小物を買うため、近くの弓具店に行きました。

数名の買い物客だが、店員さんも忙しく動いていました。

やはり、『弓引き』は、細かいことにこだわります。

初心者の方も、いろんな方々から、いろんなことを言われるので悩みところです。

 

ちょうど筆者が行ったとき、同じクラブの初心者の女性がおられ「服装でも、いろんなことを言われてどうしたら良いか・・。」と悩んでおられました。

店員さんも経験年数が浅く、悩んでいる様子ですので、助け舟を出しました。

着る物自体難しく言う人もいます。

中には、正論もあります。

人によって答えが違うものもありますので、ただ初心者にとっては、悩みの種です。

筆者は、行射に差し支える部分や全国的に通例となっている部分については説明しました。

あとは「女性の服装・着付けや襷さばきには男性にはわからない部分もあります。勉強不足ですみません。その部分は、同じ会の○○さんに聞いてみて下さい。」と答えました。

 

難しく考えれば尚難しく・・細かく考えれば尚細かく・・

学生弓道から社会人弓道へ移ったときも同じ状態になるのでしょうか。

必要以上に細かく、難しく言う人もいます。

 

筆者の弓道人生の中では、不条理なことや整合性のないことを平気で言われる方人もおられましたので、ときには『馬の耳に念仏』を装い「はい、わかりました。」と答えなければならなかったこともありました。

 

外国の弓道人の方は理解しているのでしょうか。

筆者にとって、市のスポーツ教室での一番最初の外国人教え子はカナダ人ケベック州の方で、学校の英語講師として日本に来られていました。

中学英語で射法八節を説明していましたので、”ギリ粉”ひとつ説明するにも汗をかきました。

筆者も外国語アレルギーだったので、必死に英語を勉強した記憶があります。

 

逆にいろいろ英語を教えて頂きましたが、数年後から仕事でアメリカ・カナダ・オーストラリアに行く機会が増えました。

一番最初、英語圏で筆者が英語で話すと、現地の駐在員の方から「えっ、釋稚さん、その英語おかしいですよ!」と言われました。

 

筆者がカナダのケベック州の英語講師から英語を習ったことを話しますと、駐在員の方が「釋稚さん、ケベック州の公用語はフランス語です。お金持ちは英語学校に通いますが・・間違った英語を教わっていますよ。」と言われました。

 

たしかにケベック州に行きますと、看板の文字や言葉はフランス語です。州法で英語の文字の大きさは定められて、フランス語のみの看板やサインもありました。

トイレへ行きたいとき、「toilet room」「rest room」の文字ひとつがなく言葉も通じないので、さすがに焦りました。

 

弓道でも同じです。

初心者の方は弓道について白紙状態であることを考えて喋らなければならないと感じます。

間違ったことや整合性のないことでも平気で言う有段者や称号者の方もおられます。

初心者の方は、疑うことなく信じ込んでしまいます。

筆者は、わかっている部分は「全国的に・・」「現在では・・」「自分の考え方としては・・」と前置きをつけて、できるだけシンプルに説明します。

わからないことは、「勉強不足で申し訳ないです。わからないので、同じ会員の□□段の○○さんぐらいに尋ねてみてください。」と話します。

 

初心者の伸びようとする芽を摘み取るような振る舞いだけは避けたいと思います。

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