すすのこと
こちらのblogではご無沙汰しております。
今日の文章はかなりの乱筆乱文ですが
お許しください。
8月20日午前5時ごろ
我が家の愛猫、「すす」が天国へと旅立ちました。
本当に突然に。
その日に限って、一緒に寝ていませんでした。
すすは毎晩、僕と一緒に寝ているのに。
早朝、いつもの様に、タビとすすの喧嘩で目が覚め、
その日はそのまま起きていました(いつもは流石に眠いので寝ています)
しばらくすると、すすがソファにゲロを吐き、僕は慌ててすすを抱え、床に降ろしました。
最近、年をとったせいもあるのですが、皆ゲロを吐くのです。
「ソファで吐いちゃ駄目!」
と、僕はすすを叱りながら床に降ろしたのです。
その後、どれぐらいの時間が経っていたのか記憶にありません。
多分、20分も経っていなかったと思います。
すすが突然、痙攣を起こしました。
床に寝そべったまま、今まで聞いたことのないような、激しい痙攣を。
一瞬何が起こったのかわかりませんでした。
僕は慌ててすすの様子を確かめました。
目を見開いたまま、口から舌が出ていました。
全く理解ができませんでした。
必死ですすに呼びかけました。
心音があるのかどうかもわからず、
心臓マッサージや人工呼吸も試みました。
一瞬、呼吸が戻った気がしましたが、
やはりぐったりしたまま、まったく反応がありません。
どうしよう。
外は豪雨。
必死に調べで近くの救急動物病院に自転車で運びました。
「心臓は止まっていますが、まだ体温が暖かいので、蘇生処置を行います」
と、お医者さんに言われ、お願いしました。
目の前で行われている事が
まったく現実だと思えませんでした。
これはいったい、何なんだ?
どうしてすすが、ぐったりしてるの?
お医者さんの必死の蘇生処置も虚しく、
すすはもう起きてくれませんでした。
感情が追いつきませんでした。
前日まで元気だったすすが
もう二度と会えなくなるなんて
理解ができませんでした
どうして一緒に寝なかったんだろう
どうして叱ってしまってんだろう
どうしてもっと早く異変に気づけなかったんだろう
後悔ばかりです
すすは元々野良猫でした
しかも、飼う予定じゃなかったのに(笑)
ある日勝手に部屋に入ってきて
勝手にトイレでウンチをして
勝手に僕の枕で一緒に寝ました
飼うしかないか〜
まったく……本当に図々しい奴でした(笑)
すすはデブ猫でした
野良の頃から大柄でしたが
すすは最高8キロぐらい太っていました
それがここ最近、5キロを割っていました
やっと標準に戻ったな、なんて思ってたけど
やっぱり体の調子は悪かったのかもしれません
我が家では今、チョビが激ヤセしてしまっていて
毎日のように下痢とゲロを繰り返していることもあって、チョビの事にかなり気を使っていました
だから、すすの事、ちゃんと見てあげられなかったのかもしれません
本当に、後悔しかありません
うちの誰よりも人懐っこくて
毎日のように僕と一緒に寝てくれて
僕は極度の猫アレルギーにも関わらず
すすだけはまったくアレルギー反応が出ないという
奇跡のような猫でした
性格が悪くて
いつもタビと喧嘩してて
いつもクロエをいじめてて
何度も叱って
でも、本当に愛嬌があって
何枚も何枚も写真撮ったし
プクプクのお腹に顔を埋めたし
肉球がはんぺんみたいな匂いしました
僕はすすが本当に大好きでした
仕事の関係もあって、火葬は2日後に深大寺で行いました
その間ずっと、すすは部屋にいました。
クーラーがガンガン効いた部屋に。
触るたびにすすが硬くなっていくのがわかりました
それでも、なんか突然
目を覚ましてくれるんじゃないかって
バカなこと考えてみたり
ほんと、寝てるみたいだったから
いつものように
無防備に寝てるみたいだったから
「お前、俺に拾われて本当によかったな」
なんて、すすに言ってたけど
本当は
ウチに来てくれて
僕こそが良かったんだよなって
僕を選んでくれて
本当に感謝しなきゃなって
火葬場で最後のお別れをして
すすの姿が見えなくなった途端
もう立っていられないぐらい辛くて
こんなに悲しいことがこの世にあるのかって
本当に気が狂いそうになるぐらい
うちの子たちはみんな同い年ぐらいなので
年の取り方もみんな同じです
タビはいつのまにか歯が抜けていました
チョビはやせ細ってしまいました
クロエはよく吐きます
みんな年をとる
一緒に居られることは
当たり前じゃないんだなって
お別れする日がいつなのか
それは誰にもわからないんだなって
仕事があったから
仕事をしている時は
考えなくて済むけど
ちょっと心に隙間ができると
途端にすすを失った現実が
僕の心臓を鷲掴みにして苦しめてきます
本当に辛い
本当に悲しい
でもね、すす
僕は頑張るよ
今できることを精一杯
13年間
短かったよね
もっと一緒にいたかったよ
ありがとね
しばらくは向こうで
むにゃと二人で待っててね