木曜日は獣医さんに行って、エリスロポエチン打ってもらった。
水曜日が元気だったので、「なんだか実感わきません」と先生に
言ったら、「美味しいモノたべさせてあげて」って静かにおっしゃる。
素人の私たちと違って、数多くの子を看取っている先生だから
わかることがあるのかもしれないね。
その夜は、シーバのスープを口にしたサヴァだったけど
金曜日はがくんと落ちて。
朝から何も食べない。
そして、ぞっとしたことに、明らかに体温が低くなっている。
母が死んじゃった時、手首からは脈が取れなくなり、体温がさがり
手足がどんどん冷たくなっていったことを思い出した。
暗くて冷たいところに潜り込もうとするサヴァ。
でも皮下に入れた点滴が冷たくなって、体を冷やしてしまうよ。
段ボールの箱に入れてやり、毛布でくるんでやったら大人しく
丸くなった。
開けていた窓をしめて外の音をシャットアウトし、カーテンをしめて
部屋を暗くしてやると落ち着くようだ。
金曜日はダンナが自宅作業するといって、午後早いうちに帰宅した。
心配だったから少しほっとしたかも。
夜もごはん、まったく食べない。
迷ったけど、点滴をやめたら脱水症状が出て、もっと苦しい思いを
するかもしれないから、これは続けることにしました。
夜リビングに出したら、テーブルの下でおしっこもらしてしまった。
どんなに下痢でも、必ずトイレで済ませ、粗相なんてしたことないのに。
「だるいニャか?」
「寒くないかニャ?」
そばについていても繰り返し聞くことしかできない。
時々なでてあげる。
具合悪くても喉をごろごろ言わせていたけど、もうできないみたい。
完全に食べなくなり、起き上がることも出来なくなる日がそこまで
来ているのだな。
お守りのように痙攣止めの薬もらったけれど、どうか使うことが
ありませんように。