長板中形にアイヌ文様の羽織をあわせてみた / 2015年初冬 アイヌの聖地 二風谷の旅 その11 のつづき(^-^)/

今回の旅は染織だけでなくその背景にある生活も学ぶという素晴らしいものでした。
滞在2日目のお昼はアイヌの住居であるチセでお弁当をいただきました。
そして3日目は何と、自分たちでアイヌ料理つくりに挑戦です!


●イナキビのお団子
沙流川流域で採れるイナキビを臼でついてお団子にします。

イユタウポポという唄を歌いながらリズムにあわせて突くのです♪
この大きな臼はイチイの木。臼は各家庭にあってハレの日には集まってつくりご馳走として振る舞われたのだそうです。

やってみました♪ 気合が入った、頭の鉢巻のわりに腰がひけている…(・_・;)

口承伝承のアイヌでは歌いながら伝えるということが自然。労働歌もそのひとつのようです。

団子にして茹でます。

お団子には昆布でつくったソース。これが美味しかった!!!
そして、イクラのジャム。これには吃驚したのですが、こちらも美味でした。

●鹿汁
アイヌ料理の主食のオハウといわれる汁物。鹿肉の下ごしらえは二風谷の方がしてくださっていました。大量のジャガイモと人参と牛蒡。そして山菜のコゴミ、ニリンソウ、フキが入っています。

ニリンソウはアイヌの貴重な備蓄食料でオハウ(汁物)には欠かせないものだそう。ニリンソウはトリカブトと似ているので間違えて口にすると死んでしまいます。ニリンソウは漢方薬でもあります。

鹿の帯で鹿汁づくり~♪←嬉しい

●氷頭(鮭の頭)と白子とネギを刻んだ和え物。

鮭の頭が固くて中々刻めない…(・_・;)

アイヌの人は自然からいただくもの、すべてを無駄にすることなくつかいます。鮭は頭も食し、皮は衣服に。

●ジャガイモとイクラの和え物。タラモサラダのイクラバージョン。
平取町非公認!?のビラトレンジャーが応援に駆けつけてくださいました!


このメニューはアイヌ料理の中でも特別なご馳走なのだそうドキドキ

アイヌ料理はビックリするほど美味しかった。そして自分たちで料理をつくる(下ごしらえや盛りつけは二風谷の方がやってくださった)という貴重な経験がとても嬉しかったです。楽しかった~♪


ピリッとするような心地よい刺激のある実がつかわれていたのですが、何だろう…と思ったら、染めにもよくつかわれる黄檗の実でした!とても胃に良いのだそうです。
これをクッキーに入れても美味しいのだそう。食べてみたい~。


アイヌの人々は海のもの、山のもの、自然の恵みに感謝し共生しているのがとても伝わりました。

「服薬」という考え方は、薬となる染料で染めた布を纏うことで、肌から身体に薬を取り入れる
と考えられていた。それでも効かない場合には煎じて飲むこと。これが今日の内服薬の語源。

というのは、古代織産地連絡会の村井龍彦先生のお言葉。
肌からも胃からも良いものをいただくのは幸せなことです。

この素晴らしい体験にご尽力くださった、二風谷の皆さまに心より感謝申しあげますm(_ _ )m

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