部外者だからこそ

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子供の学校のPTA会議は、たいてい近所のパブ(英国風居酒屋みたいなところ)で行われる。
そもそも、酒を飲みながら食べながら会議を進めて行く感じが私には受け入れがたいが、しかし、それが逆に本音を吐ける場面であったりするから、ガチガチの日本とは違うのかと受け入れ始めた。

昨日は放課後、軽い報告会があった。
明日、(イギリスでいうところの)5年、6年生が、とある団体から講義を受ける日だからである。
内容は「自分の身の安全をどう守るか」、これは親を含む保護者や教師、周囲の大人達から性的内容を含む暴力を受けないための、また受けている子供達への身の守り方、逃げ方を指導するもので、それを専門とする団体が子供達に講義するのである。

担任や学校関係者はこの講義に入れない。
万が一、教師や学校関係者から性的暴力を受けている子供がいるかも知れず、その存在によって委縮し、本当の事が言えなくなるのを防ぐためである。

しかしながら、私には1つ不納得な事がある。
それは講義の2日前に保護者宛てに手紙を出し、「この講義に我が子を参加させたい方は署名、させたくない方はその理由を書いて提出するように」と促した事である。
あってはならないが、仮に保護者が我が子に性的暴力を継続的に行っており、この講義により自分の行いが明るみに出る事を恐れ、それを理由に「うちの子には受けさせたくない」と手紙を返した場合、その子供は講義により、自分が受けている内容が実は犯罪である事、間違っている事、あってはならない事、それは性的虐待という絶対に大人が子供に対してやってはいけない内容である事を知るチャンスを奪ってしまう事にならないのか・・私はそれが気になった。

しかしながら保護者に権限があるため、保護者の反対があれば、その性教育と身の安全を守る講義は受けられない。

しかしながら、この活動により小学校在学中に親から性的虐待を受け、それが明るみになるのは年間400件ほどあるという。
子供達が勇気を持って告白できるよう、それを促す事が目的ともされているが、私はこういう学校教育の在り方はイギリスは素晴らしいと思う。

しかしながら明るみに出るのが400件、実際にはその3倍、いやもっとあるのが事実であろうと教頭は言っていた。
私はそれを聞きながら、「もしも反対する保護者がいたとして、逆に疑われないだろうかと思わないのだろうか・・」とも考えた。
私が犯罪を犯している者だとしたら、疑われる事を嫌い、あえて「参加希望」にするのではないか・・などと考えてみたが、いつもPTAを一緒にしているママ友のカイヤが「そんな犯罪やった奴、股間切り落としてまえ!額に男性のシンボルのタトゥー入れたらエエねん。一生皆から軽蔑されて生きたらエエ」と報告会を聞きながら言っていた。

うちの学校から、その事実が出ない事を祈る。
それは学校に関わる誰もが思っていると思う。
頼むから、誰も性的虐待を受けていて欲しくない。
無くて当然と思う中、緊張の1日である。

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