったバンが空港から出てくるところで、まさかと思って、見えるはずもない社内を"ガン見"したのですが、そこに本当にPerfumeの3人が乗っていたとは!

なぜEVA航空を使ったのだろうか、その疑問はKKBOX MUSIC AWARDSの会場、台北アリーナ前で氷解しました。


KKBOX MUSIC AWARDSの中継番組中、このCMが流されていたのをご記憶の方も多いと思います。

こちらは日本語版

EVA航空はこのイベントのスポンサーだったのですね。ということは、往復の航空運賃はEVA持ちってことでしょうか。なぜこの事に先に気がつかなかったんだろう!
となると、宿泊先もEVAのホテルだったのかな?


さて、来る時がEVAだったら、帰りもEVAというわけで、ライブのあった翌日松山空港までお見送りに行ってきました。
朝5時半過ぎに自宅を出て、徒歩で空港へ向かいます。空港の出発ロビーに着いたのは6時10分前。
顔見知りのPerfumeファンに、「もう来た?」と聞くと、「まだ。6時半に来るみたい。」とのこと。
2階の検査場入口までエスカレータで上がっていくと、ちょうど空港入口を正面から見下ろせる場所ににファン達が集まっていました。しかしなぜが皆"私服"で、自分のようにシャカシャカを着たりタオルを持っている人がいません。
空港に3人が入ってきたらすぐに分かるように、カメラを持って台湾人ファン達と一緒に待機します。


待つこと50分、入口で待機していたファンが、3人が空港に着いたことを知らせてくれました。と同時に手で×の字を作ります。どうやら写真はダメということのようです。
Amuseのスタッフに写真撮影について確認したら、朝早くて寝起きの顔を撮られたくないという本人達の要望があったとのことでした。
台湾のPerfumeファンは3人の言葉を受けて、誰もカメラを構えませんでした(もちろん私も)。なので、ネットにはお見送りの写真はまったくアップされていないと思います。

あ~ちゃん、かしゆか、のっちの順に入口からロビーに入ってきた3人は、そのまま正面のエスカレータに乗りました。スカレータに乗っても3人はファンに気がついていない様子。あ~ちゃんはこちらに気づかず目の前を通り過ぎていってしまいました。私の隣にいた女の子が声をかけると同時に、かしゆかが私の持っているタオルを見つけて、のっちと一緒に手を振ってくれました!


ここから入ってきて、

こんな感じでエスカレータを登っていきました。
(写真はリハーサルに撮ったJALのCA)

3人が登りきってしまったので、検査場入口の方に目をやると、さっきまで居たはずのファン達が誰もいなくて、いつの間にやらエスカレータの正面に横断幕をもって”整列"していました。
ファン達は3人それぞれににお土産を用意していて、それを あ~ちゃんが受け取ってました。

3人の前を横切って整列しているファン達に合流出来ない私たちは、規制線も無い中3人と適度な距離をもって一緒に歩き、「お疲れさま~」「また台湾に来て下さい」と声をかけることが出来ました。
近くでみると、やはりまだ朝7時前のせいか、3人の顔にはちょっと疲れが見られる様でした。それでも笑顔で「ありがとう」とたくさん手を振ってくれました。
特に かしゆかは、検査場の入口から覗いていた私たちに向かって、最後まで大きく手を振ってくれて感激です。

後になって思えば、台湾人ファン達が"私服"だったのは、エスカレータを登るまで3人にそれと気づかれないようにしていたからかもしれません。サプライズを仕掛けたのでしょうけど、私がそれを破ってしまった訳で、申し訳ない様な気もします。でも、Perfumeはみんなのものだから、許してね。

ということで、またまた3人に会う事ができました。
I see you. そして See you again.