民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、国発注の胆沢(いさわ)ダム(岩手県奥州市)工事を下請け受注した中堅ゼネコン「宮本組」(兵庫県姫路市)に、同工事で行われた談合の仕切り役とされる鹿島東北支店元幹部(67)が再就職していたことが19日、関係者への取材で分かった。元幹部は小沢事務所の了承を得て談合を仕切っていたとされ、再就職はダム工事受注の見返りだったという。

 東京地検特捜部は同日、事件の関係先として宮本組と「山崎建設」(東京都中央区)の下請け2社の本社を家宅捜索。水谷建設元幹部が小沢氏側に計1億円の裏献金を渡したと供述しており、特捜部はゼネコン間の談合で下請け業者が捻出(ねんしゅつ)した裏金が、陸山会の土地代金の一部に充てられた疑いがあるとみて押収資料の分析を進めている。

 宮本組は平成16年10月に鹿島の共同企業体(JV)が受注した胆沢ダム本体工事など4工事計約27億8千万円分を下請け受注した。宮本組は20年までの6年間に、小沢氏側にパーティー券購入を含め計622万円献金している。

 関係者によると、複数の宮本組幹部らは特捜部の任意聴取に対し、小沢氏側への裏献金について「お中元やお歳暮として10万円程度のカネは渡していたが、儀礼の範囲だった」と否定。また「ダム工事を受注できたのは元幹部のおかげ。工事受注の見返りとして、元幹部を顧問として迎えた」と説明したとされる。

 元幹部は15年9月に鹿島を退社し、鹿島の関連会社を経て、20年1月に宮本組の顧問となっていた。13日には岩手県一関市の自宅が特捜部に家宅捜索された。

 一方、山崎建設をめぐっては、元幹部らが工事受注のため、小沢氏側あての裏金5千万円を元請けのゼネコン関係者に渡したと特捜部に供述していることが判明している。山崎建設は18年までの9年間に、小沢氏側にパーティー券を含め計716万円献金している。

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