ブーケを作るのに必要な資材を準備し、花材を購入したら、
いよいよ制作に取りかかります
今日は、ブーケホルダーに花を挿す前に
やっておかなければならない直前準備について話をします。
ここでは、
「初心者でも60分で作れる生花ブライダルブーケの作り方」
の教材で紹介している、
スタンダード(ST)カーネーション(メインの花材)、
バラ(サブの花材)、
葉物
を使ったブーケ、ブートニア、ヘッドドレスを
制作することを前提に説明します。
まず、制作の大きな流れは以下のとおりです。
直前準備 ①ブーケホルダーの準備
②花材を分ける
③分けた花材を必要な長さにカットする
⇓
ブーケの制作
⇓
ブートニアの制作
⇓
ヘッドドレスの制作制作時間を短く、また花材を無駄にすることなく
効率良く作るには、
直前準備がとても重要です。
直前準備①ブーケホルダーの準備ブーケホルダーに給水します。
スポンジ(オアシスと呼びます)部分に十分に
水が行きわたるように、静かに水の入った桶に入れます。
自然に沈み込んでいきますので、
決して無理に押し込まないでください。
無理に押し込むと、
スポンジ内に空気が残る場合があります。
花の茎先から十分水が吸い込めないと、
花がしおれる原因となります。
ブーケホルダーのエンドキャプは
外しておきましょう。
▲黄色の細長いスポンジがグリーンの
スポンジ本体に つながっています。
水の入った花瓶に入れた状態で制作すれば、
黄色のスポンジ部分から常に給水できますので
花が新鮮な状態に保てます
②花材を分ける購入した花材(メインの花材、サブの花材、葉物)を、
ブーケ用、ブートニア用、ヘッドドレス用に分けていきます。
分けた花材が分かるように、それぞれ花瓶を
別にしておきましょう
メインの花材(STカーネーション)を分ける順番1.ブーケ用フォーカルポイントの花1輪
(一番形が良く大きく咲いている花)
後でわかるようにしておいてください。 ⇓
2.ブートニア用1輪
(2番目に形が良く大きく咲いている花)
⇓
3.ヘッドドレス用必要数
(形が良く小ぶりの花)
⇓
4.ブーケ用17輪
(形が良く大きく咲いている花)
サブの花材(バラ)を分ける順番1.ブートニア用1輪
(つぼみの花)
⇓
2.ヘッドドレス用必要数
(形がよく小ぶりな花)
⇓
3.ブーケ用5輪
(形がよく大きく咲いている花)
葉物を分ける順番1.ブーケ用12本
(葉先から10cmにカットしたもの)
⇓
2.ブートニア用1~3本
(葉先から20cmにカットしたもの)
⇓
3.ヘッドドレス用必要数
(葉先から10cmにカットしたもの)
▲STカーネーションを左から
ブーケ用、ブートニア用、ヘッドドレス用に分けた状態
③分けた花材を必要な長さにカットする
仕分けができたら、
分けた花材を必要な長さにカットしていきます。
ブーケ用花材のカット
STカーネーション及びバラ:
花のトップから10cmカットし、
茎先から1cm部分を水切りします。
葉物:
葉先から10cmをカットし、
切り口から1cm部分を水切りします。
ブートニア用花材のカット
STカーネーション及びバラ:
花のトップから20cmカットし、
茎先から1cm部分を水切りします。
葉物:
葉先から20cmをカットし、
切り口から1cm部分を水切りします。
ヘッドドレス用花材のカット
STカーネーション:
花のガク下1.5cmでカットし、
1cm水切りします。
バラ:
花のガク下3cmでカットし、
1cm水切りします。
葉物:
葉の根本から3cmでカットし、
1cm水切りします。
▼花のカットの様子
▼さらに水の中で1cmカット(水切りします)
カットした花材は水に浸しておきましょう
▼カットしたブーケ用花材
フォーカルポイントの花は分かるように分けておきましょう
▼カットしたブートニア用花材
ブーケホルダーの準備、花材の準備ができたら、
いよいよ制作に取りかかります