• 24 Apr
    • 40数年お世話になった恩師の入院・・胸込み上げるもの

      23日は、市の春の例会でした。   訳あって、試合にはエントリーしませんでした。   会場は、母校の弓道場・・筆者が高校三年生の春に完成しました。   その頃は、桜の木も細々く、1m程度だったでしょうか。   毎日、小川から水を汲んで桜一本一本の根元に水を流していましたことが懐かしく思い出されます。   あれから40数年の月日が流れ、大きく育ち、大木になりました。     桜の花が満開のときは綺麗ですが、のり面も崩れそうです。   筆者がいた頃は、部員7名の無名校でしたが、当時『高校で西日本一大きい弓道場』であったこの道場が出来てから、新鋭校・・強豪校・・と段々強くなりました。     40数年からお世話になった恩師が、その礎を築かれました。   その恩師から、ふと、この例会のあと検査入院されると聞き、筆者は言葉もでませんでした。   永年見守って頂いた恩師自身も教職の職務や弓で頑張りすぎて身体はボロボロになられていますが、現在も弓道を生き甲斐に前を向いて歩かれておられます。   また、筆者が部活動指導員(旧:外部指導員)として、生徒の関わり合いの中で、生活指導的な不登校や停学を受けた生徒への対処も、最近になって「そんなものだ。私も同じだった。」と語って下さいました。   筆者は、学校教諭の辛さの一部を外から垣間見てきましたが、40数年定年まで続けておられたことに尊敬と感謝の念を懐きます。   是非、良い診察結果で元気に退院して頂きたいと思います。   春冷え過ぎた一日でしたが、少し寂しく胸込み上げるものがあった例会でした。       にほんブログ村   人気ブログランキング      

      NEW!

      1
      テーマ:
  • 23 Apr
    • 25年前、スポーツ教室 一番最初の外国人教え子はカナダ人

      小物を買うため、弓具店に行きました。   数名の買い物客だが、店員さんも忙しく動いていました。   やはり、『弓引き』は、細かいことにこだわります。   初心者の方も、いろんな方から、いろんなことを言われるので悩みところです。   ちょうど筆者が行ったとき、同じクラブの初心者の女性がおられ「服装でも、いろんなことを言われてどうしたら良いか・・。」と悩んでおられました。   店員さんも経験年数が浅く、悩んでいる様子ですので、助け舟を出しました。   着る物自体難しく言う人がいます。   中には、正論もあります。   人によって答えが違うものもありますので、ただ初心者にとっては、悩みの種ですね。   筆者は、行射に差し支える部分や全国的に通例となっている部分については説明しました。   あとは「女性の服装・着付けや襷さばきには男性にはわからない部分もあります。勉強不足ですみません。その部分は、同じ会の○○さんに聞いてみて下さい。」と答えました。   難しく考えれば尚難しく・・細かく考えれば尚細かく・・   学生弓道から社会人弓道へ移ったときも同じ状態になるのでしょうか。   必要以上に細かく、難しく言う人もいます。   筆者の弓道人生の中では、不条理なことや整合性のないことを平気で言われる方人もおられましたので、ときには『馬の耳に念仏』を装い「はい、わかりました。」と答えなければならなかったこともありました。   外国の弓道人の方は理解しているのでしょうか。   筆者にとって、市のスポーツ教室での一番最初の外国人教え子はカナダ人ケベック州の方で、学校の英語講師として日本に来られていました。   中学英語で射法八節を説明していましたので、”ギリ粉”ひとつ説明するにも汗をかきました。 筆者も外国語アレルギーだったので、必死に英語を勉強した記憶があります。   逆にいろいろ英語を教えて頂きました・・   ・・が、数年後から仕事でアメリカ・カナダ・オーストラリアに行く機会が増えました。   一番最初、英語圏で筆者が英語で話すと、現地の駐在員の方から「えっ、稚慶さん、その英語おかしいですよ!」と言われました。   筆者がカナダのケベック州の英語講師から英語を習ったことを話しますと、駐在員の方が「稚慶さん、ケベック州の公用語はフランス語です。お金持ちは英語学校に通いますが・・間違った英語を教わっていますよ。」と言われました。   たしかにケベック州に行きますと、看板の文字や言葉はフランス語です。州法で英語の文字の大きさは定められて、フランス語のみの看板やサインもありました。 トイレへ行きたいとき、「toilet room」「rest room」の文字ひとつがなく言葉も通じないので、さすがに焦りました。   弓道でも同じです。   初心者は、弓道について白紙状態であることを考えて喋らなければならないと感じます。   間違ったことや整合性のないことでも平気で言う方もおられますね。   初心者の方は、疑うことなく信じ込んでしまいます。   筆者は、わかっている部分は「全国的に・・」「現在では・・」「自分の考え方としては・・」と前置きをつけて、できるだけシンプルに説明します。   わからないことは、「勉強不足で申し訳ないです。わからないので、同じ会員の□□段の○○さんぐらいに尋ねてみてください。」と話します。   初心者の伸びようとする芽を摘み取るような振る舞いだけは避けたいと思います。       にほんブログ村   人気ブログランキング      

      1
      テーマ:
  • 22 Apr
    • 三人寄れば文殊の知恵

      四月の後半に入ろうとする時期ですが、まだ寒さを感じます。   弓道場に入れば、尚の事、寒さを感じます。   陽もあたらないためか、半袖の道着だと寒いです。   昔は、体感マイナス零度以下でも平気で肌脱ぎをしていましたが、気が緩んでいるのでしょう。   基本を忠実に・・と思いながら、一節一節、息合いを使いながらの行射練習です。     的中は7~8割ほどですが、最近ちょっと”矢色”が出てきているのが気にかかるところです。   大抵、妻手先に余計な力が入っているとは思うのですが・・   篦張りは強い矢ですし、少し矢が軽過ぎるのか・・   同じく後輩の称号者に見てもらいましたが、「何故でしょう?」が答えです。   他の射手は見れても、自分は見えません。   たとえビデオカメラがあったとしても、自分の射というのは色眼鏡で見てしまいます。   ”人の心理”というのは、不思議なものです。   自己防衛本能でしょうか?   指導を受ける場合、『一人の先生につけ』という人もいます。   言わば、「甲の弓手には、甲の妻手を・・。乙の弓手には、乙の妻手を・・。」   これも正論です。   甲乙混ぜ合わすと、とんでもない射になります。   筆者の考え方は「一人の先生だと狭い知識や射となる。二人だと混ぜ合わせると混乱した射になる。三人で話し合って、統一した指導法で教えてもらうのがベスト。」   しかし、人間というのは勝手なもの。   「先生」と名が付けば、”自分が一番”と勘違いしやすいです。   筆者には、信頼する三人の”教え子兼先生”がいます。   30~40年前彼らが二段ぐらいから筆者が指導して、今は同じ教士や錬士の称号者達です。   三人それぞれに見てもらって、悪いところを指摘・修正してもらいます。   筆者自身が三人に同じような指導内容でしたので、射に対する考え方も似ています。   また、称号者にまで成長されているので、さまざまな経験やいろんな先生の見取り稽古をしています。   三人それぞれの意見を聞けば、大抵同じような解決策のヒントを頂けます。   ”教え子兼先生”に感謝です。   有り難い話です。       にほんブログ村   人気ブログランキング      

      テーマ:
  • 21 Apr
    • シンプル弓道指導法 第一部を記して・・

      筆者が『シンプル弓道指導法』を記述した目的は、『矢のしなりなど矢に無駄な負荷を掛けず的を狙いが付き、バランスの良い離れが出るように合理的な身体の使い方をすれば、高い確率で当たって当然であろう。』という理論の実践(真の実践)の指導法を知って頂くことにより、これが比較的スムーズに『現代弓道』の入り口となるという気持ちがあったからです。   また、人が『弓道』を通じて、いろいろな『自身への挑戦』に挑める基軸になることを願ったこともあります。   筆者が学び、経験した時代の価値観・倫理観などの考え方と、現時点の社会の考え方は大きく変わりました。   『弓道教本』第一巻P11範士十段千葉胤次先生の『発刊のことば』の中の『著しい精神的虚脱期間』は、『現時点の社会』と相通じる部分があるのではと筆者は感じております。   最近まで『弓道で学んだ道・・道理、条理、倫理の観念は普遍のもの』(善の観念)と信じ込んでいました。   『至誠礼節・・礼と節度をもって尽くせば、必ず誠に至る』も同様です。   しかしながら、現時点での社会の多様化した考え方は、『Liberal 』より『Freedom』な世界に近づいているような気がします。   『枠の中の自由』と『枠のない自由』・・その違いは、筆者にとって大きなものと考えます。   千葉胤次先生の『発刊のことば』(美:『弓道』を目指す者への今後のメッセージ発信)・・それを予見したようなお言葉に筆者は感じます。   今必要なのは『節度ある自己実現』『他の物、人の自由を脅かさない自由』・・是非『弓道』を通じて体得したいものです。         にほんブログ村   人気ブログランキング        

      テーマ:
  • 18 Apr
    • シンプル弓道指導法第一部のブログ投稿をお休みします。

      大体、筆者の40年近い弓道の部活動指導員(旧:外部指導員)やスポーツ教室講師として、生徒との接し方を記述してきました。   言葉や文字だけで表現できないリアリティーな指導場面も数多くありました。   生徒にその気にさせる・・筆者の気持ちを伝えるという部分での『その場でのリアリティーな指導法』なのでしょうか。   そのときどきの状況に合わせて、智慧を絞って、生徒に話したり、手を取り示してきました。   これ以上は、ブロク等の文字での表現の限界もあるでしょう。   また筆者の言い回しも、意味不明な部分が多々あったかと反省します。   週一指導で、ちょっとした結果や戦績が残ったことは、それまでにご指導頂いた先生方や弓友、また関わった生徒のおかげと感謝しています。     また、筆者は競技弓道至上主義者、的中至上主義者ではありません。   生徒は弓道を離れたとしても、いろんな壁に向き合う人生が待っています。   「負け癖が付いただけの部活動生活だけでは人としての成長は小さい。 大きな試合で勝って、また負けて・・その後どう考えるか。自分とどう向き合うのか。」を『弓道』を通して学んで欲しいと思っていました。   筆者は、そのサポートをしたに過ぎません。   第二部は、機会があればブログ投稿を再開したいと思います。   また、「こんな指導法もあるよ。」という方がいらっしゃったらご指導お願い致します。   筆者もまだ勉強中です。   教わることも、まだまだ多いと思います。   短期間でありますが、シンプル弓道指導法第一部を読んで下さった皆様、ありがとうございます。   深く感謝申し上げます。     稚慶(ちけい)       にほんブログ村   人気ブログランキング      

  • 17 Apr
    • 指導者が見逃しやすい初心者が起こす初歩的ミス⑥

      見逃しやすい初歩的なミスとして、「弓構え」の弓手手の内を作るときから「会」まで、どんな形にしろ、親指と中指が離れてはいけません。   親指と中指が離れれば、まず当たらないと考えても良いぐらいでしょう。   親指と中指が離れないことが『角見』の効きの原動力であると同時に、親指と中指に隙間ができると、弓手の押しが弓に伝わらず押し負けてしまいます。   弓構えで手の内を作る・・整える際には、中指の上に親指を重ねるぐらいにくっつけても、「打ち起こし」から「大三」に移行するとき、また「会」まで引き分けるとき、生徒は「痛い!」と感じて、無意識に親指と中指を徐々に離してしまいがちです。   「離れ」また「残心」の最後まで親指と中指くっつき、薬指、小指も緩めない、バラけないように注意しましょう。   また筆者の個人的主張ですが、重ねた中指と親指では、両指とも滑らし過ぎずることなく、中指が0.01秒でも先行して弓を捻り、親指根の押し(角見)が追随し、最後の押しの主導権は親指根の『角見』が取る感覚を推奨します。   生徒には、「弓を捻ると、親指と中指をひっつけて(くっつけて)いる部分や天紋筋辺りに、最初は痛みを感じますが、それを我慢して「残心」まで、①角見を効かし②弓手全体で押し切る感じを体得して下さい。 慣れてくれば痛みも気にならなくなります。痛くて親指と中指を離すと押し負けてきて、矢がちゃんと飛びませんよ。薬指、小指も緩めないで下さい。」程度に言っておいてはと思います。   また、指導者は握り皮がツルツルで滑りやすくなっていないかも確認して下さい。 握り皮がツルツルで滑りやすい状態なら、握り皮の交換か、筆粉を付けて滑り止めの処置をしてあげて下さい。 結構、初心者の方は、その当たり気づかずにおられます。     ①親指と中指の隙間を作らないこと②天紋筋と弓の左外竹側がほぼ「会」まで離れないこと③捻るとき安易に滑らすことは、初歩的に気をつけなければならない内容ですが、逆に指導者側も見逃しやすい初心者が起こす初歩的ミスでもあります。         にほんブログ村        

  • 16 Apr
    • 指導者が見逃しやすい初心者が起こす初歩的ミス⑤

      「大三」の「押す方向」の間違いは、妻手にも多いです。   「大三」を執ったとき、弓手は前上にありますから、その方向に押すことが必要です。   「弓手の手の内」は角見を効かせている分、やや的方向ですが、弓手の肩、肘は前上方向への「押し」「伸び」になります。   また、妻手は、「大三」での妻手肘方向が、妻手肩、肘を「押し」「伸ばす」方向になります。   このとき、「大三」の形を作る意識が強いと、カケ口で弦の力を受けて、妻手肘の張りがなく、妻手肘は下がり、妻手肘が抜けた形になります。   また三つカケなど妻手の甲を上に向けますが、捻りを手首で行うと同じ現象になります。   妻手肘と前腕の「捻り」「締め」で、妻手の甲を上に向けることがだいせつです。   また妻手を高く執ることの意識が強すぎると、妻手肩根は抜けて右の肩甲骨が、左の肩甲骨と平行にならず、身体の中心部分、肩、肩甲骨が、首に縮こまったように上に引きずられる形になります。   「大三」での両腕の押す方向(伸びる方向)は、各肘の方向です。   その「大三」から、矢線に伸びる力によって至った姿が、「会」と思います。   生徒に内容を説明することは、難しいことです。   指導者が「弦伝」や手で補助しながら、「矢みち、弦みち」を導いて上げたほうがよいかと思います。       にほんブログ村        

  • 15 Apr
    • 指導者が見逃しやすい初心者が起こす初歩的ミス④

      すごく初歩的なので書かないでおこうと思いましたが、あまりにも指導者も理解していない『初歩的ミス』ですので、記述することにしました。   「大三」は『矢は身体に対して平行』に執(と)り、「会」移行することです。   弓道教本第一巻『射法八節図解』の『引分け』の上から見た「矢みち弦みち」に記載されていることです。   「大三」で疲れてくると、弓手を身体の真横付近へ持ってくることは、記述したことがあると思います。   「大三」で『矢の狙い』が、的より後ろについている状態です。   そうすると「矢線に引く力」プラス「妻手を頬付けに近づける力」の働きが必要になります。   結果、妻手肘が一定に納まらない可能性が生まれてきます。   時折り、生徒は平行に「大三」を執っているのに、指導者が弓手を身体の真横付近へ持っていく姿をここ数ヶ月何度か見ました。   指導者自身が「大三」で矢が身体と平行にする意味を理解していないのでしょうか。   「大三」で弓手を身体の真横付近に持ってくると、①弓手の正しい位置fでの「大三」に使う筋肉が休んでしまい押しが効かない、②妻手肘を治めるのに無駄な力が必要となり、妻手肘の納まり処も不安定になる2点の悪癖を生み出します。   「大三」で弓手(押手)の位置を正しい位置に戻したとき、生徒は「大三って、こんなに疲れるものなの・・」と感じます。   しかし、後々のことを考えれば修正しておくべき内容です。   指導者も、もう一度、弓道教本第一巻『射法八節図解』の『引分け』の上から見た「矢みち弦みち」が記載されている意味を理解して、指導して頂きたいものです。   「大三」での弓手位置を身体の真横付近に持ってきたとき、妻手肘をを上げて身体に近づけ、身体との平行線を治す指導者もいます。   このとき、妻手肩及び肩甲骨が首方向に縮まった形まで行けば、アウトです。   両肩甲骨は、常に平行であること・・これは次回説明しますが、無駄な動きのない射には必要です。   また、これが的中率アップや”無心の行射”にも繋がることになると思います。       にほんブログ村        

  • 14 Apr
    • 三つの『澄まし』・・生徒には難しいが・・競技弓道はその第一歩目!

        弓を行射するにあたって『前の澄まし』『中の澄まし』『後の澄まし』というのを教わりました。   しかし学生には、その境地に辿り着くには難しいので、筆者は噛み砕いで指導実践していました。   『前の澄まし』 学生は大きな大会・・全国大会などになると前の夜ぐらいから「明日は大丈夫だろうか?」と不安な気持ちが湧いてきます。   「不安な気持ち」以外でも、いわゆる『気持ちが揺れ動く』ことはあって当然と思って下さい。   筆者は、全国大会など試合の前夜、時間を見計らって生徒の携帯に電話していました。   「寝られそうですか?・・今空を見上げて星を見てください。私も見上げて星を見ています。   今47都道府県から集まった生徒は、強い生徒も弱い生徒も、君と同じ気持ちと思います。   皆同じ不安な気持ちを持って過ごしています。   みんな不安だけど、その気持ちに気後れせず、ゆっくり眠ってください。」と語って生徒の気持ちを落ち着かせました。   『中の澄まし』 立ちに入り、本座の位置に座るといろいろ考えるものです。   自分の癖の注意点とか、落ち着こうとか、頑張ろうとかいろんな想いが湧いてきます。   筆者はそれらを忘れるため、生徒に音楽でも良いので、頭の中で一定のリズムを思い浮かべることで、気持ちを整えることを言っています。   また良い射のイメージを思い浮かべる、自分のMY道場で引くイメージを持つのも良いと思います。   そのイメージの持ち方は、それぞれ人によって違います。   筆者がいつも練習時にMY道場で生徒に言っている言葉は、「MY道場の練習は試合会場にいる気持ちで、試合会場ではMY道場で練習している気持ちで立ちに入って下さい。」とありきたりのことを言っています。   ありきたりのことですが、生徒の『無意識の油断』は止めにくいですが、対処法を体得してもらっておかなければ、試合で自分に負けることはありがちです。   日頃の練習で、試合会場でどんなイメージを持つことが自分に合っているか、それも見つけてもらうのも日頃の大切な練習の課題と思っています。   『後の澄まし』 結果が良いにしろ、悪いにしろ、生徒には「行射の後は明日の糧にして下さい。」と言っています。   今当たった、外れたという結果は、過去のこととして、最後まできちっとしたリズムを保って動くことを大切にしました。   行射のあと、気持ちを切り替えなければならない場面はたくさんあります。   しかし、無意識で気持ちが緩むことは止められない部分があります。   そこにスパイスを与えるのが、指導者でもあります。   大学時代、全国大会クラスで優勝した後、監督に電話すると「嬉しい誤算だな・・」と言われました。   一見冷たそうですが、その言葉で翌日も気の引き締まった試合ができて全国三位でした。   監督に感謝です。   筆者の前述の『3つの澄まし』は、本来の『澄まし』とはレベルが違うとも思います。   学生クラスには前述レベルの『澄まし』の体得のほうが、悟ったと自己満足に終わるような『澄まし』よりは、後日の糧になると思っています。   本当の『澄まし』が解り始まるのは、弓を引き続けて、いろんな壁に当たりつつ40年ぐらい経ってからかなとも思います。   学生の場合、指導者は「試合で練習どおり、いつもの射ができるか。」を模索したほうが良いと思います。   当てることにこだわる時期があっても良い・・競技弓道も『澄まし』の弓道を知る第一歩目と思います。           にほんブログ村

  • 13 Apr
    • 叶えたい夢・・40年弱の弓道指導人生で・・

      Windows95が出現してIT社会は、加速的に発展しました。 筆者自身、PCについては40年弱の実績はありますが、ネットワーク通信がこれ程発達するとは考えもしません。 その頃は、あるプロバイダーの”弓道”フォーラム(現在でいう掲示板ですね。)に参加していました。 すでに称号者であったので、ハンドル名”○○サン先生”だったでしょうか。     フォーラムでは、いろいろお騒がせしました。 同時に個人的に弓道のHPも作成していましたので、”□□先生と○○サン先生のHPを見て弓道を始めました!」などの投稿は嬉しかったですね。   また、地方大会で”もしかすると○○サン先生ですか?”とまったく知らない人から声を掛けられ、驚いたこともあります。     もうITやネットワーク網についていけなくなった年齢ですから、自分が自分で自分の夢を果たせなかったときに、誰かに役立たないかと思い、このブログに40年近い弓道指導の足跡を残すつもりで書き始めました。     高校野球でご存じの方もおられるかも知れませんが、徳島県立池田高校の野球部監督故蔦文也監督が目標でした。   山間の町の子供達に一度でいいから大海(甲子園)を見せてやりたかったんじゃ  蔦文也   筆者には、まだやり残したことがあります。   山合いの小さな弓道部で、インターハイ(高校総体)団体出場・・        叶えたい夢ですが、夢は夢として胸に仕舞っておきましょう。         にほんブログ村

      1
      テーマ:
  • 12 Apr
    • 指導者が見逃しやすい初心者が起こす初歩的ミス③

      第3位は、「会」で的後ろ(9時方向)に狙いの矢先が付くことでしょう。 筆者は、的枠内9時二黒狙いで、正鵠を射抜くなら許容範囲と考えています。 それ以上後ろを狙い始めると、「注意レベル、すなわち黄色信号が灯り初めたかな。」と見ています。   筆者は、昔から全日本選手権で優勝もしくは入賞された先生方の狙いを後ろから見ていました。 そのクラスの先生方は、共通して弓手が強く、まさに弓手・角見で押し切って離れが出て、残身でも弓手の止まる位置は常に一定位置に安定してピタッと止まるという感じでした。 離れも鋭さは、まさに「さすがだな・・」と感嘆するばかりでした。 その先生方の狙いは、全盛期は概ね一黒9時に狙いが付き、矢が放たれますと吸い込まれるように正鵠を射抜いていました。 さて初心者・中級者レベルですが、二黒9時までは許容範囲でそれ以上『後ろ狙い』になると「要注意:黄色信号点滅かな。」と考えて見ていました。 和弓の特性からいって、弓手の押しが効かない・角見が効かないと矢は前(3時方向)へ飛びます。 初心者・中級者は、射に慣れてきて矢数が掛かり過ぎると、弓手の押し・角見が効かなくなり、矢が前に飛ぶことよって、徐々に狙いが後ろに付きやすくなります。 前に飛べば飛ぶほど無意識で、後ろ狙いで離すようになります。 生徒自身は、その狙いの変化には気がつきにくいものです。 ひどくなると的枠9時から的2個分ほど後ろ狙いになってきます。 そうなると、野球で言う切れないシンカーのような前下へ失速するような矢飛びの履き矢が多く、急に後ろ(狙い通りの飛びです。)に飛んだりして射手も頭が混乱してしまいます。 それだけ弓手の押しも角見も休んでしまった筋肉の使い方になっています。 それからの修正では、時間が掛かると思わければならないでしょう。 ですから、的枠9時付近の後ろ狙いまでに早期治療を始めます。 週一回は確認していますが、見逃すケースもありました。 一旦、弓手や角見に休み癖がつきますと、週一の指導や週一のスポーツ教室などでは治るまでに余計な時間が掛かります。  狙いと違うところに飛んで当たっても、長期間の当たりは続かず、精々3ヶ月です。 また、試合や審査のイザという局面で矢所が定まりません。   指導者は、その点をわきまえて、どこに狙いがついて、どう飛んでいるかチェックを怠ってはならないと思います。       補足として、抱き的や背負い的にも同じような事象が起きますので、何が原因であるか、明確に把握しておくことが大事でしょう。 混合型もありますので要注意です。 同時に矢のしなりにも注意しなければなりません。 原因の多くが妻手先・指先に力が入り過ぎが多いです。 竹矢の場合、篦張りが弱いケース もありますのでご注意ください。 『後ろから見て、矢にしなりもなく、的中心(正鵠)に狙いが付き、真っ直ぐ飛んでいく。』 結構大事ですが、指導者が見逃しやすい重要点でもあります。 『後ろ狙い』で当たる。ご注意ください。

  • 11 Apr
    • 指導者が見逃しやすい初心者が起こす初歩的ミス②

      第2位は弓手肩根を抜いてしまうか、弓手肩が上がって弓手を突っ張ってしまうです。 概ね、上腕骨と肩甲骨の間の上腕三頭筋長頭が効いていません。 触ってみればわかるでしょう。 体の中心部・肩甲骨からの張り・伸びが弓手に伝わっていないかと思います。   弓道は、縦横十文字の中で、横線は身体の中心部分から両腕に伸びていくことが大事なことは、弓道指導者なら皆承知のことです。 また、和弓の特性から、矢は弓の右側に番え、弓手は、虎口で弓を受け拇根で的方向に捻り押していく。   いわゆる角見であります。   妻手は拇に弦を取懸け、右肘が誘導し、櫂の櫓のように動きで納まり、両肘の伸びの中で、弓手の角見が、銃身兼引き金(トリガー)の役目を果たすことも、弓道指導者なら皆承知のことです。   しかし、試合でも練習でも、当たらないときは当たらない・・   一番横線で狂いやすいのが、両肩・・特に弓手の肩根です。 解剖学的に見ても、肩の骨格構造は複雑で不安定なものです。 生徒に肩を下げるように指示しますと、大抵、後ろ下に肩根を抜いてしまいます。 また、手の内の形、特に上押しの形に気がとらわれると押し負けて同じように、後ろ下に肩根を抜いてしまうか、肩根を上げて突っ張った弓手になりやすいです。 左側の肩甲骨が右側に比べ、浮き出た状態でもあります。 「弓を引いたときの肩の状態」と「負荷がかからないときの肩の状態」とを見比べて、弓を引いたときに肩の出入り、上げ下げがあるようでしたら、弓力が強すぎるか、身体の筋力がまだ弓力に追いついていない、負けている可能性が高いと思います。 もともと三頭筋長頭が意識しにくく、速筋繊維系なのか、甲矢(一本目)が上手く引けても、乙矢(二本目)では後ろに抜けたり、つっぱり弓手になりやすく、長時間の持久力が保ちにくい筋肉と思っています。 また三角筋も前部が屈筋で後部が伸筋なので扱いが難しいです。   アドバイスとしては、『肩甲骨から肘の方向に伸びて下さい。自然と肩根が下がります。』ぐらいでしょうか。 あまり生徒にプレッシャーを与えるようなアドバイスは禁物です。 同時に、指導者の手で肩甲骨の位置を確認し、大体同じ位置にあるように導いてあげましょう。   筆者は『肩根の締まりが出来ていますよ。』『大草原に寝転んで、あくびと背伸びをするようにリラックスして身体を伸ばすことをイメージして下さい。』という言い方です。 ただし、筆者自身は、生徒の肩根のくぼみや肩甲骨の位置、動きを細かくチェックしています。   にほんブログ村

  • 10 Apr
    • 指導者が見逃しやすい初心者が起こす初歩的ミス①

      筆者がよく見てきた指導者が見逃しやすい初心者の悪癖の原因のベスト3を記述してみます。 ・・指導者は永年弓を引いているので、「生徒さんはこれぐらいわかっているだろう。」という先入観があります。   場合によっては、指導者も数ヶ月、ひどい場合は数年間、初歩的ミスに気が付かず、他のところを治してしては「上手く癖が治らない。」と悩む初歩的ミスです。 第1位は、カケの扱い方です。 ○ ギリ粉を十分に付けず、矢がスッポ抜けないかの恐怖心(無意識の恐怖心もあります。)から、人差し指・中指に力が入り、離れで無理やり妻手切ること ○ 矢がスッポ抜けないかの恐怖心から、堅帽子(拇)の方向が的の方向ではなく、脇正面の方向にして引いて離れが出なく、無理やり離しにいくこと 妻手手先の力を抜過ぎても、堅帽子は外を向きます。 ○ 矢を取り掛けるとき、筈の位置が浅過ぎたり、深過ぎたりすること 以上の3点がカケの扱いの初歩的ミスが多いです。 ギリ粉は滑り止めです。 手先の力を抜いても暴発させない役目があります。 ベターは、大三から離れまでの間、チッチッチッという音が途切れない引き方でしょうか。 ギリ粉の使用目的が理解できない初心者は、先輩の行う形だけ真似をして、実は堅帽子、中指の表面がツルツルだったりします。 暴発防止ののために、知らず知らず人差し指・中指に力が入ります。また握り込んでしまうケースもあります。 堅帽子が脇正面の方向を向く力が強いケースも、暴発への恐怖心が無意識で働くのでしょうか・・ いずれにしろ、小手先で引くことが癖になってしまいます。 拇根が外向きの力で引く、または妻手手先の力を抜過ぎても、手首は”くの字”に堅帽子は外を向き、前腕と控(1の腰)の間が空きます。 やはり、ゆったりと妻手拇を的方向に向ける力は維持することは大切です。     取り掛けるとき、浅過ぎても、深過ぎても矢こぼれが多いです。 和弓の弓の右側に矢を番えることとカケと筈の構造からいって、浅い取懸けですと弓手拇根から矢が落ちやすいですし、深い取懸けですとカケで矢の筈を押してしまいやすいです。 ちゃんと妻手は人差し指を矢に添えて、堅帽子を的の方向に向ける感じで手先の力を抜き、肘で引く。 このことは、初心者は理解しているようで理解してないケースが多いです。 そこは、手を添えて上げたり、手で方向や力加減の感覚を補助して上げることが必要と思います。 中には、高校が屋外道場の場合、暑くなるとギリ粉でベトベトするからと、付けるのを止めてしまい、射がひどくなったが、本人はギリ粉の未使用が悪癖の原因であるという自覚がないということもありました。 にほんブログ村

  • 09 Apr
    • 37年前・・母校のコーチと市協会の講師を始める

      大学を卒業した年、地元に帰っての就職、弓道を続けていました。 当時は、母校は新鋭校・・市の協会は発足したばかりでした。 市協会も300名ほどの会員在籍でしたが、称号者は1名だけでした。 筆者は大学卒業時、四段・・翌年五段でありましたが、平日は、仕事が終わった後に母校指導、土日は母校の試合を見に行くか、発足して間もない市のスポーツ教室の講師をしていました。 愛読書は、小笠原清信先生・白石暁先生共著の『詳説 弓道』です。 大学の先輩・後輩に白石先生の教え子が多かったので、白石流の弓を教えてもらい、書籍も大学時代から『写真と図解による弓道』や『詳説 弓道』を愛読していました。 白石先生の次男さんや娘さんも大学の後輩、大学卒業後も京都大会で白石先生とも親交がありました。 現代の全弓連出版の『月刊 弓道』内で心理学・解剖学・生理学・栄養学の記事が掲載されるようになりましたが、『写真と図解による弓道』や『詳説 弓道』は、その初期版と言えるでしょう。 物理学においては、家で弓を改造し、いろいろ実験していた記憶があります。 20年ほど前、大学卒業当時に指導していた後輩達から「稚慶さんは、僕達が現役の頃、何か難しいことを言って意味がわからなかったですが、言われるとおりすると当たりましたね。」と言われました。 5・6年ほど母校の非公認コーチで、毎晩教えに行っていましたが、皆そんな言い方をします。 難しい言葉を使っていたのでしょう。 未熟な指導で後輩たちに戸惑わせることも言っていたのだろうと大変反省しています。 しかし、結果的にインターハイや国体に行ったのですから許してください。 白石暁先生は、東京大学工学部出身の『生涯一教諭』を貫き、弓道の科学的研究をされてました。 その白石先生から『高校生などキューと両肘を捻って大きく引いてきて、胸の真ん中で割る。それぐらいの説明でいいだよ。それ以上、難しく考え込ませるようなアドバイスじゃだめだよ。』と話されてことを記憶しています。 「あんなに細かく計算されて書籍を出版されていて、数多くの実績も上げられているのに・・ 『指導する』とはそうなのか・・」とも思いました。 それから、筆者も『指導者は細かく物事を探求し、生徒には簡単なアドバイス』を心掛けるようになりました。 しかし、『要点を単適にアドバイスする方法』を体得するには、試行錯誤の毎日です。 縁あって、34年前山奥の小さな弓道部の部活動指導員(旧:外部指導員)をさせて頂くチャンスがあり実践してみました。 指導者の当たり前は、生徒の当たり前ではありません。 否めるなら、指導者側の眼識不足にあると、いつも反省しています。 『指導も10年で半人前・・一人前になるには20年はかかるかな・・?』 今振り返れば、そんな想いです。   にほんブログ村

      テーマ:
  • 08 Apr
    • 休息の取り方・・これも弓道上達のコツ

      学校弓道の中では、すでに取り入られていますが、休息日が大切です。一週間に1日でしょうか。やはり、緊張感のあとのリラックスした時間・・筋肉を休息させる時間というものは大切です。新入生が入れば、筋トレを行うと思いますが、筆者は最高週2回以内としていました。筋肉は、部位・部分によって回復時間が違います。毎日筋肉に負荷を掛け続けると、逆に疲労蓄積だけに終わってしまいます。また部位・部分によって、回復期が違うからと細かいメニューを考えるなら、それなりのトレーナーが必要ですし、高校や教室弓道の場合、その必要性もありません。これはあくまで筆者の考え方ですが、週2回最大筋力の60%~80%で静的負荷を30秒8セットを休みを入れ3回ぐらいで良いかと思います。筋力維持なら、60%の負荷、弓を引く自体も筋力増加・維持になりますので、指導者は生徒に無理がかからないよう注意すべきと思います。気をつけないといけないのが、高校など生徒自身が弓が面白くなり、休息日もなく自主練習してしまいます。そのとき、指導者はちゃんと休息日を取るよう、そのほうが精神、肉体もリフレッシュし、弓も上達しやすいことを伝えてあげることです。心身のリフレッシュを含め、1週間をリズムよく過ごす・・これも弓道に大切なことを指導者は日頃から認識しておくべきと思います。にほんブログ村

  • 07 Apr
    • 指導者の考え方・・癖の完治・治癒・寛解

      生徒には、個々の骨格、筋肉の付き方・使い方、考え方などから、癖が出てきます。全く癖がないという教本そのままの引き方の人を探すほうが難しいでしょう。(筆者が知る限り、40数年の弓道人生でひとりだけです。)多くの指導者は、その癖を矯正しようとします。筆者も、その癖が『行射に悪影響を及ぼすもの』と見なしたら、矯正、是正していました。悪影響を及ぼさないものは、『個性』と割り切っていました。『悪影響を及ぼす癖』について、筆者は完治は難しいと考えています。脳のどこかで、反射運動的な部分もありますので、『完治』に至ることに固執しません。また、『治癒』・・即ち、癖の出現率の低下も気にしません。イザと言うときには、『その癖』は出てくる確率が高いと考えていました。筆者は、『寛解程度で良し』としていました。簡単に言えば、「癖が治ってきたな・・」程度で良しということです。むしろ、『その癖』が出てきたとき、カバーするアドバイスを考えていました。仮に、離れのとき弓手を振り上げる癖がある。往々にして、弓手特に弓手肩の押しが効いていないか、本来の狙いより下を狙っているケースが多かったと記憶します。その時、指導者は「弓手を振り上げるな。」と注意することが多いと思います。筆者なら、むしろ「肩根の締めを感じながら、籐半分、狙いを上げなさい。」でしょうか。「弓手の振り上げ」という言葉は使いません。「弓手の振り上げ」は、力の働きから来た『無意識の結果の現象』であり、『本質』でないからです。修正により、数日後、上に飛ぶようでしたら、「筈を半分上に上げてください。」ぐらいでした。 狙いを上げるときは上腕三頭筋長頭が効きやすくなりますが、狙いを下げよと指示すると同筋肉に手加減を加えてしまいますので、筈位置で調整します。 その当たりも知識と経験を持って伝えなければならないと思います。指導者は、目で観えた『現象』を修正に追われるのではなく、どこからその癖が出るのか、その『本質』を探ることが大切と考えます。にほんブログ村

  • 06 Apr
    • 軽く奥歯を噛む・・見逃しやすい重要ポイント

      筆者が行射や体配で重視するのは、『縦横十文字の矩規』でありますが、見逃しやすいのが、『軽く奥歯を噛む』ということです。大抵の指導者は、他愛もないこととと考えますが、筆者は重要なポイントと考えています。奥歯を軽く噛みしめることにより、顎も引きやすく、頂頭部(頂丹田と近似位置)も上へ伸びやすい。上丹田の位置も確認しやすい。脊柱起立筋も伸び、中丹田、臍下丹田、底丹田の意識もしやすく、縦線の伸びを作りやすいと考えます。http://ameblo.jp/xenos0222/entry-12250330773.html野球では王貞治選手が代表的だったですが、彼の奥歯はガタガタであったと聞きます。バットスイングでボールをインパクトした瞬間、バットには1トンの負荷がかかり、それを跳ね返しホームランを打つとき、自然に奥歯を噛み締めていたらしいです。弓道の場合、精々12kg~25kgの弓力が両手に徐々に掛かってきますが、口をあけた状態、奥歯に噛み締めが入っていない状態だと、弓は小手先引き、腕力に頼った引き方となり、肩の出入りが出てきます。また大三から会まで弓力の負荷が徐々に強く掛かってくると、顎が余計に浮いてきたりします。物見をちゃんとして、軽く奥歯を噛み締めて、『的を眼で追うこと』をせず、半眼の上の方に的らしきものが見える程度であれば、強い弓でも無理なく『会』に入れます。弓道の『狙い』は、アーチェリーのようにピンポイントで『(的を)狙い見る』ものではありません。大三から矢線上に伸びていると、自然と会に入り、自然と弓の左側に半月に的が見える程度です。(物見が浅かったり深かったり変則的な首の方や左目効きの方は違いますので、それなりの工夫が必要ですが・・)また、ちゃんと軽く奥歯を噛んで物見し、縦横十文字が崩れなければ、肩の出入りも少なくなり、『両肩根の締め』もしやすくなります。 『軽く奥歯を噛む』・・結構見逃しやすいことですが、重要なポイントと考えます。にほんブログ村

  • 05 Apr
    • 他人(他校)を真似ても比較はしない!指導者は自分の考え方を強要しない!

      筆者自身もそうだが、生徒にも言っていたことがある。『他人(他校)を真似ても比較はしない!』ことを言っていました。もちろん、真似るのは他人(他校)の良いところですが、比較してしまうと劣等感・コンプレックスを持ってしまいます。それよりは、『良いことは素直に吸収し、悪いことは真似しない。』気持ちであるほうが、シンプル且つ素直に成長すると考えているからです。生徒にとって『良い真似』か、『悪い真似』かは、ある程度、指導者が見守ってあげましょう。筆者は、自分の指導、注意点の是正についても、生徒に『3日続けてやってだめ(違和感がある)なら、元に戻して下さい。』と言っていました。筆者は、週一の指導ですから、注意点の是正による副作用が見れるのは、一週間後です。元々、筆者の考え方は『直しても直らなかったら、元に戻して違う方策を考える。』です。生徒自身が無理だなと思ったら、是正の指導内容を続けるのではなく、元に戻してもらっていたほうが次に指導の仕方を変えやすいので、そう言っていました。生直、是正の副作用がどんどん進行するよりは、次に進みやすいのです。指導者は”神”でもありませんし、伝え方と受け取り方は人それぞれ違い、ニアミスする恐れもあります。基本の『矢にしなりもなく、的を狙って、きれいに離れれば真っ直ぐ飛んでいく。』以外は、注意点の是正手段は押し付けませんでした。そのこと(指導者の考え方を強要しないこと)は、生徒に伸び伸びと楽しんで弓を引いてもらうコツでもあると思います。生徒の体型・考え方・癖を配慮しての指導法・・指導者に求められるべきものであり、上手く是正させることが、指導者の手腕でもあると思います。にほんブログ村

  • 04 Apr
    • 弓道界の課題点・・今日の一言

      弓道を40数年やっていて思うのが、学生から社会人になったときの脱退率です。 高校は、私が弓道同好会の3回生、7人ぐらいの先輩しかいませんでした。 40数年も経つと、600~700名の部員を輩出した弓道部になっていました。 戦績もサイクルはありますが、大学で有名と言われた選手を輩出したり、昨年、卒業生や途中退部した全OB・OG会を行いました。 それとなく、いつも顔を出していましたので、「稚慶さん、覚えていますか?」と数名に声を掛けられましたが、逆に覚えていてくれていたのかと驚きました。 しかし、現役で弓を引いているのは、10人を切ります。 弓道の課題は、学生弓道と一般弓道とのギャップでしょうか。   弓道は、健康増進したい人、試合で活躍したい人、また『無発の発』を極めたい人、さまざまな広がりを見せています。 そもそも、弓道が教育要領にあるのも、ねんりんピックがあるのも、年齢を越えて「弓即人生」「弓即生活」と『人生の中で弓道を通じて生活の張り合いであったり、いつまで勉強の場であったりします。またリフレッシュの場であったり・・』と思います。 筆者の考え方は、当てることにこだわる時期もあっても良い。しかし、それも虚しくなり、人とは、倫理感とは・・身をもって”至誠礼節の道”を探求する場であると思います。 その当たり、弓道教本第一巻を読み尽くしても尽くしきれない部分がまだまだあります。 筆者が称号を拝受頂いた平成二年、合格発表の後、広島の故大野博孝先生にひどく怒られました。 一週間後、大野先生は私の母校に講師で来られた。 筆者は知らなかったが、大野先生は「来週、彼に会う。」ということをご存知のようで、合格発表のあと叱咤されたのだと思います。 30年近く経ちますが、大野先生の叱咤されたお顔と翌週に「君、覚えているよ。」とニコッと笑われた笑顔は、昨日の如く目の前に浮かんできます。 先生の弓道教本第一巻は、読みに読んで三倍ぐらいに膨れ上がっていました。 筆者は、今4冊目の弓道教本第一巻を手にしています。 筆者は、教本に書きまくるし、間違った考えのところは黒で塗りつぶしてしまうからです。 一番スムーズに続けていく人数が多い高校は、学生のOB・OG会活動が活発な学校ですね。   いずれにせよ、学生弓道からスムーズに社会人弓道への移行・・筆者が願うところです。   難しい問題でもあります。    にほんブログ村

      テーマ:
  • 03 Apr
    • 体配について

      弓道には『行射』と両輪として『体配』があります。 体配は、別個の型の決まりではなく、両者がマッチすることにより、両者が栄えてきます。 体配も難しく教えるのではなく、呼吸(息合い)を使いつつ、縦横十文字と両肘を伸ばした中での形・動作です。 基本は『執り弓』の姿勢になるでしょう。 また、物見以外は『会』と同じ力の方向と思います。 生徒には、あまり難しく言っても戸惑うばかりですから『吸う吐くの息合いを使いながら、縦横十文字と両肘を伸ばした形や動作が崩れないようしましょう。』ぐらいで留めておきました。 細かい作法についての修正箇所は、「ゆっくり~」を必ずつけていました。 どうしても、高校生や慌てやすい人は、『呼吸を伴った形や動作』というのを忘れてしまいます。 停止した体であっても、呼吸に合わせて、縦横に伸びています。 その感覚やリズムを覚えてもらうことが、行射を活かすことにもなると思います。 にほんブログ村

プロフィール

xenos0222

自己紹介:
弓道歴42年 弓道称号歴27年 弓道指導歴37年 (選手としての戦績) 全国大会クラス優...

続きを見る >

読者になる

AD

このブログの読者

読者数: 0

読者になる

ランキング

総合ランキング
224568 位
総合月間
246587 位
スポーツ
3229 位
部活・サークル
794 位

ランキングトップへ

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。