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ストレスを乗り越えるには

プレッシャーがいっぱいの現代社会、ストレスを抱えていない人なんて、いないのかも知れませんね。
だからといって放置していると、知らず知らずのうちに蓄積され、ラクにクリアできるはずハードルでさえ簡単につまずいてしまうことも…。
では、ストレスに押しつぶされないためには一体どうすればいいのでしょう。

毎日の暮らしのなかで、私たちはいろいろな出来事に遭遇しますが、そのなかで不安や緊張を体験しています。
これらが蓄積した状態を私たちはストレスと呼んでいます。
そしてストレスが持続して、耐えることの限界をこえたとき、心身の健康障害が起こってくるのです。
累積する仕事、家庭内での対人関係、あるいは大切な人との死別等、これら生活の出来事は、正確にいうとストレス因といいます。

ストレスはそれを受ける私たちの方にも原因があります。
体調をくずしているときや、精神的に疲れている等の場合には、同じ様なストレス因でも耐え難いストレスになります。
また大切なことですが、家族や友人あるいは第三者などから援助や支えがあるときにはストレス因があっても、またストレスになったとしても、それを乗りこえることができます。
従ってストレスを乗りこえるには、まず次の三つの要因を考えることが必要です。
①生活の出来事・ストレス因
②心身の健康と適応する能力
③周囲からの援助や支え

ストレス因になっている生活の出来事(例えば仕事とか、介護など)にぶつかったとき、これについて正しい情報をもつこと。
前に体験した人は、どう対処したか等が分かると精神的にも安定してストレスが軽くなります。

身体の健康がまず第一です。
体調をくずさないように、適切な食事、充分な休息をとること。
また、台風などが来ても建物の土台がしっかりしていれば安心なように、心の座りもしっかりと安定していれば大丈夫。
普段から明るい気分で前向きに取り組む態勢をもっていることです。

上手に対応していく人をみていると、やっかいな事にぶつかっても差し当たってできる事から手をつけていきます。
休暇をとったり、お酒を飲んでまぎらわす等、ストレス因から逃げることも一つの方法ですが、根本的な解決にはなりません。
またストレス因に取り組むとき、ゆとりをもって最初から100%の完全主義を目指さないことを心がけてみるのもよいでしょう。

私たちは自分ひとりで生きていると考えがちですが、実際は多くの人に支えられて暮らしています。
仕事に行き詰まったときに先輩や友人に相談できることは大切なストレス解消法です。
自分ひとりだけで問題を抱え込まないことも、ストレスに打ち勝つうえでは大切なことです。