いけてない係長のブログ

昇職したものの、相変わらずいけてない係長のしごとぶりをご報告するブログです。

ポータルサイトのニュース記事で、容赦なく罵詈雑言を実名で書き込む人々。ありゃ完全に対岸の火事ですね。自らの卑しい好奇心を、毒々しいニュースで満たしてもらったお礼さえ言えない人間が、いつああなってもおかしくないことに、なんで気づかないんでしょうね。

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皆様こんばんは。年寄りの眼病だと思っていたのに自分がかかるとは思っていなかった係長です。今回は生涯つき合うことになった「緑内障」という病との出会いについてお話ししたいと思います。

 

 

 

それは今年の5月でした。「視神経線維束欠損」という、全く身に覚えのない、字面を見るだに非常にヤバそうな雰囲気が横溢している健康診断結果が出まして、しばらく放っておりました。なぜって、同じ診断結果に「脂肪肝」ってもっと分かりやすい病名が載ってたからです。

 

 

 

それで、この脂肪肝をどうにかするべくですね、炭水化物を控えたり、皇居ラン仲間に加えてもらったり、毎日トマトと納豆とレタス食ったり、家から羽田空港まで多摩川沿いに歩いて片道約10kmを往復したりですね、ダイエットと何が違うのかよくわからんオリジナル療法にのめりこんで過ごしているうちに、ヤバそうなあいつを失念していたわけですよ。

 

 

 

7月のある日、東京の自宅という名の豚小屋の食卓兼こたつ兼勉強机がひどく散乱しているのでお片付けしてたらさっきの健康診断結果が出てきて、取り出してもう一度よく見てみたら改めて当時の恐怖がよみがえってきました。

 

 

 

視神経線維束、欠損。

 

欠損[ケッソン]
欠けて不完全になること。

 

 

 

経理時代、欠損と言えば欠損金だねーわっはっはとか何とか気を紛らわそうと昔の大して面白くもない記憶を引っぱり出しましたが無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄。「視神経線維束」という、なにかものを見る上で不可欠っぽいものが、欠けて不完全になっている。つまり、あるべきものがない。これは大変なことなのではないか。よし、眼科へ行こう。今すぐ行こう。きょう日曜か。だったら明日でいいや。

 

 

 

そして翌月曜、意を決して、労働時間中に、予約を取って職場近くの眼科へ出向きました。

 

 

 

ひと通りの検査を経て、仙人のような雰囲気をまとったベテランの医師から、眼球のレントゲン写真を見せられながら、逐一説明を受けました。

 

 

 

「係長さんね……この……白い部分が……視神経の……その……死滅した部分で……かなり広範囲にわたっており……緑内障の、疑いが……極めて高い」

 

「そ、そうなんですね」

 

「えぇ……まだ、お若いのに……」

 

「!?え、そ、その、もう手遅れなんでしょうか?」

 

「手遅れ……ううん……というより、進行が早い……随分前から、進行……していたと……思われる」

 

……雰囲気たっぷりに今の病状を説明されて、肝っ玉もキンタマもノミ並みでしかない係長は失禁しそうなほどビビりました。

 

 

 

緑内障について簡単に説明すると、目がとらえた情報を脳に届ける細胞がだんだん減ってものが見えにくくなり、最終的に失明するという恐ろしい病気です。現代医学でもその原因は特定されておらず、一度死んでしまった細胞は元に戻らないため、治療によって回復することができません。ゆえに不治の病とされ、日本人の後天性失明の原因は緑内障がほとんどなのだそうです。

 

 

 

そうか。やり残したことはまだまだあったけど、ていうか世のために人のためになしたことなんて皆無だけど、係長はしばらくしたら目が見えなくなってしまうのか。愛する嫁達の笑顔も、愛らしい姿も、視角を通じて楽しむことが出来なくなってしまうのか。

 

 

 

まことに、神様は試練をお与えになる存在なのだな。あるいは、ニーチェだったかツァラトゥストラだったかが言ってたように神は死んだのかな。あるいは、通勤途中ですげぇミニスカートはいてるJKのムッチムチな太もも見つめて喜んでたから罰が当たったのかな。それとも、今職場の向かいに座ってる同僚の女子がめっちゃすてきな人で(※人妻)いつもニコニコしてるのを見て癒されて(※人妻)同じくらい喜んでたから罰が当たったのかな。しかしやはり3次元は常に遠いな。それは係長が手のつけられないスケベだからか。スケベはみんな失明するのか。そんなわけないやろ……

 

 

 

神の情けなさと己の情けなさに絶望してその場で泣きたくなってきて、心の動揺を隠すために次の言葉を探していると、医師は厳かに告げました。

 

 

 

「……とりあえず……目薬で様子を見ましょう」

 

「……目薬?」

 

「えぇ、若干……しみますが」

 

「?? ということは、治るんですか?」

 

「緑内障は……恐ろしい、病……と言われてはいますが……進行は……止まります」

 

 

 

マジか圧倒的最先端現代医療技術美的集団。それも眼球切ったり貼ったりくりぬいたりはめこんだりせずに、いや係長をこれから救ってくれるのにこういう言い方はあれだけども、「たかが」、たかが目薬ごときで失明の進行が止まる?ノーベル賞級の発明だよそれ!神はいた!死んでなかった!ニーチェのあほ!死ね!

 

 

 

そして、医師はここでしっかりと、落としてくれました。

 

 

 

「ただし」

 

「ただし?」

 

「この目薬には……効果が確かな分……副作用が、2つあります」

 

「……なんでしょう」

 

「まず……点眼後は……上まぶたを、拭いてください……さもないとまぶたが黒くなります

 

 

 

天然アイシャドウだった!!

 

 

 

「そして」

 

「そして?」

 

まつげが……非常に伸びます

 

 

 

天然マスカラだった!!

 

 

ここで唐突におかん思い出した!!

 

 

「あんた河川敷で拾てきたときな、まつげ全部ちょん切ったってん。そしたらめっちゃ伸びるわ女の子みたいになるわと思てなHAHAHA」

 

 

男の子を女の子みたいにしないでくださいお母さん……。おかげで小学校でも女の子と間違われたじゃないですか。あれは髪型がおかっぱでしかも美容院通ってて稚児っぽかったからですね。なんて罪作りな過去。

 

 

 

現状でもまつげは長いほうかなと思いますが、かれこれ点眼を始めて1か月、医師の予言は間違いなかったようで、メガネをワイプするくらいに伸びてます。それも内側から。汚れるちゅうねん。

 

 

 

その後の検査で「思ったより視野欠損が進んでいる」というやや恐ろしい結果が出たものの、目薬の効果で着実に眼圧が下がり、このまま点眼を続けていれば視神経の死滅は止められる、つまり失明は免れるということで一安心しました。めでたしめでたし。

 

 

 

今回、緑内障と診断されるまで係長にはまったく自覚症状がありませんでした。視野もそれなりにイカレているらしいのですが、その自覚すらなかったのです。

 

 

 

ところが。最近その視野欠損とやらがいかなるものかに気づきました。

 

 

例えばこのようにですね、係長が絶賛プロデュースしている兆超可愛い水着姿のマブいアイドルが3人並んでいて、右目を瞑って正面の美希ちゃんに視線を固定すると、

 

 

 

ちょ、ちょちょちょい待って!響ちゃんは!?響ちゃんどこ!?今すぐチューしよう!!

 

 

 

という具合に、右側が完全に見えなくなっているんですね。脳も多少やられている可能性がありますがそれはともかく、人間が片目で視線を移動させずに確保できる視野は90度~100度と言いますから、右側つまり左目の鼻側がほとんど見えないのはおかしいのです。日常生活で片目になることはめったにありませんから、左目の見えない部分を右目が補佐していたのでしょう。

 

 

 

そして、ここまで症状が進んでいるにも関わらず、過去数か年にわたって大阪で受け続けてきた会社の定期健康診断は緑内障を見抜けませんでした。居住地を東京に移してからの受診内容が格別優れていたのかどうかは分かりませんが、一生の大事に至る前に発見できたのは不幸中の幸いとしか言いようがありません。「見る」役目を担っている重要な器官のことですから、年に一度くらい会社行事に頼らず私費で診断を受けた方がいいのかも知れませんね。

 

 

 

というわけで、読者様もお気をつけ下さい。長文におつきあいいただき、ありがとうございました。

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