あなたの文章を読んだ人から「感動しました!」「感激しました!」「とても◯◯でした!」(←ホメ言葉)と好意的な反応をもらったことはありますか?
 
もし、あったとしたら、そのときに自分が何を書いたか、どういう気持ちで書いたか、どんなふうに書いたか、思い出してみてください。
 
好意的な反応をもらったということは、おそらく、あなたが書いたその文章は「正のエネルギー」を放っていたはずです。
 
話し言葉同様、文章もエネルギーです。
 
「正のエネルギー」を放つこともあれば、「負のエネルギー」を放つこともあります。エネルギーの大小も、そのつど異なります。
 
強い言葉や前向きな言葉を使えば「正のエネルギー」になるかといえば……そう単純な話ではありません。
 
◆書き手に「軸」がある
◆書き手に「想い」がある
◆書き手に「自信」がある
◆書き手に「覚悟」がある
◆気持ちに「素直」に書かれている
◆「自分の言葉」で書かれている
◆「メッセージ」が明確である
◆共感を誘う「ストーリー」がある
◆「具体的」に書かれている
◆分かりやすく書かれている
◆読み手の「ニーズ」に応えられている
◆自分と状況を客観視できている
◆読み手への「愛」がある
 
「エネルギー」の要素は、決してひとつではありません。
 
さまざまな要素が絡み合って、エネルギーの「方向性(正or負)」と「強さ」が決まるのです。
 
読み手の反応が好意的だったときと、そうでなかったときの文章では、いったい自分の(書き手の)何が違ったのか?
 
その差を検証することは、文章力を磨くうえで有効です。


【山口拓朗の講演・セミナー情報】
講演・セミナーの日程


【人気記事】
なぜ、あなたの文章は分かりにくいのか?