2012-02-07 21:59:44

良い熟成してます!デイリー赤~"カリフォルニア「現地購入デイリーワイン」古酒の会"開催レポート2

テーマ:自前イベント
以前告知していた通り、
去る1月29日(日)によしもと祇園花月そばの
祇園はるゆきさんにて、

カリフォルニア「現地購入デイリーワイン」古酒の会

を開催致しました!

レポートその1の白ワイン達に引き続き、
今回は赤ワイン達をご紹介。

●KING ESTATE
   PINOT NOIR 1995 

20120207wine_1

こちらはオレゴン州のピノ・ノワール種の赤ワイン。

カリフォルニア現地で"購入した"ワインなので
カリフォルニア産以外もあったのです。

アメリカワイン=カリフォルニアワインな感じですが、
その北にあるオレゴン州やワシントン州のワインも
存在感を示しだしています。
私自身もカリフォルニアの果実感にフランスの
エレガントさを併せ持つような味わいが大好きです♪

しかし、日本でオレゴン州のワインが知られてきたのも
ここ数年のことではないでしょうか。
95年もののオレゴン州のワインなんて、
少なくとも私は見かけたことすらありません。
20120207wine_2 
色合いは鮮やかさを残しつつも
やや赤茶がかった濃い目の赤紫。

飲んでみると、豊かな果実感のぜい肉が
削げ落ちた感じで、ほどよくふくよかな果実感。
そして穏やかでエレガントさのある酸味。

フランスのピノ・ノワールですと、95年ものとか
になるともっと枯れた感じが出始めたりもしますが、
これはありし日の果実感の豊かさを思わせつつ
親しみやすくほどよい肉付き。

うう~ん、まさにオレゴンピノが程よく熟成した感じですなあ。


●FATHER OAK VINEYARDS
   TRADER JOE'S
   CENTRAL COAST
   NEBBIOLO 1994

20120207wine_4
TRADER JOE'S(トレイダージョーズ)
というのは、カリフォルニア現地にある
スーパーマーケット。
このワインの提供者(=現地での購入者)
の方によると成城石井まではいかないけど
日常よりやや高級めの品揃えのスーパー

だそうです。

まあ、いずれにしてもカリフォルニア現地
スーパーブランドのデイリーワインの
94年ものなんて、日本でお目にかかることは
まず無いでしょう。

しかも、このワインに使われている
ネッビオーロという品種は北イタリアの
赤ワインの主要品種の1つ。

なので、てっきりイタリアからの輸入品と
思ってたら・・ラベル見ると産地が
セントラルコースト(=カリフォルニア州)
なんですよね~。
カリフォルニアのネッビオーロって初めてかも。

20120207wine_3 
ネッビオーロは強いタンニンと酸が特徴的
なのですが、これはそれらが熟成を経て
いい感じに丸みを帯びていました。

味わいはやや軽やかめながら、
穏やかで丸みのある酸とタンニンと果実感
がバランスとれていて、それによる
心地よい飲み応えがある感じ。



そしてお次は白に続いてロバート・モンダヴィの比較。

白はシャルドネでしたが、赤はメルローです。
●ROBERT MONDAVI
   WOODBRIDGE MERLOT 2010
 

20120207wine_5
いや~もう若くて赤い果実感じゅくじゅくの
メルローですな。
ジャムのような熟したイチゴやチェリー、
ラズベリーのような赤い果実感。
酸やタンニンもありますが、とにかく
チャーミングなメルロー。

さて、同じモンダヴィのメルローですが、
こちらは97年もの。
ROBERT MONDAVI 

   CENTRAL COAST
   Coastal MERLOT1997

20120207wine_7

こちらも
レポートその1 の
モンダヴィ シャルドネ 1997と同じく、
キャップシール無しのコルクの上に一枚シールのみ。

20120207wine_9
コルクにも半分くらいワインが染み込んでます。
抜けるかな・・・。

20120207wine_8
やっぱりダメでしたσ(^_^;)。
ちょうどワインが浸透してる所とそうでない所の
境目辺りで折れちゃいました。

20120207wine_10

結局、ボトル内に残ったコルクは
スクリューをねじ込んでも崩れていくだけで
ついには貫通。

20120207wine_11

その後、突き崩したりスクリューで瓶壁に
押し付けて引っ掛けあげる感じでなんとか抜栓。
コルク片とワインを分けるためにデキャンタージュ
して↓この状態に。

20120207wine_12
テイスティンググラスに入れて傾けると
熟成感のある褐色具合がいい感じに出てます。

20120207wine_13

メルロー2010(右側)と比べたもの。
色の違いは一目瞭然。

20120207wine_6

飲んでみると、おおっ!いいですね~。
普通に飲んで美味いです♪

メルローの熟した果実感が程よく削げ落ちてきて
いつつもまだ若さも感じます。
2010年だと熟して甘~い感じのする果実感が
若さとふくよかさをほどよく残しつつも
熟成による深みや腐葉土な感じも漂わせてます。

いや~良いですね。コルクのボロボロさ加減から
ちょっと状態を心配してましたが無用でした。
もう数年はいけそうです。
デイリーワインとあなどるなかれ。
赤ワインのポテンシャルを感じました。



 ●KENWOOD

  SONOMA VALLEY

  Zinfandel 1996

 20120207wine_14
今回初めてまともに栓が抜けた~っ!!
20120207wine_15
赤ワインはモンダヴィのメルロー以外は
キャップシールはちゃんとついてたんですが、
オレゴンのピノ・ノワールはコルク半ば折れ&半壊、
ネッビオーロは三層コルクで、ワインに接してた
最下層の部分がポロッと取れて・・・・
まともに抜けたのはこれが初でした。

いやあ、でもさすがKENWOOD。
ここの造り手ももともと好きなんですが、
コルクもしっかりしてるし、コルクに染みた
ワインもとっても濃い紫で、
きっちりとした造りを感じます。

ワインの色合いも、この通り。
とっても若々しくて鮮やかさがあります。
20120207wine_16
飲んでも美味しい♪
これは良いジンファンデルですね。

ジンファンデルは果実感もスパイシーな香りも
酸もタンニンもしっかりと備えていて、
個人的には非常にポテンシャルの高い
ブドウだと思っています。

が、特にデイリークラスのカリフォルニアの
ジンファンデルは、国民性というか食の嗜好
のためか、妙に果実感が強くて甘ったるく
ガッツリしたスパイシーさやタンニンが目立つ
ワイン(言っちゃえば、ジャンクフードや
バーベキューと合いそうなワイン)になってる
ものが多い印象。

別にそれが全てとは言いませんし、
それが悪いとも思わないのですが、
なんと言うか
「ジンファンデルはやればもっとできる子なのに!」
という口惜しさというか残念さを感じてしまうのです。

ですが、このワインは
ジンファンデルはやっぱりできる子だよね!!
と再認識させてくれる味わい♪

どこかミルキーさすらある果実感に
ほどよい飲み応えを感じさせるタンニンと
角の取れたスパイシーな香り、
そして味に嫌味を起こさせない酸。

熟成による落ち着きはあれど、枯れや老いなどは
全く感じない、若々しくも落ち着きのある
美味しいワインでした。


さあ、いよいよ最後のワインです。
●Mirassou

   Cabernet Sauvignon 1992

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この栓もキレイに抜けました!
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KENWOODのジンファンデルと同じく、
いやそれ以上に濃く黒い色がコルク栓に
染み付いてます。さらには栓の2/3ほどに
染みこんで、少し時間が経つと
酒石酸のきらきらした結晶が出てきました。
※酒石酸はワインに含まれる成分で、
  これが結晶化するほど含まれているのは
  凝縮したブドウで造られたワインの一つの証。


で、こちらもまだ若々しい。
というか、若いです。まだまだ数年~10年は
熟成できそうです。

20120208wine_19
香りからして、カベルネ・ソーヴィニョンの
杉香がプンプンと漂います。
味もとても充実している良質のカベルネ。
まだまだ勢いと若さを感じます。
それでいて、味わいの端々に丸みと落ち着きが
出ています。
人間で言えば、活気あふれる若者が20代最初の
円熟期を迎えようとしている感じでしょうか。

実はこれだけが他とは違ってデイリーワインではなく
ワインを提供して下さった方が知人から頂いたもの
だそうです。

やはりというか、他とは一段上な感じ。
文句なしに今回のベストワインでした!


・・・・というわけで、こんな感じに
色々なワインを堪能させて頂きました。

正直、比較的熟成が可能な赤ワインでも
デイリーワインクラスだとどうかな・・と
思っていたのですが、ワインの力は
そんな私の予想など一笑に付すほど
のものでした。

こういった古酒の扱いや抜栓、参加者への提供
など含め、単純に味わう以上に貴重な経験を
色々とさせて頂きました。

ワインの準備と運営で気をとられて
ろくに写真取れませんでしたが、祇園はるゆきさんの
お料理もとても美味しかったです。
↓こんな感じでビュッフェ形式だったんですが、
鍋から肉料理まで色々。
穏やかながら味わいしっかりな料理で
今回のワイン達とも美味しかったです。

20120207wine_20

最後にワインを提供して下さった高島さん(左)
と、祇園はるゆき店主の日野さん(右)とパチリ。

20120207wine_21

今回は各ワインが一本ずつだったため、
参加者も高島ご夫妻と日野さん、私の他は
6名と少人数でしたが、皆様に楽しんで頂けた
ようです。

以下、当日アンケートでブログ掲載をご了承
頂いたものを掲載させて頂きます。


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お店のワイン会で9種類も飲めたのは初めてで、
この値段での9種類はお得だと思いました。
おいしかったですしね。
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今回のような手に入れにくいワインを使ったり
同じワインのヴィンテージの飲み比べとかあれば
参加したいです。
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期待しています。
貴重な会を有難うございました。
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本日はとても良い経験になりました。
自分も古酒を先日いろいろ購入して
飲みくれていましたが、なかなか良い古酒に
あたらなかったのですが、本日はどれも
素晴らしく、野中さんのチョイスに大満足。
そして日野さんのお料理に
大満足いくものでした。
本日は本当にこのような会を開いていただき、
有難うございました。 
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とっても有意義な会でした。
関わって下さった皆様、ありがとうございました<(_ _)>。

ご馳走様です!!



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