2009-04-06 00:14:44

NHKスペシャル 「プロジェクトJAPAN」 第1回目のテーマは台湾

テーマ:映画

4月5日(日)から始まったNHKスペシャルの新シリーズ「プロジェクトJAPAN」。

http://www.nhk.or.jp/japan/program/prg_090405_2.html


第1回目の今日は、「アジアの”一等国”」。


内容は、大胆にも、日本による台湾植民地化にメスを入れるものでした。


親日的と言われている台湾ですが、今日の番組を見ていて、80歳ぐらいのおじいちゃんたちが当時の勅令をスラスラと言えてしまったり、「日本によるブレイン・ウォッシュ」だとか、「今の日本の若者は知らんかもしれんが、80歳以上の日本人たちに我々の気持ちを伝えてくれ!」とか、「日本は敗戦とともに我々を見捨てた。日本は我々を何だと思っているんだ!」というコトバに心が痛みました。


普段自分が見ている表層的に親日的で優しい現代台湾人の心の底には未だに癒えない深い傷があることを忘れてはならないと思いました。


台湾のそこここには、明治時代、後藤新平らが整備した近代化インフラが残っています・・・建物、水道、鉄道、道路。。。台湾を訪れる日本人に郷愁感・ノスタルジー、懐かしさを与え、時に誇りさえ感じさせたりします。『九月に降る風』(原題:九降風)に出て来る風景などもそうです。。。が、やはり、我々新しい世代は、ちゃんと歴史を認識しないといけませんね。記憶を風化させないようにしないといけません。


昨年あたりから台湾映画界では、日本による台湾植民地化のテーマを取り入れた企画が増えて来ています。昨年台湾で『タイタニック』の記録に迫る大ブレイクをした映画 『海角七号』 の中にもその要素が入っていますし、この監督の次の企画は正に日本の台湾植民地化と台湾少数民族を扱ったものです。それから、昨年秋に台湾で公開された『1895』という映画は、正に本日のNHKスペシャルで触れられていた台湾戦争がテーマの映画です。全編が客家(ハッカ)語という珍しい映画なのですが、台湾でそれなりの数字を記録しました。今、台湾では、今までタブー視されていた・・・というか、触れられて来なかった台湾植民地化の過程を見直す機運が出てきているようです。


『九月に降る風』 (原題:九降風) の舞台となっている新竹(シンチュー)のとある高校の校庭には、昔日本軍が建てた神社の鳥居の跡が残っていたそうです。高校に通っていた時にはその意味がよくわかっていなかったけれど、大人になってからその意味を知った、、、、台湾映画界で活躍し始めた新世代の監督たちが正にそんな感じです。

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