奇妙な物語① | 一歩ごとに・・・

一歩ごとに・・・

人生、行きつ戻りつ
なかなか、成長に至らないけれど、その都度模索しながら、進んでます。

短大の時に寮で一緒になった友だち
いつの間にか大親友になりました。

彼女と私は、同じ県内だけど

県南と県北。

全く違う町から来たもの同志・・・・。

 



Aちゃんの高校の時の大好きだったK君・・・・・


その頃、彼もいない二人は
片想いの未練を引きずって
いつもその人の話をしていました。


ある日、Aちゃんは、
ひとつ年上のその人の卒業アルバムを入手し、見せてくれました。

男らしくて素敵な人でしたドキドキラブラブ
その人は転校して、もう違う県で働いてるとのことでした。



2年間、毎日、毎日
そんな話をして過ごしました。


短大を卒業して
お互い違う町で働き始めました。


3年ほどたち
Aちゃんの働いている町へ遊びに行った時のことです。

ランチした帰りに
幹線道路をふたりで歩いていたんです。

そしたら、真っ赤な車が通り過ぎ・・・・たと思ったら
キューッと急Uターンして、私たちの側に止まりました。




窓を開けたその青年に
Aちゃんは、びっくりして叫びました。



「K君!!(゜ロ゜)」


しかし、その声を遮って
その見知らぬ青年は、私の方を向きました・・・・。


そして、言ったのです。





「ゆきこっこちゃん?」



・・・・・・・・・・・・つづく