民主、国民新両党による菅連立内閣が8日夜、発足する。内閣の要の官房長官に就く仙谷由人氏が同日午後、17人の閣僚名簿を発表。新任は6人で、このうち財務、農林水産両相には、野田佳彦、山田正彦各副大臣が昇格した。民主党の玄葉光一郎政調会長が入閣し、公務員制度改革や少子化対策などを担当する。一方、国会開会中であることを考慮して、岡田克也外相ら鳩山内閣の閣僚11人を再任する。代表選で菅氏を支持し、小沢一郎前幹事長に距離を置く有力議員の起用が目立ち、「脱小沢」色の強い布陣となっている。
 菅直人新首相は8日午後、首相官邸で国民新党の亀井静香代表と会談し、同党が重視する郵政改革法案について速やかな成立を期すことで一致し、連立樹立を確認した。
 菅氏は夕方に記者会見し、政権運営の基本方針などを説明する。その後、皇居での首相任命式に臨み、第94代、61人目の首相に正式に就任。閣僚の認証式を経て、同日中に新内閣が発足する運びだ。
 菅氏の所信表明演説は11日に、これに対する各党代表質問は14日から行う方向だ。
 組閣に先立ち、菅氏は8日午前、民主党の役員会に出席。「当面の問題は、国会対応と同時に、この後に控えた参院選にいかに勝ち抜くか。参院選対本部の本部長として、先頭に立って走り抜きたい」と述べ、参院選に全力を挙げる決意を強調した。
 玄葉氏が党政調会長兼務で入閣するのは、政府と民主党が連絡を密にし、「政策一元化」の方針を担保するため。仕分け人として事業仕分けに取り組んだ蓮舫参院議員は行政刷新担当相に、菅氏側近の荒井聡氏は経済財政、消費者行政の担当兼務で国家戦略相にそれぞれ就く。菅氏は4日に衆参両院で首相に指名されたが、閣僚などの人選を慎重に進めるため、組閣を先送りしていた。この間、同日午前に総辞職した鳩山内閣が5日にわたり、職務を執行していた。 

【関連ニュース】
【特集】迷走!普天間移設~鳩山首相が退陣~
鳩山首相が漏らしていた「辞意」
〔写真ニュース〕野党、小沢氏招致で一致
〔写真特集〕鳩山首相、苦悩の1カ月
首相補佐官に阿久津、寺田氏=逢坂、小川氏は再任

債務残高、10年後縮減=概算要求基準復活を示唆―野田財務相(時事通信)
会期延長、民主で慎重論広がる=国民新「郵政先送りなら離脱も」(時事通信)
喫煙する父を持つ娘の85%が「吸わないで」(医療介護CBニュース)
<掘り出しニュース>「瓶ビールの記憶」 戦前からの80点、ポスターなども 日光の酒店(毎日新聞)
荒井戦略相 コミック、CDなどの領収書 事務所費問題(毎日新聞)
AD