教授に提出する論文。
教授に評価してもらうには、
どういう点に注意して、
文章を書けばいいでしょうか?

独自の意見を書く。

たしかに、論文の性質上、
独自の意見を書くことは大切です。
誰もが言いそうな意見を書けば、
平凡と見なされてしまうでしょう。

では「独自の意見を書く」以外に、
教授に評価してもらうための
ポイントはあるでしょうか?

あります。

それは、教授のタイプを知ることです。

ふだんその教授は——

どういう講義をしていますか?

どういう論文を書いていますか?

論理的な思考をする方ですか?

情緒が豊かな方ですか?

感性や直感が鋭い方ですか?

セオリー重視派ですか?

ぶっ飛んでますか?笑

どういうタイプの人間が好きそうですか?

たとえば、時代を切り開く
パイオニア的タイプの教授なら、
多少奇抜でも大胆な切り口で
論文を書いたほうがいいでしょう。

一方、保守的な現実主義タイプの教授なら、
堅実で実現可能性の高い主張を
展開したほうがいいかもしれません。

論文に限らず、
文章というのは
「書きたいことを書く」
だけでは満点を得られません。


書きたいことを書きながらも、
読み手を満足させる。


この意識を徹底するだけで、
「書く力」は磨かれていきます。