留学までの道程

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私は小学校、中学校を日本で卒業し高校生活をイギリスで

過ごしました。


『海外にいきたい!』


初めて親に告げたのが15歳の時。


中学校時代は友達と毎日ワイワイ楽しく過ごしていて
楽しい日々に不満は無く卒業してバラバラになるのが

とても嫌でした。
高校受験をするのが嫌で

『海外に行って英語話せるようになりたい!』と

言ってみたものの勿論、親からの返事はNO。

当たり前のことです。


お小遣いで暮らしていた中学生には親にダメと言われれば

お金のかかる行動は出来ません。

渋々近場の高校を受験し合格したので入学することに

しましたが、入学して1ヶ月が過ぎた頃、入部していた部活動も

気持ちの面でおろそかになり退部しました。


何もかもつまんない衝動に駆られたんですね。


学校にも『寝坊』『風邪』を理由にし、

親が共働きだったせいもあり

監視役がいないのをいいことに行かない日が多くなりました。


どうしても『海外に行きたい!』という気持ちが頭から離れ

なかったんですね。


学校をサボり本屋に出向いたり、新聞の広告を読んだりして

留学情報を集めていました。

(当時は現代の様にインターネットが普及してなかったので)



久々に学校へ行くと私の机の中と下駄箱にゴミが入っていました。
何故かクラスの子から無視をされました。
いい加減な私が気に食わなかったんだろうと思います。


私はこれをきっかけに高校を退学することを決意。
親は何度も学校に呼び出されました。
今思えばなんと親不孝なことをしたんだろう…と思いますが、
その反面これで海外にいけるかも!!と

思っていたのは事実。
私は一度コレだ!と思ったら周りが何と言おうと動じない

部分があります。
やりたいからやりたいの!!という傲慢な部分です。



高校を退学してから親に再度自分の意思を告げました。


『海外にいきたい!』


告げたところですんなり『いいよ』という返事は

貰えるわけもなく、当時両親は


『このままじゃこの子は中卒扱いだ』


という私の将来の心配が大きかったようです。


私はもう海外生活を夢見ていました。

海外に行ったら英語話せるようになるんだ!

お金はいくら位かかるんだろう?
でもなんとかなるかな。と稼ぎも無い子供が

根拠の無い自信を持っていました。
英語を話せるようになるには

海外へ行って努力をしなくてはいけないことすら頭には無く

気持ちだけが海外気分(・∀・)


しかし田舎に住んでいるせいか、本屋に行っても

留学についての本は数少なく、周りに海外留学をしている

知人も居なかったので、確実な情報を得ることは困難でした。


高校を中退してから私はよく自宅から6キロ程離れている

祖父母の家に散歩がてら徒歩で訪れていました。

1時間あれば着く距離で、途中に無人駅があります。
そこの無人駅で缶ジュースを買い休憩するのが日課でした。
いつもの様に乾いた喉を潤そうとジュースを買い

無人駅のベンチに座りました。


無人駅には乗車駅証明書が発行される機械が

設置されています。
その機械の上に1冊の本が乗っていました。

本というよりページ数が少なく薄い冊子の様なものでした。
なんだろう?と思い手に取り読み始めました。

中には留学について書いてありました。
表紙に何と記載してあったのかは覚えていませんが、

私がほしかった留学情報が何の本よりも詳しく載っていました。


ページをめくっていると『高校留学』この文字が目に留まり、
日本で中学校を卒業していれば、海外で高校卒業資格を取る

ことが出来ると書いてあったんです。


『海外に行って英語を話せるようになりたい!』とだけ

言い張る私の漠然とした目的に納得出来ない両親の気持ちが

わかったような気がしました。


夜、両親が帰宅しその冊子を見せ
『海外で高校卒業資格を取りたい!』と告げました。
親は『そんなことできるのか?』と不安な様子を

見せましたが、


『高校卒業資格が取れるならなぁ…』


と父親が言った一言を私は今でも覚えています。



それからはとんとん拍子に話が進み、私はイギリスへ

行く事になりました。



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