シャンボール・ミュジニー 2011 ユベール・リニエ | リアルワインテイスティングメモ

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こんにちは。渡邊です。外はキンモクセイの香りに溢れ、レストランではキノコを使ったお料理が出始め秋になってきたなと思う今日この頃...なんですが今日も雨ですね。早く秋晴れが来てほしいところです。


今日は先日、関内のワインバー「Cave de Kazu」さんで飲んだリニエのシャンボールをご紹介しようと思います。





Chambolle Musigny 2011 Hubert Lignier  10,000円(税別)


グリーンノートはローリエとタイムを合わせたようなハーブの香りが少し、そこから収穫したばかりのフランボワーズのような甘ずっぱさ、セップ茸、そしてジビエを想わせる動物のニュアンスも出てくるという具合に、様々な香りが奥から奥からどんどんと溢れてきます。去年の入荷直後はフランボワーズの香りが主体といった印象がありましたが、時間が経つに連れてどんどんと奥行きが出てきたようです。


味わいはフィリップ・パカレまでではありませんが、比較的果実の甘さをしっかりと感じるワインです。そして鹿肉を噛んだ時の様な旨味があり、そこにシャンボールらしいとも言える洗練されたミネラルが全体にクリアな印象を与えてくれます。飲んでて思ったのはこのワインは本当に今の秋という季節にピッタリなワインだなということ。香りや味わいに秋を連想させる要素がたくさんあるからでしょう。


お料理はキノコのテリーヌやオニオングラタンスープ(ポルチーニ入り)が飲みながら出てきました。あとは甘さがあるのですき焼きも美味しいでしょうし、新鮮なレバーの焼き鳥も...♪


こんなワインを関内のCave de Kazuさんで飲むことが出来ます。もちろん、定番のフルニエや直輸入のシャンパーニュも。まだ足を運んだことが無い方は是非一度行ってみてください。
HP→http://www.winebar-kazu.com/