2007-05-15

No.519:傍目八目

テーマ:水先案内:recommend

 おはようございます。「がん」は他人事ではありません。


 TBS系の報道番組「筑紫哲也NEWS23」でキャスターを務める筑紫哲也さん(71)は14日放送の番組冒頭、自分が初期の肺がんであることを告白し、「しばらく治療に専念したい」と、同番組を当面、休養することを明らかにした。

 TBSによると、筑紫さんは15日から休養し、代役は立てないという。筑紫さんは「国民の2人に1人はがんにかかる。厄介ではあるが、勝てない病ではありません。症状は十分に克服できる。がんに打ち勝って、また戻って参ります」と、復帰に強い意思を示した。

 筑紫さんは朝日ジャーナル編集長や朝日新聞編集委員などを経て、1989年10月から同番組のキャスターを務めてきた。番組を病欠したことはなく、オウム真理教事件で、TBSが坂本堤弁護士のインタビュービデオを放映前に教団側に見せた際には、「視聴者との信頼関係で、TBSは死んだに等しい」と発言したことでも話題になった。


 初期段階なら、克服できる可能性は高いといいます。「がん」に打ち勝つには、半端ではない、体力と精神力が必要だということを、親父の看病を通して実感しました。


 克服して、元気な姿を見せてほしいものです。



No.519:傍目八目


 傍目八目:(他人の囲碁をそばで見ていると、対局者より冷静で、八目先まで手が読める意から)第三者のほうが、物事の是非得失を当事者以上に判断できるということ。


 今週号の「日経ビジネス」の書評コーナーで、ソフトブレーン創業者の著作「宋文洲の傍目八目」を取り上げていました。


NB

宋文洲の傍目八目/宋 文洲
¥1,260
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 WEBサイトである「日経ビジネスオンライン」の同名人気コラム をまとめたものですが、さまざまな問題に、鋭く、しかも、意表を突く、違った角度からの視点で、切り込んでおり、毎回、深く考えさせられます。


 文章からは、その人柄がにじんでおり、おおらかで、力強く、時に、ユーモアやウィットを織り交ぜながら、読者の五感を刺激してくれます。



 最新コラムのタイトルは・・・


 改憲論で一言「平和を保つのは憲法ではありません」



 少し抜粋してみると・・・



 企業を経営する際、企業理念とそれに基づく行動規範が必要です。その企業理念は国の憲法に当たると思います。いろいろな企業があるものです。経営者が勝手に理念を作る企業もあれば、社員と十分に議論をして作る企業もあります。数十年も変わらない理念を持つ企業もあれば、経営者が代わるたびに理念が変わる企業もあります。

 1000社以上の経営コンサルタントを通じて分かったことがあります。それは理念の良くない会社というのは、存在しないことです。だからこの頃の僕は企業のパンフレットを手にした時、理念を読まないことにしています。

 良い企業と悪い企業の境目は、書かれた理念の良し悪しではありません。その差が出るのは、理念を具体論として企業活動に反映させる時です。社員が書かれた理念をどのように認識し、それを具体的に行動として移す時に差が出るのです。

 皆さんは恐らくどこの国の憲法を読まれても、その崇高さに感動すると思います。しかし、現実はそうした“立派な”憲法の下で過去に何度も戦争、そして虐殺が行われ、一部の地域では現在も進行しています。これは“立派な”企業理念の下で不祥事と違法行為を繰り返す企業が常にあると同じことです


 毎回そうなのですが、「例え」が実にわかりやすいのが特徴です。



僕は決して憲法を軽視してよいと言っているわけではありません。申し上げたいのは憲法が人間を守るのではなく、人間は自分を守るために憲法を道具として使っているということです。道具である以上、必要に応じて使いやすいものに変えるべきです。

 異論を持たれる読者も多いと思います。しかし、あくまでも憲法は人間が作るものであって、憲法が我々を作ることは未来永劫あり得ないのです。主役は人間なのです。今の憲法を絶対視せず、日本人としてこの国がどうあるべきかをタブーを廃して語り合うことが、建設的な改憲議論に繋がると思います。



 「本質を見極めて議論していくべき」・・・という指摘には、思わず、うなづいてしまいました。



 「日経ビジネス」の著者インタビューの最後に、こうあります。


 相手を自分と対等と認めるには、自分の思い込みや信じ込んでいる常識からいったん離れることが大切です。自分が正しいと信じていた常識から逃げてみると、世界が開けてくるものです。だから「傍目八目」という言葉があるのだと思います。



PS.

 同質を好み、異質を嫌う・・・そういった「島国根性」と言われる国民性は、そろそろ過去のものだったと、別れを告げてみましょうか・・・



コメント

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1 ■トラバありがとうございます

はじめまして☆
宋文洲さんのファンがここにもおられましたか。

「!? びっくり&はてな」
楽しいお名前…記事も楽しいですね!

今後とも
よろしくおねがいいたします。

2 ■☆若葉さんコメントありがとうございます!

傍目八目は毎回楽しみにしています。


こちらこそ、これをご縁に、よろしくお願いします!

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