メキシコから流行が始まったとされる新型インフルエンザは、欧米を中心にまたたく間に世界的な広がりをみせた。日本では、マスク姿の人々が街にあふれ、休校や出勤停止が相次ぐなど深刻な影響を招いた。↓ 海外ではどうだったのか。欧米での状況を記した2通のメールを紹介したい。

 昨年のゴールデンウイークにドイツを旅行したという福岡市内の女性。《感染するか否かも分からないウイルスのため、キャンセルする思いはありませんでした》と予定通り渡航した。

 ドイツではすでに感染が確認されており、滞在中、心配した母親から電話がかかってくるほどだった。しかし《テレビニュースはトップで報道していたが、5分以内の報道》で、日本ほど大騒ぎになっていなかったようだ。《ただ、ドイツの空港や機内の日本人の大半はマスクをしていた》といい、日本人がかなり警戒していた様子が浮かび上がる。

 女性が1週間ぶりに帰国すると、成田空港では北米からの便を中心に検疫が行われていたが、《ドイツから帰国した私は、成田に着陸して10分後には地方便を待つ待合室にいました。機内でも特別な対応はなかった》。出発した国によって、検疫態勢が大きく異なっていたことがわかる。

 一方、米サンフランシスコで観光ガイドをしている日本人男性(59)は、《新型インフルエンザの風評被害によって4カ月分の所得が消えました》と悲痛な心情を訴える。

 観光客は2001(平成13)年の米中枢同時テロ以降、減少したままで、新型インフルエンザが追い打ちをかけた。《長期不況にある旅行業従事者にとって、再び困難な状況をもたらした。ただし、今回の騒動は“事実に基づかない”作り話で、風評被害を生んだことが前回(同時テロ)と異なる》と指摘する。

 男性によると、米国内の報道は通常の風邪の流行程度だったが、《日本ではまるで人類滅亡につながる重大疾病のように報道された。日本人だけは極端な反応をしていた》とつづる。

 医療体制がそれほど変わらない日本と欧米。やはり、対応は突出していたのだろうか。(秋)

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