KOZEのワインブログ

ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワイン関連無資格のサラリーマンです。
味わいのコメントなどは適当にとらえてお読みください。


テーマ:
ワインの贈り物としてピンと思い浮かぶのが

「生まれ年ワイン」や「記念年ワイン」


長い時を経てきたワインはさぞおいしいはず…と考える事でしょう。
何よりわかりやすく、特別感が違います。


誕生日、記念日、結婚式、還暦祝いなど
その年に合わせたワインというのは用途も幅広い。


しかし、「生まれ年ワイン」を買う前に知っておきたいことがあります。


これを「生まれ年ワインを買う前に知っておくべき5つの事」
とまとめました。



その1.年代を重ねたもの=おいしいワインではない



ワインのイメージと言うと、○○年の逸品といった感じで
どれもが時間が経てば経つほど素晴らしいものになるというイメージがあります。





しかし、それは大きな誤解です。



年を重ねるごとに複雑みを増していくワインと、
・年を重ねると年寄りのように朽ち果てて行くだけのワインと二通りがあります。




まず、その年々のブドウの出来であったり、
そもそも長期熟成向けに作られているかという部分に大きく左右されます。



値段の高いワインは一般的に長期熟成向き。
飲み頃の判断が難しいものの、一定の年を重ねると香りや味わいの複雑みが増していきます。


それ以外のワインの大半は日常消費用のワイン。
早いうちに飲みきってしまうのが望ましいです。


これらの「長期熟成を見越して作れらてないワイン」は年を重ねると酸味が立ち、お酢のように酸っぱくなってしまうこともしばしば。
ピークを明らかに超えた老人のようなワインです。


たとえば、10年前にスーパーで2000円くらいで購入してきたワインが
いま確実においしくなっているかと言うと、かなり難しいでしょう。
保管状態にもよりますが(16℃で保管がベストと言われます)
味わいとしては飲めたものか怪しいと思われます。


なお、お酒でアルコール分がありますので腐ったりはしません。



その2.どんな味がするのか


先に述べた内容を具体的に、ここでは赤ワインに絞った表現をしましょう。


長期熟成を見込んで作られた赤ワインは、年を経るごとに複雑みを増し、
さまざまな香り、熟成による要素がめぐりめく味わいがします。

落ち葉、トリュフ、鉛筆の芯、鉄、上質なレザー、出汁のような熟成させた香りなど、
ぶどうから出来たものと思えない、重厚で気品のある香りを漂わせます。

これが人々を魅了する「ヴィンテージワイン」ですが、
一般的に20年以上も経過するものであればお値段も比例します。


万単位の値段のものでようやく安心できるという印象です。
30年、40年経つとなると、一級ブランドのワインが望ましく
お値段も1万、2万では手の届かない範囲になってくると思われます。



Ch.Pichon-Longueville BaronChピション=ロングヴィル・バロン 1990 PP97点

たとえば25年物。

こちらはフランス・ボルドー地区の格付け2級のワインです。

こちらはワインの世界的評価誌「ワインアドヴォケイド誌」で
100点満点中97点をマーク。
飲みごろも2009年~2029年と予想されています。

偉大なワインは長持ちする。これを覚えておきましょう。



そのほかにもご紹介しましょう。



たとえば32年物のワイン。

Ch.MargauxChマルゴー 1983 PP96点

飲み頃は2020年ごろまでと言われています。



Ch.Cos D'estournelChコス・デストゥルネル 1990 PP94点


戻りまして25年物ですが、こちらもボルドー地区の著名ワイン。
飲み頃は~2015年として予想されています。



さて、もともと長期熟成に向かず、ピークを越えた老人のようなワインは
「枯れた」ワインという表現をします。

酸味が強かったり、お酢のような感じであったり、発酵の香りがしたりさまざまです。
サビの感じがしたりもします。

以前24年熟成の1980円のワインを飲みましたが、やはり鉄や血のようなエグみがありました。

これがワイン??とビックリするような味になっていることもあるでしょう。


全てがそうとは限りませんが、当たりに巡り合うのは宝探しのようで、
あまりワインを普段飲まない人は「美味しい」と感じるのは難しいかもしれません。




その3.古いワインには「甘い」ワインがある


高級ワインなんてなかなか手が出そうにないなぁ…と思う方や
「えっ、安い値段で生まれ年ワイン売ってるんだけど!!!」と思われた方は
ちょっと待って下さい。


世間には「生まれ年ワイン」がたくさん存在します。
また、お値段も5,000円台など比較的手の届く線であることも多いです。


それらは「甘口」と表記されていないでしょうか。


甘口ワインの一部は長期熟成に向けて、もしくは適すように作られています。


長期熟成を前提とした甘口のワインの中で
分かりやすいものを2つ挙げましょう。



(1)天然甘口ワイン
(2)貴腐ワイン
の2種です。



(1)天然甘口ワインとは



この類のワインを見かけたら良く表記を見てみましょう。
「ヴァン・ドゥー・ナチュレル」
「VDN」「甘口」
などの表記がないでしょうか。




リヴザルト[1983] シャプティエ 500ml 甘口 チョコレートに合うワイン


上などはまさに「甘口」表記の赤ワインの代表例です。

ヴァン・ドゥー・ナチュレルとは、
ブランデーなどのお酒を足してアルコール度を上げたワインです。


ワインの製造過程でブドウが発酵を始めた時に高いアルコール分を足す。
これで発酵が止まり、かつ糖度が上がったことで保存に耐えうるワインになります。


分類的には「フォーティファイド・ワイン」「酒精強化ワイン」といい、
ポルトガルのポートワインなどもこの中に分類されます。
「天然甘口ワイン」もほぼ同様の意味合いです。


長い年月に耐え、かつそこそこ値段が手ごろなのがうれしいところです。

30年以上も時を重ねたものでも物によっては1万円弱で購入が可能です


世の中の「生まれ年ワイン」と銘打ったものの大半がこの類。
表記をしっかり見て、こういうものだと理解したうえで購入しましょう。


そして、通常のワインとは少し風合いが異なる商品であることを理解しましょう。


過去に同じつくり手の1992年をテイスティングしましたが、
ブランデーっぽさとレーズンの香りが強く、さながら味わいはラムレーズンっぽい感じ。
かなり甘口に作られてはいました。
過去記事:甘口ワイン M.シャプティエ バニュルス 1992をテイスティング



■楽天でのシャプティエ リヴザルト(天然甘口ワイン)一覧
⇒楽天「シャプティエ リヴザルト」検索結果一覧



■amazonでのシャプティエ リヴザルト(天然甘口ワイン)一覧
amazon.co.jp「リヴザルト」検索結果一覧



(2)貴腐ワインとは


予算に余裕があるならば、赤ワイン以外にも
貴腐ワインというのものがあります。

これは白ワインを作る過程で貴腐菌というものが付着し、
糖度と芳香が高まったワインです。


デザートワインとも呼ばれ、蜂蜜のような甘さが特徴です。

長期熟成にも耐え、超有名な高級ワイン「シャトー・ディケム」というワインがあり、お値段は数万円に上ります。


つまり、貴腐ワインは高級ワインのイメージが強いものです。



シャトー・ディケム [1990] <白> <ワイン/ボルドー>


これはワインが好きな人向け。長期熟成ワインの正統派と言えます。
コアな路線として頭の片隅に置いておいてください。




その4.運が良ければお店で味わえる事がある


記事の最初の方に述べた「高級な、長期熟成に向けた赤ワイン」はなかなか購入も難しく、一度は口にしてみたいものです。
そこで、全国のワインショップ・エノテカiconさんでは
お店によって、週末にグラステイスティングを実施している事があります。

「グラステイスティング」とは、その名の通りグラスに少量次いでワインを楽しめる企画です。
ショップのカウンターなどで行われています。


開けるワインは赤ワイン、白ワインなど千差万別。年代の新しいものが主ですが、
お店によってはその週の企画と言う事で何年物の古酒を開けるというシーンがあります。


そのワインの価格に応じて、たとえば少量であってもグラステイスティングで5,000円近くするとか、
あまり市場価格が高騰していないので1,000円台で飲めるなど、価格はピンキリです。

提供される量も30mlや50mlなど希少性に応じてバラつきがあります。
(30mlというと2~3口くらいで人によっては無くなってしまう量かもしれません)


ボトルで数万円というものを買うのももちろん良いのですが、こういったシーンを活用してみるのも面白いかもしれません。
特に、漠然と「ヴィンテージワインってどんな味??」と思っている方は
是非ともプレゼントなどの前にご自身で参加してみると面白いかもしれません。


⇒ワインショップ・エノテカ イベント情報
icon


上記のページに定期的に情報がアップされるほか
エノテカさん各店舗のメールマガジンに登録しておくと
お店によっては情報ページにアップされない週末テイスティングのアナウンスが定期的にきます。
ただし、ワインのセールの案内など簡単なメールもくるので気になる方はご注意を。
(お店の裁量によりますので、情報がこない、と言う事もあります)


なお、これらはお店のいいタイミングで実施される内容です。
ヴィンテージワインは希少性の高いもので、こちらのページをご覧になっているみなさんがいらっしゃるように引く手あまたの飲み物です。
こちらからお願いして飲めるものではありませんので御承知置きください。
(変にお店でリクエストしないようにしましょう)
「タイミングが合えばラッキー」という内容ですが覚えておいて損はありません。



その5.まとめ

ここまでをまとめると
(1)古くておいしいワインは「高く」「希少」
(2)「古いワイン」は一定のリスクがある趣向性の強いものである(安ければなおリスク↑)
(3)甘口がある。「VDN」は安価で特殊な作り方。「貴腐ワイン」は正統派で高価。
(4)お店の試飲も選択肢として覚えておくとお良い
という事です。


さて、ネットで探すならば以下のお店が探しやすいと思います。

●ヴィンテージワインであれば
シャトー・トーキョーさんが
比較的品ぞろえとしてはたくさんそろえています。

著名ワインばかり置いておりますので、勝負をしたい人はこちらに。


●甘口生まれ年ワイン・VDNであれば
ヒグチワインさんなどは木箱・コサージュなどオプションが充実しておりオススメです。

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その他参考記事も書きましたので、
お時間ある方はご参考ください



「送別の品に使えるワイン」をお探しの方は


⇒送別会・退職祝いのプレゼントに使えるワイン5選
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「1万円程度のプレゼントに使えるワイン」をお探しの方は


⇒1万円台で購入できる「プレゼント向けのワイン」とは
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