「聴覚認知が弱い」とは?

僕の持つ特性のうち、特に困る事が多いのが 聴覚認知が弱いことです。


これはどういうものかというと、会話する際、相手の発した声は音として聞こえているものの、言葉として頭に入って来にくい・あるいは頭に入った内容を長時間保持できないということです。
これが本当に難儀なんですよー。
僕たちは会話によってコミュニケーションや情報伝達をするわけですから、相手が話した事が理解できないというのは、現代人として生活を送る上で結構致命的な問題なんです。


加えて、聴覚的な情報はその瞬間を逃したらもう残りませんからね。



僕が特に苦手とする場面は、電話応対や伝言を頼まれた時、他人が話していた事を第三者に伝える時です。

実体験に基づく具体的な例を用いると、こういう時です。




(シチュエーション)部活の練習中、顧問に呼び止められる


A(自分とします)「B先生、どうなさいましたか?」

B「C(先輩とします)の姿が見えないんだが、お前知らないか?」

A「Cさんなら、居残りで遅くなると聞きました」

B「それは困ったな。
Cに今度の大会に向けてメニューを変えようと言ってた事について早急に話したいんだが、俺はこれから職員室に戻るから、悪いがCが来たら俺が呼んでたと伝えてくれないか?」

A「わかりました」



ここまででAは、B先生を見送ってしまいました。
しかしこの時点で、Aの頭に残っているのは以下のような内容です。

・B先生に用事を頼まれた
・B先生はCさんに用がある
・それは急ぎの用事である
大会とか何とか言ってた
・B先生は職員室にいる

つまり、どうしてB先生はCに用があるのか?という、Cさんにとって最も肝心な部分が、Aははっきりと説明できない状況にあるのです。


でもどうしてAはわからないところを何度も聞いたりして、わからない事を覚えようとする努力をしないのか?という疑問があると思います。

その答えは簡単で、Aはその時点で、わかっていない事すら把握していないからです。
その時点では「B先生がCを呼ぶ事に理由がある」とわかっているので、大丈夫だと思ってしまうんです。


そのため、これをCに伝える時、
「俺に何の用があるの?」
と、ちょっとでも細かく聞かれた時、初めて自分がそれを把握していないと気づくんです。

また、
「なんで俺が職員室まで行かなきゃならんの?つーかなんでB先生がここにおらんの?」
と、自分にとって想定外の質問が飛んできた時など、もうパニックになってしまうんです。


だから、このへんの情報を補うため、メモをとることが必須になるんです。

メモをとれば、視覚的情報としていつでも確認ができますし、B先生から用事を頼まれている間でも、先生からの話だけではわかりにくい所は何処なのか、把握しやすくなりますからね。




こういうところが、「報連相ができない」と言われる所以なのだろうと思います。
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