KOZEのワインブログ

ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワイン関連無資格のサラリーマンです。
味わいのコメントなどは適当にとらえてお読みください。


テーマ:
11月の第3木曜日にワインの1大イベントとされる
「ボジョレーヌーヴォー」の解禁日を迎えます。




日本は日付変更線の絡みで、いち早く解禁時間(午前0時)が訪れることもあり、
例年イベントとして盛り上がりを見せています

今年2015年の解禁は11月19日(木)となります

ここではボジョレーヌーヴォーの話題と、合わせて知っておきたい話題を

ボジョレーヌーヴォーの解禁前に知っておきたい3つの事

としてまとめました。
是非ともボジョレーヌーヴォーを飲むときの話の種としてもご活用ください。


1.ボジョレーヌーボーの疑問「毎年『最高の出来』と評されてないか


いきなり気になる話題です。
普段からネットを多用する方はパッと思いつくトピックでしょう。

image

と申しますのも、問題になったのはボジョレーヌーヴォー解禁時に表現される
「ボジョレーヌーボーのキャッチコピー」です。

「ボジョレーヌーヴォーって毎年○○年に一度の出来とか言ってるよね」
「つまりマーケティングとか広告に騙されてるんだよ」

インターネットを見ていると様々な声が聞こえてきます。

まずボジョレーヌーヴォーはフランス・ボジョレー地区の新酒の呼称です。
その年のフランスの葡萄の作柄をいち早く確認しよう、
という意味でのお祭り的な要素が強いお披露目イベントとなっています。

これらが日本に輸入され、いざ売り出される際の新聞などの見出し。
このボジョレーのキャッチコピーが近年、ネット上でも大きく話題として盛り上がりました。
「100年に一度の出来」「○○年の再来」など
毎年のように何度ももてはやされるようなキャッチが付いたためです。

これらは「ボジョレーコピペ」などの揶揄で拡散され、
ボジョレーヌーボーの出来を不振に感じられる方も多かったと思われます。

まとめサイトなどで記載されている内容を拝借します


95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
09年「50年に1度の出来」
10年「1950年以降最高の出来といわれた2009年と同等の出来」
11年「近年の当たり年である2009年に匹敵する出来」
12年「史上最悪」「供給量が逼迫することが心配される」

「何年に1度」が何回来ているんだよ!というお気持ちは分かります。

しかし実のところ、少なくとも
2003年~2010年頃までのフランスワインの作柄は非常に良い年が続いた
という事実があります。

まずボジョレー地区はフランスの南東部に位置します。



すぐ南はワイン産地のローヌ地区があります。


皆さんが気になるのは
「結局何年が1番いいのか」ですね。


そこで点数式の評価を行っている媒体を取り上げましょう。

米国で発刊されている権威あるワイン評価誌『ワインスペクテイター』です。

ここが毎年発表している年ごとのぶどうの作柄評価
すなわち「ヴィンテージチャート」があります。
※フリーアプリなので気になる方はお探しください

これを見ると、フランス全土の年ごとの作柄の傾向が見る事が出来ます。
しかも分かりやすい100点満点方式です。


残念ながらボジョレー地区のチャートはありませんので、
ボジョレー地区に比較的近い南に位置する
フランス・ローヌ北部地区のヴィンテージチャートを見てみましょう。


●フランス・ローヌ北部(ボジョレーの南)






ヴィンテージチャートが発表されるタイミングは数年たってからである事と、
あくまでも、上記はボジョレー地区の近隣産地のチャートではあります。


とはいえ、99年~02年までの評価が怪しい所ではあるものの、
だいたい近しい傾向である事がお分かりいただけるのではないでしょうか。

特にボジョレーコピペの争点である
2003「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
2009「50年に1度の出来」
2010「1950年以降最高の出来といわれた2009年と同等の出来」
については、フランス全体でも一般的には優良年、
すなわちグレートヴィンテージ、とされています。

特に2009、2010は歴史的な超グレートヴィンテージです。

少なくとも、ここ10年程度は優良な年が続き、ボジョレー地区以外のワインも大変上質なものができていた。

ボジョレーの評価=フランスの全体の作柄評価とおきかえると
ボジョレーヌーヴォーの毎年の評価もあながち間違っていない

という事がお分かりいただけるのではないでしょうか。

これに加え、近年の技術向上なども手助けしたものと思われます。

ちなみに、気になる2015年の出来栄えですが
非常に優良な年とされて期待がもたれてます。

参考:ワインレポート「ボジョレー2015は長熟で偉大なヴィンテージの期待」

是非ともご自身の舌で確かめてみてはいかがでしょう。


2.ボジョレーヌーヴォーの誤解:「熟成してないから美味しくない」


「ワインは熟成させればおいしくなる」
「つまり熟成していない新酒(ボジョレーヌーボー)なんておいしいはずが無い」
と誤解されている方はいらっしゃらないでしょうか。


まず、「ワインは熟成させれば美味しくなる」という認識。
これは半分正解で半分間違いです




熟成させて美味しいワインは「熟成向け」に作られています
良い作柄の年であれば、10年、20年、場合によっては50年は持ちこたえると言います。
しかしその多くは高級ワインに分類されます。

スーパーで売っているものの大半はリリース後数年でのむべきワインです。
物にもよりますが、果実みなどのフレッシュ感を楽しむものが多く、
長くても2~3年の内に消費すべきものが多くを占めます。

長熟向きでないワインを長年放置するとどうなるか?

酸味が立ってきたり、エグみが出てきたりと様々です。

良く「ワインのお酢になる」なんて言われます。
フレッシュなものを飲むことに意義があるワインは多くあります。
「熟成していない=おいしくない」と決めつけるのはやめましょう。





ちなみに、ボジョレーヌーヴォーはガメイ種という葡萄品種を使用しています。
生産者により味わいは様々ですが、
一般的にはイチゴやラズベリー、キャンディ香と言われる
甘さやフレッシュさを感じ取れる香り立ちがあります。

ワイン初心者の方でも楽しめるのではないでしょうか。




また、こんなゴールドのボトルもあります。
集まりなどではウケが良さそうです。


3.知っておきたい!ワインのトレンドあれこれ


当ブログでご提案したいのは
ボジョレーの解禁日に何でもいいからワインを飲みませんか?という事です



せっかく日本がワインで盛り上がるタイミングです。
是非ともワインにふれてみてください。

ただし、ボジョレーヌーヴォーについて長々書きましたが
「ボジョレーヌーヴォーは毎年飲んでいるから飽きたなぁ…」
という方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで私なりに考えるワインのトレンドあれこれを述べたいと思います。
ボジョレーヌーヴォーをたくさんの方で楽しむ機会がある方は
話のタネに控えておきたいですね。


①日本のワインが大躍進している

日本のワイナリーっていくつあるかご存知でしょうか?
大小規模を合わせるとざっと250以上はあると言われています

そして近年、白ワインに用いられる葡萄の「甲州」品種などを中心に
日本のワインが見直されてきています。



[Grace Wine]グレイス・ワイン グリ・ド・甲州 2014 (白)


こちらのワイン『グリド甲州』は
TV番組「ガイアの夜明け」や「ジョブチューン」などで
大きく取り上げられ一躍著名になった山梨のワイナリーが手掛けます。

その他、数年前にはワインの漫画の「神の雫」などでも日本ワインが特集され、
直近ではキンキキッズのブンブブーンなどの情報バラエティで
栃木のココファームワイナリーが取り上げられたりと、
メディアの露出も増えてきました。

私もいくつか飲んでいる中でオススメがあります

●ヒトミワイナリー


ヒトミワイナリー 邂逅(かいこう) 2012

滋賀県のワイナリーです。無濾過の「にごりワイン」を基本軸に、
毎年実験的なブレンド、製法を試みるワイナリーです


●岩の原ワイナリー

岩の原ワイナリー 深雪花

非常にやわらかな味わいで高品質のワインを作ります


さらに、今後TPPなどの影響もあり、
日本の農産物にはおのずと世間の関心が向いてきます。
ワインにご興味がある方は抑えておくべき内容です。


②東欧ワインのブームがひそかに来ている


具体的な産地としては、ブルガリア、ポルトガル、
スロバキア、ジョージア(グルジア)などのワイン産地です。

特にポルトガルについては昨年末大きな注目を浴びました。


Top 10 Wines Revealed | Top 100 of 2014 | Wine Spectator


米国のワイン評価誌ワインスペクテイターが発表する
年間TOP100の2014年度版において
驚異の1位、3位、4位が全てポルトガル産という評価を得たのです。

まだ、ほぼ無名であることから全体的にリーズナブルなものが多く、
今後も注目されていくことと思われます。


③南アフリカ産のワインが世界的なトレンドに

当ブログも現在最重点で取り上げるようにしています。
南アフリカのワインがトレンドで来ています。

あぁ、象やライオンがいる…なんて思ってしまいそうですが

南アフリカの平均気温は、上は東京より涼しく、下は東京より暖かいという
非常に落ち着いた気候です。

ワイン産地としては大変冷涼な地区が多く、海風にも恵まれ
ワインづくりに適していると言われています。

参考:ブドウ栽培に最適な気候と土壌 | 南アフリカワインとは(MASUDA South African WINE)


また人件費が安い事から、コストパフォーマンスが異常に高いものが多く、
現在世界レベルで注目をされています。

ポールクルーバー シャルドネ2013


世界に300人程度しかいないワインの最高権威「マスターオブワイン」の
ティム・アトキン氏、そしてジャンシス・ロビンソンの記事へリンクを貼ります
ジャンシス・ロビンソンの記事は日本語訳ですのでお時間ある方はどうぞ。

●参考
なぜ南アフリカは過小評価されるのか?JancisRobinson(日本語訳)

South Africa's New Wave by Tim Atkin(英語)


個人的な主観では、
おそらく南アフリカは数年来にワインの一大生産国となるでしょう。

オススメのワインは別ページにもまとめていますので合わせてご覧ください

■過去記事
南アフリカのワインがアツい!おすすめの南アフリカワインまとめ

是非とも今のうちに注目です。



④「産地」から「飲むシーン」に日本のマーケットが変化している

以下の銘柄をご存知でしょうか?

○肉専用ワイン カーニヴォ

【肉専用ワイン】カーニヴォ[2013]


○たこシャン

たこシャン[2014]カタシモワイナリー


○お好み焼きワイン

お好み焼ワイン


これまで、産地や飲み口などで表現がされていたワインが
徐々に「飲用シーン」で各社消費者へ提案をしています。

食事と一緒にワインは合わせたいものですね。
それを思い切って「●●専用」と言い切ってしまったワインが出ると、
ついつい実際に試してみたくなってしまいます。

特に肉専用ワインカーニヴォは
2015年1月~8月の売り上げが16万本という驚異的なヒットとなっています。

夕食やパーティーで「食べる物にあわせた」ワインが今後も増えていくと思われます。

他にも女子会にはこれ!とかお祝いにはこれ!という提案シーンが
増えてくると我々消費者側も選びやすいですね。



おわりに


この記事ではボジョレー・ヌーヴォーのモヤモヤしていた疑問や
近年のワインのトレンドなどを解説いたしました。

途中でも述べましたが、当ブログからご提案したいのは是非とも
ボジョレー・ヌーボーの解禁日にワインを飲んでみよう!
という事です。

普段からワインを飲まれない方もワインに関心を持っていただければと願います。



オススメ記事一覧


「南アフリカのワイン」が凄いのでまとめてみた
マツコがディズニーシーで飲んだ「バラのスパークリングワイン」とは
まだアメブロで消耗してるの?ライブドアブログに移転したワケ
まだ注文に時間を消耗してるの?高級レストランのワインの頼み方
1万円台で購入できる「プレゼント向けのワイン」とは
稲垣吾朗監修 ボジョレーヌーヴォーのラベルを保存してみた
※すみませんが、移転したため移転先のブログにジャンプします
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。