芭蕉布づくりワークショップ•苧引き at 芭蕉布会館 / 琉球染織巡りの旅 その4 のつづき

「苧績み」ですビックリマーク 芭蕉布の工程の中で最も時間と技を必要とする作業です。
斜め後ろでは 、平良敏子先生が黙々と作業中…(+_+)


苧引きされた繊維は経糸用(固くて色が残っているもの)と緯糸用(柔らかいもの)に
わけられ、風邪の当たらない日陰で竿に掛けて乾燥させます。

乾燥した繊維は苧績みをするためにドーナツ状に繊維を巻いてチングをつくります。
繊維を2~3本ずつ根から(これが重要)左手の親指に巻付けるのだそう。
これを「チング巻」といいます。


「苧績み」をするときはチングを水に30分ぐらい浸しておきます。
軽く絞って繊維を取り出します。この時も根と天のほうの方向が重要となります。

繊維の根のほうから指先と爪で繊維の筋に沿って裂いていきます。

手早くやらないと毛羽だってしまうようです。

裂き過ぎて細くなりすぎちゃいました…汗

糸の太さが均一になるように太いものは裂き、細いものは合わせていきます。

根と天のほうをつないで、機結び(はたむすび)で結んでいきます。 

またこれが不器用なもので…、絡めちゃう(x_x;)

きもの1反でつかう糸の長さは約16km。
70~80cmごとに22000回結ぶことになります。気が遠くなりそう…(@_@)

「なんでそんなに前屈みなの?」と指摘され、平良敏子先生の人生のまだ半分も
生きていないのに、自分の姿勢の悪さにハッとしました…( ̄□ ̄;)!!

結び目は出来るだけ小さく目立たないようにして短く切ります。


これらの作業を平良敏子先生は右手に小刀を持ったまま、すごいスピードでこなされていました。

できた糸は苧桶(ウンゾーキ)に入れられます。
小豆は糸がもつれないようにするために置かれているのだそう。


ご指導してくださった喜如嘉の方は皆さん明るくてとっても楽しそう♪
「苧績みは狭いスペースでもいくらでもできるのよ」と笑ってらっしゃるのも
長寿の秘訣でしょうか。←喜如嘉は長寿の村としても有名


芭蕉布は樹皮繊維からつくられるものなので、絹や木綿と比べたら身体に沿うもの
ではありません。だからこそ沖縄の暑さを凌げる蜻蛉の羽のような衣となりえます。
そして、つくり手による、よりしなやかに着心地よくするためにと、丁寧に績まれる
その糸づくり、そして織られる布づくりにとても魅力を感じます。

芭蕉布のきもの1反をつくるには、約200本の糸芭蕉が必要。そして23もの工程があり、
反物になるまでには半年以上かかります。
繊細な手仕事で根気がいりますが、その作業工程には無駄がなく、とても洗練されたもの
だと身を以て知ることが出来ました。
貴重な体験をさせていただきましてありがとうございましたm(_ _ )m


次は「芭蕉布今昔展」です(^-^)/

「きものカンタービレ♪」のFacebookページ矢印