また間が開いてしまいましたが、2009~2010をまたぐお仕事10連勤も無事に終わり、今日は自分にご褒美のランチ。
ホテルの中華ばかり書いてきました。でも、秘かに通っていたお店がありました。
ホテルの高級店もココで食べたら霞んでしまう。、本当に書きたかったのは、こちらのお店。
『老四川 飄香』さんです。
ランチメニューは2種類と、デザート4種類。それにに名様からのランチコース2種類のみ。
2009年末から、2010年にかけて、12月23日・26日、そして本日1月7日、3回伺い、ランチメニュー2種類、デザート3種類を食べましたので、書かせていただきます。
ランチセットメニューは、前菜3種・メイン・ご飯・スープで1000円。
それでは、前菜3種を日にち別にご紹介。
12月23日
・真かつおの中華風ソース
・蒸し鶏のピリ辛ソース
・四川ピクルス
26日
・冬瓜の干し海老煮
・蒸し鶏の四川ソース
・四川ピクルス
本日、1月7日
・ピータン豆腐
・蒸し鶏のマスタードソース
・四川ピクルス
メインの前に感動してしまう美味しさ。
この中で、一番美味しかったのが冬瓜の干し海老煮。
柔らかく煮込まれた冬瓜に、干し海老の香り、うま味が見事に調合され、フワッとした香り、ジュワッと溢れる旨味が口の中に広がります。
蒸し鶏の蒸し加減は本当に絶妙。ピリ辛、マスタードのソースも素晴らしいです。
そして、メイン。
アオリイカとせりのピリ辛四川家庭風炒め
イカの素材の良さが素晴らしいのはもちろんなのですが…
セリの香りのよさ。その香りとイカが調味料と合わさって生まれる美味しい化学変化。
いくつもの香りが深く混じり合い、鼻と舌を包み込んでくれます。
大根と豚バラ肉の煮込み四川風漬物風味
これは鉄板の美味しさ。
家庭料理風でもありながら、プロの工夫がバッチリされています。
高菜のようなピリ辛の四川風漬物の風味や、トウガラシの辛さが素晴らしいです。
トッロットロの柔らかい豚バラ肉と甘い大根。
これはご飯が進みます。
そしてデザート。
飄香杏仁豆腐
2種類の杏の核を使用しています。口当たりが本当に滑らか。プルプルともトロトロとも違う、優しく甘い、今まで食べたことのない杏仁豆腐。
楊貴妃が命じて作らせたと言われる桂花陳酒。
そんな美酒を使用した桂花陳酒の香りの白きくらげコンポートといちじくのグラニテ
上がグラニテ、下がきくらげ…
デザートに白きくらげ…でもこの食感は、どんなゼリーにも真似できない。
絶妙で奇抜なアイディアの組み合わせ。
紫芋のプリンココナッツソース 黒米添え
プリンは美味しい。黒豆は歯ごたえと風味が強いから…自分はプリンだけの方が好きです。
王道であり、家庭料理のような暖かく、心がほっこりするようなアットホームな感覚すら覚えるお店。
アイディアの宝庫、そして何よりもおいっしく1000円で頂けます。
まさに化学変化。
素晴らしき、中華の世界を堪能してください