尼崎女子リーグはシリーズ最終日。


今日のレース結果は、


1R ②坂 咲友理 2コースまくり
2R ②白石 佳江 2コースまくり
3R ①廣中智紗衣 1コース逃げ
4R ①川野 芽唯 1コース逃げ
5R ③浜田亜理沙 3コース抜き
6R ③片岡 恵里 3コース差し (3連単17940円)
7R ①池田 明美 1コース逃げ
8R ①向井 美鈴 1コース逃げ
9R ④樋口由加里 4コース差し (3連単10970円)
10R ①山下 友貴 1コース逃げ
11R ①大瀧明日香 1コース逃げ



まずは女子王座勝負駆け戦線ですが、
ボーダー付近の選手たちの今日の結果と、
今後のレース出場予定は、


45武藤 綾子 5.16 12/24~30大村
46五反田 忍 5.16 12/26~31多摩川
47平田さやか 5.16 12/26~31多摩川 (尼崎3・6着)
48  大山 博美 5.13 12/24~30大村
49山下 友貴 5.12 12/26~31多摩川 (尼崎4・1着)
50定野 久恵 5.12
51樋口由加里 5.05 12/26~31多摩川 (尼崎3・1着)
52橋谷田佳織 5.02 12/15~20丸亀  (丸亀4・4着)
---------ボーダーライン-----------
53浜田亜理沙 4.99 12/26~31多摩川 (尼崎1・2着)
54栢場 優子 4.98 12/24~30大村
55早坂こずえ 4.98
56今井 裕梨 4.98
57  太田 雅美 4.85 12/24~30大村
58  鈴木 成美 4.81
59  茶谷  桜 4.79 12/26~31多摩川 (尼崎3着)
60加藤  綾 4.79 12/26~31多摩川 (尼崎2・5着)
(※前日より順位が上がった選手に↑、下がった選手に↓を表示)


山下選手は10Rをイン逃げで制して今節4勝目をマーク。
選考勝率5.12で今節を終えました。
これで次節多摩川では10走24点のペースで走れば
勝率5点台を確保できる計算に。
王座初出場への当確ランプ点灯が間近に迫ってきました。


浜田選手は今日1着2着の活躍で、ついに53位まで浮上。
今節開始前に4.84だった勝率は4.99まで大幅アップし、
いよいよボーダーラインを射程圏に捕らえました。


王座出場切符をかけた最終決戦の舞台は、
12月24~30日の大村男女ダブル戦と、
12月26~31日の多摩川女子リーグに。
大晦日まで戦いは続いていきます。



さて優勝戦の話題へ。

改めて優出メンバーのご紹介を。


女子リーグ@cafe

1号艇 金田 幸子選手 (岡山)
優出34回目、優勝8回、今年V2


女子リーグ@cafe
2号艇 横西 奏恵選手 (徳島)
優出130回目、優勝44回、今年V3、尼崎V2


女子リーグ@cafe
3号艇 細川 裕子選手 (愛知)
優出15回目、優勝4回、今年V1


女子リーグ@cafe
4号艇 中谷 朋子選手 (兵庫)
優出46回目、優勝1回


女子リーグ@cafe
5号艇 長嶋 万記選手 (静岡)
優出17回目、優勝2回、今年V1、尼崎V1


女子リーグ@cafe
6号艇 滝川 真由子選手 (愛知)
デビュー初優出



今日の優出メンバーの動きですが、
やや気になったのは1号艇の金田選手。


11R発売中の時間になり
各選手がボートを展示ピットに移動させていくなか、
金田選手はカポックを着込んで試運転へ。


しばらくしてピットに戻ってくると、
腕組みしながら首をかしげている様子が見られました。


そしてプロペラを外して手に取り、
もう誰もいなくなったペラ調整室に一人腰を下ろすと、
ギリギリの時間まで最終調整に取り組んでいたのでした。


女子リーグ@cafe



強い西日が水面を照らすなか、

いよいよ迎えた優勝戦。


女子リーグ@cafe


最終的な2連単オッズは、
1番人気が①②で4.9倍、
2番人気が②①で6.3倍、
3番人気が③②で6.6倍、
4番人気が③①で9.2倍、
5番人気が②③で9.3倍。
この5点が10倍を切り、

完全に三つ巴の様相を呈していました。


ちなみに今節の一日平均売上は約3億8000万円に達し、
昨年の尼崎女子リーグ(約2億8200万円)を
1億円近く上回る大盛況となっています。



女子リーグ@cafe


レースは蓋を開けると細川選手の独壇場に。

6コースからコンマ07のトップスタートを叩き込み、
強烈な伸び足で内5艇を一蹴。


女子リーグ@cafe


昨日まではチルト1度でしたが、
今日はチルト1.5度にアップして臨んだ細川選手。


展示タイムは6秒35という断トツの一番時計で、
2位の横西選手(6秒56)とは実にコンマ21の大差。


昨日までのチルト1度での3走では、
2位とコンマ12~14の差だっただけに、
今日は一段と伸び足を増していた印象でした。


【優勝戦12R結果】
1着 ③細川 裕子 6コース ST.07
2着 ⑤長嶋 万記 4コース ST.11
3着 ⑥滝川真由子 5コース ST.12
4着 ①金田 幸子 1コース ST.09
5着 ②横西 奏恵 2コース ST.12
6着 ④中谷 朋子 3コース ST.15
決まり手=まくり
2連単③⑤ 1770円
3連単③⑤⑥ 10120円



レースを終えてピットに戻ってきた細川選手は、
出迎える選手たちの歓声に応えて両手でバンザイ。


女子リーグ@cafe


会心の勝利に笑顔が絶えませんでした。


女子リーグ@cafe



敗れた5選手はさすがにお手上げといった様子で、
対岸のモニターに映るリプレイを見ながら苦笑いする姿も。


懸命に対策を練ってレースに臨んだものの、
細川選手にさらにその上をいかれた、
そんな雰囲気に思えました。


2着に入った長嶋選手は、
優勝こそ逃したものの改めて尼崎巧者ぶりを印象づける一節に。


滝川選手は初優出で3着に入る堂々の走りを見せ、高配当を演出。
今節の特別敢闘賞を受賞したそうです。


そして横西選手はこのレースを最後に女子リーグを卒業。
リーグ通算61優出18Vの記録を残して巣立ちの日を迎えました。


女子リーグ優勝18回という数字は、
鵜飼菜穂子選手(V42)、山川美由紀選手(V33)、
日高逸子選手(V27)、淺田千亜希選手(V21)に次ぎ、
佐藤幸子選手と並んで歴代5位タイの記録となっています。



勝った細川選手は通算5回目の優勝。
そのうち6コースから勝ったのが3回を数えます。


【細川裕子選手 優勝歴】
V1 09年7月 大村ダブル優勝戦 (3号艇5コース)
V2 09年9月 住之江女子リーグ (6号艇6コース)
V3 10年6月 若松女子リーグ (1号艇1コース)
V4 11年7月 住之江オール女子戦 (2号艇6コース)
V5 11年12月 尼崎女子リーグ (3号艇6コース)


女子リーグ優勝は一昨年の住之江、昨年の若松に続いて3回目。
3年連続で優先出場権を持って女子王座に参戦することになりそうです。


女子リーグ@cafe


今後の細川選手は、26日からの多摩川女子リーグで年内の戦いを終え、
来年は1月7日からの津BOATBoyカップでスタート。
そのあと1月14日から第1戦・戸田、
2月1日から第2戦・福岡と女子リーグ斡旋が入っており、
来年もさっそく女子リーグを沸かせてくれそうです。


細川選手、おめでとうございました!


女子リーグ@cafe



ではこれにて尼崎女子リーグ@cafeは終了。


次節はちょうど1週間後、
12月26日からの多摩川女子リーグになります。


現時点の出場予定メンバー(支部別)は、


群馬 松本
埼玉 安達、中西
東京 清水、廣中、内田、平田、古川、大澤、稲生、市村
静岡 池田明、池田浩、喜多、木村、山下
愛知 永井、細川、宇野、前田、滝川
三重 加藤綾、鈴木祐、塩崎
福井 加藤奈
滋賀 茶谷、遠藤ユ
大阪 五反田、西村歩、落合、原田、大原、鎌倉、坂、坂口
兵庫 中谷
徳島
香川 平山
岡山 堀之内、金田、守屋、樋口
広島 浜田
山口 向井、佐々木
福岡 大橋、犬童、川野、小野、竹井
佐賀
長崎


今節尼崎出場48選手のうち、
3分の2にあたる32選手がそのまま多摩川に転戦。


今日帰り際の選手たちの間でも
「じゃあまた多摩川で」と挨拶を交わしている姿がよく見られました。


いよいよ2011年女子リーグも残りあと1節。
賞金王決定戦終了の翌日から始まる第10戦・多摩川に
ぜひご期待ください。