フリーダム文苑

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お久しぶりです! 最近放置気味で申し訳ありません!
久々に晋に仕えた江南人士ネタ(なんだそれ)やるので許してください……w


晋書、文苑列伝に張翰という人物が載っています。「文苑」とは「文学者の世界」という意味らしいので「文苑列伝」は「文学者の列伝を集めてみた」という意味なのでしょうね。
この張翰さんがとてもフリーダムだということで今私の中で株が急上昇しています。魏の阮籍に例えられるほどフリーダムな人物だそうです。
列伝が短いので全訳しちゃいますね。



張翰字季鷹,吳郡吳人也。父儼,吳大鴻臚。翰有清才,善屬文,而縱任不拘,時人號為「江東步兵」。會稽賀循赴命入洛,經吳閶門,於船中彈琴。翰初不相識,乃就循言譚,便大相欽悅。問循,知其入洛,翰曰:「吾亦有事北京。」便同載即去,而不告家人。



張翰、字は季鷹、呉郡呉の人である。父の張儼大鴻臚であった。
張儼は字を子節といい、266年にへ派遣された際の帰路で病死した。

張翰には才があり、善い文章を書いたのだが、自由気ままで何事にもとらわれず、当時の人々は「江東の歩兵」と呼んだ。

将棋の駒の歩兵ではなく、その気ままさが阮籍に例えられた。「歩兵」は阮籍歩兵校尉の職に酒目当てで就いたことより。



会稽賀循が命じられて入洛するとき、呉の閶門を通って、船中で琴を演奏していた。

賀循の武将賀斉の曾孫。ちなみに賀循を上疏したのは我らが陸機さん。賀循の字は彦先なので、顧栄と同じ。

張翰と最初は知り合いではなかったのだが、賀循と会話するうちに、意気投合した。
賀循に船の行き先を質問したところ、この船は洛陽に行くことを知り、張翰「俺も都に用事あるんだわー」と言って、一緒に洛陽へ行った。家族には告げずに突発的に行ってしまった。

息子がいつの間にか消えていて「あー母さん俺俺、季鷹だよー。洛陽なう☆」と手紙を送られた家族の気持ちを答えよ。




齊王冏辟為大司馬東曹掾。冏時執權,翰謂同郡顧榮曰:「天下紛紛,禍難未已。夫有四海之名者,求退良難。吾本山林間人,無望於時。子善以明防前,以智慮後。」榮執其手,愴然曰:「吾亦與子採南山蕨,飲三江水耳。」翰因見秋風起,乃思吳中菰菜、蓴羹、鱸魚膾,曰:「人生貴得適志,何能羈宦數千里以要名爵乎!」遂命駕而歸。著首丘賦,文多不載。俄而冏敗,人皆謂之見機。然府以其輒去,除吏名。



斉王司馬冏に召されて大司馬東曹掾となった。司馬冏に執権がある時代、張翰は同郡出身の顧栄「天下は入り乱れていて、災いは避けがたいだろうな。だから全国の名士は、江東へ避難した方がいいと思うんだ。俺は元から田舎出身だから、この時代に於いて望むものはない。君はこれから先のことも考えられるし、後の賢い分別もできるだろう」と言われた。

そして顧栄は手を取って、哀しみに心を痛めて「私はまた、君と南山の蕨を採って、三江の水を一緒に飲みたいだけなんだ(一緒に江東へ帰ろう)


張翰は秋風が吹くのを見て、吳中の菰菜(野草)が入った蓴羹(汁物)、鱸魚膾(魚の入った汁物)が飲みたいと思い、

「人生は自分の思い通りにならなきゃダメだ、どうしてこんな地元から数千里離れた場所で名をあげて爵位をもらわなきゃならないんだよー!」と言い、ついに馬車に乗って帰った。

顧栄より先に帰った

首丘の賦を著したが、文は多く載せなかった。すぐに司馬冏は失脚して、人は皆張翰「機会を見る目があるな」と言った。そして役所からすぐに去り、官吏としては除名された。




翰任心自適,不求當世。或謂之曰:「卿乃可縱適一時,獨不為身後名邪?」答曰:「使我有身後名,不如即時一杯酒。」時人貴其曠達。性至孝,遭母憂,哀毀過禮。年五十七卒。其文筆數十篇行於世。



張翰は心の赴くままに生きて、富や出世を求めなかった。「あなたはその一時の快楽に従って生きている、後世に名を残そうとは思わないのか?」とある者が言ったのだが、「後世に名を知られることなんて、一杯の酒には敵わないじゃないか」当時の人々はその広い度量に尊敬した。

この上ない孝行者でありな性格であり、母が亡くなった時に、哀しみのあまりやせ細った。57歳で死去した。

その文章は今でも数十編残っている。




張翰さんの人生を要約すると、


なんとなく賀循にくっついて洛陽に行く

顧栄に「一緒に江東へ帰ろう!」と誘われて顧栄より先に帰る

東晋で自由気ままに生きる


という自由な人生を送っています。ここまでフリーダムだともうクールですよね!憧れます!

私もこんなに自由な生活をしたいのですが、自分がこれやったらただの社会不適合者でした……。


江南人士って思わぬところで繋がっているので……これだからやめられない。

久々に漢文訳するの楽しかったです。あと今回の(も)テキストが毒々しい色合いになっていますね。配色センス皆無か!

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三国志のムックを買った。

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発売日を間違えて買った本を読みました。いやー、一カ月近く違いましたねぇ……。まさか7月にもうすでに出版されていただなんて驚きですね。

ちなみに三国志のムック本なので、このブログで紹介しようと思います。




嗜好策呉-130814_214501.jpg


ええ、パラ読みしたら周瑜のイラストが素敵だったので、つい……というか私がこういう本を買うときは大抵孫策か周瑜の絵が素敵だという理由な気がするのですよね。

断金が!断金が好きなんです!!


あとお気に入りのイラストレーターさんが挿絵を描いているとつい買ってしまうのですよねー。その方は歴史系の挿絵を描いてらっしゃるのですが、とても可愛らしい絵を描きなさるのです……一目惚れしました。




というわけでかるーく内容に入ろうと思います!

まずは軽い年表がイラストと共についてきます。石亭の戦いについてがなくて悲しかったのですが(そりゃないだろう…)有名な戦とそれに関連する武将のイラストがついてくるのですがね……周瑜さんがですね!!!!(もう言いたいことはだいたい伝えた感がある)

それと戦場の図解もついてきましたねぇ……官渡の戦いの舞台を上から見下ろしたことが三國無双のマップ以外でなかったので新しいものを発見できたような気がします。



あと三国志10番勝負、というのですか……「劉備と曹操、どっちが理想の君主か?」とかそういう感じのテーマを設定して、独自考察をして優劣を決定する企画というもののようです。呉の人物の対決が少ないのが少々不満ですが、面白かったと思います。呉は勝負の回数自体は少ないのですがしっかりと役割を果たしてくれました!甘寧と陸遜はやってくれました(・∀・)ゞ


途中で挟まれるガールズトーク?にも呉の話がいっぱい出てきていてとても嬉しかったです!

戦国武将と三国武将の対比にも呉の孫策とか周瑜とかいっぱい出てきました……呉が出てきて嬉しいしかさっきから言ってないような気がしますけれど、でも呉がいっぱい出てきて嬉しかったんです。




さっきから呉の話ばかりしているので呉以外の話を。三国時代の城下町を再現したマップや戦に用いられた兵器の図解をしているのですよね。

あと三国志関連の史跡の写真が載っていたりします。こういうの見ると自分も三国時代に来たように感じますよねぇ……史跡の大半は改修されまくってるので当時のままというわけでもないのですけれどもね。



全体的に曹操さまを推して参ってる気がします。曹操さま乱世の奸雄ですからね。そりゃメインにもなりますよね。

昨今の三国志系書籍はだいたいメインが曹操さまな気がする……とツッコみたいのですが、私は昨今の書籍しか読んだことがないのでどうにも言えません。みんな曹操さまが好きなのですね。私も大好きです。



全体的に軽めのノリでテンションが高かったので、終始硬派な記事が読みたい!!という方は別の本がおすすめかと。

私は楽しめました!




ところでこういった本は誰がどうやって企画するのでしょうねぇ……出版社定期的に三国志の本出してますけどそんなに好評なのでしょうか……。

そりゃ買いますけど、そんなに需要ってあるのですね。私もどこか歴史を扱う出版社に入社したら三国志の企画とかできるのでしょうかw

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北伐開始?

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プロデューサー巻きどうおもう? ブログネタ:プロデューサー巻きどうおもう? 参加中



他人がやる分には別にかまいませんが、自分はやりません。絶対黒歴史ファッションになるわ……流行ってよくわからない。



さてさて、先日長崎に旅行将棋の大会に行ってきました! 長崎暑かった! さすが九州! 8年北海道、4年岩手に住んでいる私にとってはもう……死ぬほど暑かったです。あれが夏の九州のデフォルトの暑さなのかと思うと頭が夏場だけ下がります。冬場はこんなあったかいところに住みやがって!!くらいのことは思ってます。

そんなこと言うと「九州だって冬場は寒いぞ!」と反論されるかもしれませんが、気象情報のサイトを見てみたら冬場の平均気温が羨むくらい高かったし真冬日とか殆どなさそうなので私の中ではあたたかいで決定です。


大会も楽しかったし、お土産のカステラがとてつもない好評でした。さすが九州……というか長崎、カステラにザラメ入ってる……!!

しかし肝心の観光はしていないのですよね。中華街行きたかったなぁ。

「かんこう」って「関興」とか「桓公」って一発変換されません?前者は虞phoneが、後者はPCが一発変換してくれました。頼もしい。


長崎って鄭成功の出身地でしたっけ……たしか平戸市ですよね。鄭成功、明没後に台湾に移り鄭氏台湾の礎を築いた国姓爺、くらいしか私にはわからないのですが……。

いつも世界史の授業中に鄭成功を当てさせる問題が出てくると私に指名がくるのですよね。とあるクイズ番組を見ている最中でも家族で鄭成功の問題がわかるのは私だけだった……なんかいつも鄭成功を答えてる気がします。




と、相も変わらず中国史な輩なのですが、このたび別の地域の歴史の本を借りてきました!





嗜好策呉



ロシア史の本です(どどーん)

六朝征服を目指していたのですが、心機一転北伐をしようと思いまして!←

ロシア史面白いですね!イヴァン4世が気になって調べ始めたのですが、ついに本まで借りてきてしまいました。もう半分くらい読んでしまいましたよー。

まさかこんなに六朝以外の歴史にハマるとは……はやくモスクワ大公国関連の部分が読みたいです!今キエフ公国終わり辺りなので!


私みたいにあまり頭が良くなくても普通に読める本だと思います(´ω`)

ただ、高校世界史程度のロシア史の知識があった方が読みやすいかもしれません。そこそこの流れを知っている人向けに書かれている気がします。


はやく読み終わって、読み返したり新しい本読んだりしたりしてロシア史も語れるようになりたいです!

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プロフ画変更と孫策三枚

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プロフ画を変更しました。三國無双7の周瑜です。




嗜好策呉



ボールペンで描いた線画をスキャンしてPCで色を塗りました。まだ向上の余地があるから頑張ろうと思います。




そして本題。三国志大戦のクリスタルプリントが届きましたー!嬉しい!綺麗!





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左から孫策周瑜曹操です。大戦曹操さまカッコよくて大好きなんですよねー。断金もカッコイイです!

ちなみにこの孫策、同じものを三枚持っている。




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「こんなにいるか!?」って言われてしまいそうですが、この孫策さんが好きなので仕方がない。手が届くのなら収集したい。

お部屋に飾ったのでいつでも孫策軍に一緒にいるかのような錯覚を起こしてしまいます。うん、これで私も孫軍の軍師だ(妄言)