社会派ブロガーちきりんさんのブログをみていたら
「退職挨拶メール」を共有しよう!というエントリがありました。
そもそも1999年に結婚で退職した私にとっては「退職挨拶メール」って何?
ってかんじなのですが、今は、メールやブログで退職の挨拶をする人たちもいる、、
ってことなんですよね。
ちきりんさんのブログをみるとIT業界や大手企業が多いように感じますが。。
私が退職した理由は「結婚で住んでいる場所を離れる」ということだったこともあり、
職場では簡単な挨拶を退職する日に各課を回ってしたくらいでした。
それに今更いうのもなんだし恥ずかしいのですが、その職をずーっと続けたかったという
ものではなかったし、仕事に対しての未練もまったくなかった、ということがあります。
ぶっちゃけ、ただの私立大学の一職員(一コマ)という立場よりも、
見知らぬ土地(田舎)でダンナさまと共に自分たちの生き方を築いていく、、
ということを選択したのです。
私たちが結婚をする時に作った挨拶状があったので
退職挨拶メールのかわりに貼り付けてみます。
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私たち結婚します
拝啓
春を前に、厳しい寒さが続いています。
日ごろ、ごぶさたしていますが、この春、私たちが結婚することを、ご報告させていただきます。山の上モモと町の中ナナ(旧姓)はインターネットをとおして知り合い、京都と埼玉という遠距離ながら、距離を超えたメディアによって結ばれ、じゅうぶんお互いの意志を確かめ合い、共に人生を築いていくことにいたしました。毎日のように電子メールをやりとりし、将来のことを話し合い、月にいちどは行き来し、楽しく過ごしてきました。
ナナは三月いっぱいで現在の仕事を退職し、四月からはモモが現在住んでいる、京都府相楽郡南山城村童仙房という標高五〇〇メートルの山の上の集落でいっしょに暮らしていきます。春には山菜、夏には満天の星のごときホタル、秋には松茸にアケビに落ち葉のじゅうたん、冬には枯れ木に真っ赤な寒椿。水はおいしい井戸水がふんだんにわき出ます。このような豊かな自然の中で、優しい地元の人たちとともに、生活していきたいと思います。モモが三年続けてきたハーブ園も、これからも仲間といっしょに、そしてふたりで力を合わせて仲良く栽培していこうと思っています。
お金を追い求める生き方よりも、自然や人とのつながりを大切にして、幸せを築いていきたいと思います。田舎での暮らしは、都会での暮らしよりもお金もかからず、仕事も農家の手伝いやコンピュータの仕事をはじめいそがしいほどあり、その中で自分たちができることで、のんびりと自分たちらしく生計をたてていこうと考えています。
現在の経済危機は世界を揺るがすほど深刻なものであり、また、資本主義そのもの、行き詰まりを見せ始めています。そして、私たちはかつてないほど贅沢をきわめ、それとひきかえに、恐ろしいスピードで環境を破壊しています。そのほか、背筋の凍り付くような事件がつぎつぎと起こっています。
このような時代にあって、私たちは、未来を決して悲観することなく、明るく強く生きていきたいと願っています。
そのためには、しっかり未来を見すえ、時代の推移を見きわめ、自分たちの幸せとともに、わずかな力でも社会に貢献できるような生き方をつくり上げていきたいです。
このような決意のもとに、結婚にさいし、結納、挙式、披露宴等、すべて辞退し、できるだけ質素な形をとらせていただきます。お祝いについても、堅く辞退させていただきます。
たいへん失礼に感じられることと存じますが、私たちの思いをくみ取り、ご理解いただけますと幸いです。どうぞ、今後とも、よろしくお願いいたします。なお、お近くにお越しの際は、ぜひお寄りくださいませ。まだまだ寒い日がつづくと思いますが、くれぐれもお体にはお気をつけ下さい。
敬具
一九九九年吉日
山の上モモ・町の中ナナ
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私たちは結婚式はあげていません。その代わり親戚だけ集まっての会費制の食事会を私の出身地で行いました。そしてお土産には自分たちで作ったハーブティと童仙房のお茶と知人が作っていた竹炭を持って帰ってもらいました。
こうやって振り返ってみると田舎の状況は激変しましたが、結婚して12年が過ぎた今でも自分たちの生き方のシンになる部分はぶれていないように思います。


