おはようございます。冬場によく聞く言葉に「西高東低」があります。西日本に高気圧、東日本に低気圧がいすわる気圧配置のことです。いわゆる「冬型の気圧配置」であり、日本海側では大雪となり、太平洋側では、乾燥したからっ風が強く吹きます。田舎がまさに日本海側のため、毎日の天気予報が気になって仕方がありません。毎朝の電話も天気のことから始まるのです。



No.205:当たり前にやる!


当たり前:①だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。当然なこと。また、そのさま。 ②普通と変わっていない・こと(さま)。世間なみ。なみ。


 「野村克也」氏といえば、野球界を代表する名選手であり、名監督で、つい最近、あの「東北楽天ゴールデン・イーグルス」の2代目監督就任が話題になりました。個人的は、親父がセ・リーグは「阪神タイガース」、パ・リーグは「南海ホークス」の大ファンだったこともあり、必然的にというか、その血を引いて以来、なぜか気になる存在です。ですから、タイガースの監督に就任したときには、本当にびっくりしました。


 ご自身で、あの「長嶋茂雄」氏とを比較し、自虐的に「彼は太陽の似合うひまわり、俺はひそかにそっと咲く月見草」なんていうくらい、「陰気くさく、愚痴っぽい」イメージがあり、嫌う人も多い(うちのかみさんがそう!)のですが、私は、あの独特のシニカルな物言いや、ジョークをいったあとの照れ隠しのような笑顔が大好きです。本気で、タイガースの「基礎作り」をしてくれたと信じているくらいです。


 ですから、昔から、氏の著作もよく読んでいました。「敵は我にあり」「生涯一捕手の目」など、野球だけでなく、仕事や人生にも通ずることが多く、非常に感銘を受けたことを思い出します。氏をこのブログでも、なんどか取り上げてきたように思いますが、昨日、最新作の「野村ノート」を衝動買いしてしまいました。



野村 克也
野村ノート


 ぱらぱらとめくっただけでまだ読んでいないのですが、「はじめに」に、興味深いことが書かれていたので紹介いたします。



 私は監督をやっていくうえで、次の5原則に従って職務を遂行してきた。

①「人生」と「仕事」は常に連動しているということを自覚せよ(仕事を通じて人間形成、人格形成をしていくということ)。

②人生論が確立されていないかぎりいい仕事はできないということを肝に銘じておくこと。人間はなぜ生まれてくるのか。それは「生きるため」と「存在するため」である。すなわち、価値観と存在感である。その人の価値や存在感は他人が決めるものだ。従って、他人の評価こそが正しいということになる。“評価に始まって評価に終わる”といわれる所以である。

③野球をやるうえで重要なのは、「目」(目のつけどころが大事だ)、「頭」(考えろ、工夫しろ)、「感性」(感じる力を養え。それには負けじ魂や貪欲な向上心やハングリー精神がポイントとなる)の3つである。

④技術的能力の発揮には次の3点、「コツ」(投げる、打つ、守る、走るときのコツ〔感覚〕を覚える)、「ツボ」(相手チームの得意な形、相手バッテリーの配球の傾向、マークする選手、打席でのマークする球種、相手打者の攻略法、クセ探しなどのツボを抑えておくこと)、「注意点」(相手のなかでマークする選手、投手は相手の得意なコースや球種は絶対に投げない、理想のフォームを崩さないための〔意識付け〕をしておくこと。性格面もそうであるように無意識だとどうしても欠点がでてしまう)が重要となる。

⑤無形の力をつけよ。技量だけでは勝てない。形に出ない力を身につけることは極めて重要である。情報収集と活用、観察力、分析力、判断力、決断力、先見力、ひらめき、鋭い勘等々である。


以上のことを実行するためには、当然猛練習でもって基礎体力づくりや技術力のレベルアップに励み、気力が充実していることが前提であることはいうまでもない。

だから、プロフェッショナルとは、「当たり前の事を当たり前にやる」ということになる。



 本当に、一流のプロフェッショナルは、「当たり前のことを当たり前にやってきただけです!」と言い切ります。それぐらい、一般人には、普通に、「当たり前のことを当たり前にできない!」ということだと思います。アマチュアとプロフェッショナルの大きな違いは、まさにここにあるような気がします。


 アマチュアは、普通のことを普通にやるのがイヤで、ついつい、かっこつけたり、背伸びしたりするものです。ここが問題なのです。大事なのは「基本」であり、「基本」ができていない人が「応用」なんてできないし、まして、「普通以上のこと」なんてできるはずがありません。プロフェッショナルとは、アマチュアとは比較にならないぐらい、強い「意志」や「信念」があり、「目標」を明確にし、それに向かって、邁進することが出来る人なんだと思います。


 「当たり前の事を当たり前にやる!」・・・やってみますか・・・本気になって!



PS.

 「はじめに」には、こんなことも書かれている。ヤクルトの二軍のロッカーに張ってあった言葉だ。なんか「はじめに」だけで元が取れた気がする。


 「おかげさまで」

夏がくると冬がいいという、冬がくると夏がいいという

太ると痩せたいという、痩せると太りたいという

忙しいと閑になりたいという、閑になると忙しいほうがいいという

自分に都合のいい人は善い人だと誉め、自分に都合が悪くなると悪い人だと貶す

借りた傘も雨があがれば邪魔になる

金をもてば古びた女房が邪魔になる、世帯を持てば親さえも邪魔になる

衣食住は昔に比べれば天国だが、

上を見て不平不満に明け暮れ、隣を見ては愚痴ばかり

どうして自分を見つめないか、静かに考えてみるがいい

いったい自分とは何なのか

親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげの塊が自分ではないのか

つまらぬ自我妄執を捨てて、得手勝手を慎んだら世の中はきっと明るくなるだろう

おれがおれがを捨てて、おかげさまでおかげさまでと暮らしたい



 「感謝の心」がない人に、人を引き付ける魅力はない!「おかげさまで」は「大切」なキーワードだ!

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