バローロ(Barolo)はイタリア・ピエモンテ州のランゲ(Langhe)地方で生産される赤ワインです。使うぶどう品種はネッビオーロ(Nebbiolo)です。

 バローロは下の11のコムーネ(comune)で生産されています。コムーネはイタリアの自治体の最小単位です。このブログでは村と訳することにします。

 11もの村で生産されているのですから、バローロというワインには、かなりのバラエティがあることは容易に想像できます。

古くからバローロを生産している5つの村
・バローロ(Barolo)
・ラ・モッラ(La Morra)
・カスティリオーネ ファッレット(Castiglione Falletto)
・セッラルンガ・ダルバ(Serralunga d'Alba)
・モンフォルテ・ダルバ(Monforte d'Alba)

1909年にバローロの生産地に加えられた3つの村
・ノヴェッロ(Novello)
・ヴェルドゥーノ(Verduno)
・グリンザーネ・カヴール(Grinzane Cavour)

1966年にバローロの生産地に加えられた3つの村
・ディアーノ・ダルバ(Dinano d'Alba)
・ロッディ(Roddi)
・ケラスコ(Cherasco)

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GAJAのバルバレスコ

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 GAJA(ガヤ)はイタリアのワイン生産者です。ネッビオーロという品種のぶどうを使うワインである「バローロ」(Barolo)や「バルバレスコ」(Barbaresco)を造っています。また、スーパータスカン流のワインも手がけています。

 GAJAの「バルバレスコ」は高い評価を受けています。Gaja家は17世紀にスペインからイタリアにやってきました。北イタリア・ピエモンテ州の小さな村、バルバレスコで料理とワインを提供する居酒屋を営みました。

 ワイン製造は、1859年に現当主の祖父に当たるGiovanni Gaja氏が始めました。現在の当主はAngelo Gaja氏です。Angelo Gaja氏はフランスの大学でワイン醸造学を学び、イタリアの大学で経済学を学びました。1961年に21歳でGaja家のワイン造りに携わるようになると、オーク樽を使う熟成方法も採り入れるなど、新しい手法も取り入れました。

 バローロ村は人口が約700人、バルバレスコ村の人口は約640人。2つの村の距離はわずか20数キロです。2つの村の名前はどちらもネッビーロ品種の高級ワインの銘柄になっていますが、1970年代まで「バルバレスコ」は「バローロ」の格下に位置づけられていました。「バルバレスコ」が世界に通用するワインになったのはGAJAの力による部分が大きいと言われています。

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ピエモンテのネッビオーロ

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 イタリア・ピエモンテ州高級ワインの代表格に「バローロ」(Barolo)と「バルバレスコ」(Barbaresco)があります。「バローロ」や「バルバレスコ」という銘柄のワインを造る製造者は1社だけではありません。しかし、どの製造者も使うぶどうの品種は1種類です。「バローロ」も「バルバレスコ」もネッビオーロ(Nebbiolo)で造ります。

 ネッビオーロが栽培されているのはピエモンテ州とロンバルディア州です。「バローロ」も「バルバレスコ」もピエモンテ州にある村の名前をそのままワインの銘柄にしたものです。

 イタリア語でNebbiaは「霧」を意味します。ネッビオーロ(Nebbiolo)という名前の由来には2つの説があります。一つは、ネッビオーロが熟すのは秋が深まる10月頃で、この時期のピエモンテ州は霧の多い気候になるからという説です。もう一つは、ネッビオーロの顆粒を覆う白い粉が霧に似ているからという説です。

 ネッビオーロの海外への移植は成功していません。カリフォリニアには19世紀に海外から種々のぶどう品種が移植されました。ネッビオーロやサンジョヴェーゼなどのイタリア系ぶどうも有力品種の一つとして持ち込まれました。しかし、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどのフランス系ぶどうが着々と栽培面積を広げていったのと対照的に、イタリア系品種は徐々に減っていきました。現在のカリフォリニアでは、条件の良い土地はフランス系の品種が占めており、ネッビオーロに残されたのは、あまり条件の良くない土地しかないようです。現在もセントラルヴァレーではネッビオーロが栽培されていますが、そこではもっぱら安価なワインが造られています。

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イタリアのワイン法

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 イタリアには20の州がありますが、すべての州でワインが造られています。イタリア・ワインの原産地呼称は4つのレベルで構成しています。格の高い順に並べると次のようになります。

(1)DOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)
 DOCGは1984年にDOCの上位に位置する格付けとして定められました。DOCよりも厳しい基準が設けられています。この格付けを取得するには、申請の前に最短でも5年間、DOCの格付けを取得していることが条件になります。DOCGのワインにはボトルの首の部分に赤ワインならピンク、白ワインなら黄緑色のシールが貼られています。

(2)DOC(Denominazione di Origine Controllata)
 フランスの原産地呼称法(AOC)を参考に1963に定められた格付けです。ぶどうの産地、品種、醸造方法、熟成期間などが規定されています。

(3)IGT(Indicazione Geografica Tipica)
 IGTは1992年に定められた格付けです。ぶどう品種と生産地がラベルに表示されます。

(4)VdT(Vino da Tavola)
 テーブル・ワインです。ぶどう品種や生産地は表示されません。

 イタリアには、こうした格付けが規定した品種や醸造法の規定にとらわれずに生産者が自由に造ることで市場で人気を博したワインが存在します。スーパー・タスカンと呼ばれ、特にアメリカで高い評価を受けた「Sassicaia」(サッシカイア)はVdTに分類されます。タスカンとはトスカーナ州のことですが、イタリアではトスカーナ州以外でもVdTに分類されながらも高品質のワインを造る生産者が少なくありません。

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