「大三」の「押す方向」の間違いは、妻手にも多いです。

 

「大三」を執ったとき、弓手は前上にありますから、その方向(前上)に押し、身体と平行であることが必要です。

 

『弓道教本 第一巻 射法八節図解 引分け 矢みち 弦みち』が顕著な引き方の図解です。

 

「弓手の手の内」は角見を効かせている分、やや的方向ですが、弓手の肩、肘は前上45~60度方向への「押し」「伸び」になります。

 

妻手も、同様で「大三」での妻手の肩、肘は前上45~60度方向への「押し」「伸び」になります。

 

このとき注意しなければならないのが、「打ち起こし」の妻手肘の位置と「大三」の妻手肘の位置が変わらないことです。

 

「大三」で妻手肘が「打ち起こし」より高く挙がるというのは、「打ち起こし」の妻手肘の位置が低いのです。

 

妻手を高く執ることの意識が強すぎると、妻手肩根は抜けて、右の肩甲骨が左の肩甲骨と平行にならず、身体の中心部分近く、肩、肩甲骨が、首に縮こまったように上に引きずられる形になります。

 

「大三で妻手肘が下がらないように・・」の内容を指導者自身も勘違いしやすい、また見逃しやすい初歩的ミスです。

 

このとき、「大三」の形を作る意識が強いと、カケ口で弦の力を受けて手首で捻って、妻手肘の張りがなく、妻手肘は下がり、妻手肘が抜けた形になります。

 

また三つカケなど妻手の甲を上に向けますが、捻りを手首で行うのではなく、妻手肘と前腕の「捻り」「締め」で、妻手の甲を上に向けることが大切です。

 

指導者が「弦伝」や手で補助しながら、「矢みち、弦みち」を導いて上げたほうがよいかと思います。

 

 

 

 



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