ヨーロッパのソブリン債がウナギ登りのようだ。

イタリアの10年債といえば、マーケット参加者が危険水域と考える7%を昨年春は一時超えていたものだったが、一昨日のイールドは4%も割り、一昨年のレベルをも下回ったようだ。


もっと短い2年物に至ってはユーロが始まって以来の低さというから驚くべきだ。債券価格は上がっていることになる。

債権のイールドが低いということは、イタリア政府にとっては資金繰りが簡単になってきているということ。


イタリアは3月月初に行われた総選挙の結果、上院でどの政党もマジョリティを取れないという最悪の結果になってしまい、組閣は1か月以上暗礁に乗り上げていたが、週末のにナポリターノ大統領の続投が決まって、直後レッタというベルサニの右腕が首相となって決着した。


その動きが好感されたと考えることができる。


でも、イタリアソブリン債のイールドが下がったもうひとつの大きな理由はイタリア債を購入しているのが日本の生保ではないかと報じられている。

先週末生保協会の会長さんが、黒田日銀のバズーカ砲で(とアングロサクソンのマスコミは呼んでいる)国債価格が上昇する(イールドは下がる)ことは確実なので、そのようなレベルでの運用益で生保の運用を続けることはできないと、明言したらしい。


外債を買います、ということだ。


という発言で、先週末ドル円は急騰したわけだが、そのお金はイタリア債を含めたユーロ圏の国債に向かったということになる。

日銀は前回の金融政策決定会合で国債は買わないと決定したのだが、その理由
は、円安誘導をしていると誤解されかねないからだ。

しかし、日銀としては、国債価格が上がり金利がゼロ近くなってしまうので、生保あたりは外債に向かうことになるだろうくらいのことは容易に想像できる。


黒田日銀の戦略通りか?


ユーロ圏の国債が上がっているもうひとつの理由は、ECBが来週開かれる理事会で金利を下げそうだからだ。


最近ユーロ圏各国のGDPの数値は悪すぎる。

一昨日のドイツのPMI(購買マネージャー指数)やユーロ圏全体のPMIも50を下回っており、経済が縮小している可能性を示唆している。

ECBとしては本当に金利下げしかなさそうだ。

ところで、ユーロ圏の今の根本的な問題は、救済を受けている5カ国が取らされている緊縮策だと個人的には思っている。


無駄を減らして対GDP比の債務額を減らさせるためにトロイカ体制が課している条件だが、緊縮で成長が損なわれてしまって、はたして赤字が減らせるのだろうか?


赤字を減らすために消費税増税をする発想と似ていると言えるかも知れない。

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豪ドル円サイクル予測

テーマ:
現在10:30。豪ドル円はすでに底打ちしたか、13:20までに底打ちして10:35-15:50の天井圏に向かって反騰するはず。その天井圏で抑えられて17:00-20:30の底値圏に向かって下落するだろう。

注意) このサイクル予測はかならずその通りになる保証はありません。このサイクル予測をご自分のトレードの参考にされるのはご自由ですが、あくまで投資は自己責任でお願いします。
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金が暴落

テーマ:

金がすごい下げを記録している。

キプロスが、トロイカ体制に要求されて金を売ることになったことで、金融
支援を受けている他のユーロ圏の周辺国にも同様の要求があるかもしれない
という連想から金が売られ始めたとマーケットでは伝わっているようだ。

ちょっと昔、長い間コモディティをやっていた経験でも、今週の下げのよう
な下げは記憶にない。

1オンスあたり1500ドルという2年強にわたる強烈なサポートが先週末
に切れた!
と思ったら、今週はそこから大暴落。

昨日の安値は1321ドルだった。

グラム5300円まで上がった円貨ベースの金も昨日は600円も落っこち
た。本日は4400円とか。

どこまで下がるのか?

テクニカルでみると、タイムサイクル的には、4月24日から6月2日までの週足
の底値圏があるのでまだしばらく底は見なさそうだ。

直前の天井圏が予定より1日早く終わったので、今回の底のタイミングは
底値圏でも遅めに来ると予想できるから、まだ下がると思われる。

どの辺まで落ちそうか?

1150ドルが次のターゲットだと思っている。


さて、金のETFを大量にホールドしていることで知られているジョン
ポールソンのトレード部隊やPIMCOののビルグロス氏もまだまだ金を
買いたいと言う。

レバレッジがかかっていなければそれで良いと思うのだが、彼らの理屈は
非常に明快だ。

「インフレヘッジ」がキーワード。

最近の日銀と同様、FRB(米国連邦準備銀)、ECB(ユーロ中央銀行)、
BOE(イングランド銀行)はお金を刷っている。

まだ出口を検討する時期になっていそうな局面にある中央銀行はないので、
これからも緩和を続けるということと考えて間違いない。

経済が好調となり、インフレが加速し始めて、出口戦略を考える必要が出て
きそうな最初の国はおそらく米国だろう。

あと1-2年?2-3年?

タイミングはわからないが、その時のインフレヘッジ用にもっとも良いもの
が金だという理屈だ。

ポールソンのようなヘッジファンドマネージャーが金の長期的な価格上昇に
かけているのはそんな理屈だ。
米国は必ず高インフレで悩む。だから金も上がる。
という公式。

一方、PIMCOのビルグロスは債権のロングトレーダーだから、インフレ
で金利が上がるのはまずい。手持ちの債権価格が下がってしまうからだ。

だから金を持って債権のヘッジにするという考えだと思う。

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ドル円60分サイクル予測

テーマ:

現在14:30。ドル円はすでにピークを付けたか、14:30までに天井をつけて16:00-21:25の底値圏に向かって反落するはず。その底値圏でサポートされて20:30-02:15の天井圏に向かって上昇するだろう。

注意) このサイクル予測はかならずその通りになる保証はありません。このサイクル予測をご自分のトレードの参考にされるのはご自由ですが、あくまで投資は自己責任でお願いします。