北海道根室市の納沙布岬周辺で、歯舞漁業協同組合が育てていたエゾバフンウニ約3トンがラッコに食べられ、ほぼ全滅状態になっていることが分かった。

 被害額は判明しているだけで約500万円に上るという。同岬周辺では、釧路川に現れて話題となった「クーちゃん」など6匹のラッコが目撃されているが、ラッコは捕獲が禁止されている。同漁協は国や道と対応を協議する考えだ。

 同漁協によると、今月4日から始まったウニたも網漁で、殻の割れている中身のないウニが大量に見つかり、ダイバーによる潜水調査の結果、ほぼ全滅状態であることが確認されたという。根室市歴史と自然の資料館の近藤憲久・学芸主査は「殻の断面から見てラッコの食害以外には考えられない」としている。ラッコはウニやカニが好物で、成長すると1日に10~12キロを食べるという。

 ラッコの食害は、2003年に襟裳岬周辺でも報告されている。ラッコの食害は別の漁場にも見られているといい、同漁協の伊藤康彦常務は「漁業者にとっては死活問題で、道や国と対応を協議したい」と述べた。

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