第9話 ラムズイヤー
たった一人で
闘ってきた
貞美に
向かって
周囲が
大きく歩み寄る
身体の痛みは、
以前にも増して
強まっていた
だろうけれど、
脇を
固める人間の
構えが変わる
ことによって、
貞美の
心の痛みは、
どれほど
緩和されただろう!?
一番
気掛かりだった
父貞三が、
心の向きを、
180度転換
してくれたことで、
それまで
堪えてきたものが、
一気に
雪崩出した
貞美にとって、
いい意味での
気持ちの決壊を
貞三の
優しさ溢れる
言葉が、
自然な形で
促してくれた
キャンピングカーの傍
30年の
隔たりを経て、
貞美と貞三が、
語らう
あのシーンを、
なんとTake1で
仕上げたという・・
2人の役者の
魂の競演が、
実に見事だった
確執が存在
していたことが
まるで
嘘のような
蟠りのない
親子のやり取り
情愛豊かに
細やかに
紡ぎ出されていた
やはり・・
親子と
いうものは、
根源的に
調和し合える
心の波長を
有するものなのだ
と 教えられる
貞三は、
今作の中で
何度も
懺悔する。。
驚愕の
胸中にありながら、
言わなければ
ならないことを、
きちんと伝える
その
冷静沈着で、
真摯な姿
父として
祖父としての
人物像も、
あっぱれだった!
何が
間違っていて、
何が
これから必要か?
残された
時間の中で、
それぞれ
の心に、
うまく蹴りを
つけられる
のだろうか?
この
家族が選ぶ
究極の模索
出来る
限りの平穏が、
彼らに
訪れて
くれることを
願わずには
いられない。。
MUSIC : この空を飛べたら / 中島みゆき
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