ストラスブールのグラン・ディル

2008-05-23 19:17:18 テーマ:フランス

1988年登録,文化遺産

登録範囲:

ストラスブール市内の面積約83万km2のグラン・ディル(旧市街)

登録理由:

(i)

ストラスブール大聖堂は1230年頃,最後の審判が描かれた柱から1439年の北の尖塔の完成までの各建設段階において,独特な芸術的建築物です。142メートルにそびえ立つ,赤色砂岩で作られた金線細工のような複雑な尖塔は,19世紀までずっと最上の技術的な偉業でした。

(ii) ストラスブール大聖堂はゴシック美術の展開の東方への動きを示します。かなりの数のゲルマン地域は3つの連続した位相に分けることができます:最後の審判の描かれた柱の影響,内陣障壁の影響,そしてファサードのドアの影響。ゲーテがストラスブールのノートルダム大聖堂をゴシック様式の聖堂の中で一段と優れていると考えていたことを忘れてはいけません。彼のおかげで,19世紀にはウルムやケルンの大聖堂の尖塔のような贅沢な作品を促すモデルとして扱われました。
(iv) ストラスブールのグラン・ディルは中央ヨーロッパの都市のアンサンブルの特徴を示す,また15-16世紀のライン渓谷における邸宅建設の独特なアンサンブルを示す,顕著な例です。

ストラスブールのグラン・ディル

現在もフランス・ドイツ国境沿いにあり,過去にフランス・ドイツぞれぞれに所属したことのあるストラスブール。なので,フランスではあるが,ドイツ・ゴシックの影響が強く,とても不思議な感じ。
日本のように国境と文化の境がはっきりしていないここヨーロッパではめずらしくないんだろうけど,日本人から見ると,「ここはドイツなの?フランス?」とヘンな感じです。
しかし同じゴシックといえ,ケルンの大聖堂と比べると,外壁の細工はきめ細やかで,すばらしいです。

こじんまりとした街は,水路がめぐらされていて,とても落ち着いたカンジ。ヨーロッパの街は石造りの家や道路と水の相性が抜群で,ホント,落ち着きます。

行き方:私は車と電車で行きましたが,電車ならパリからTGVで2時間20分,フランクフルトからも2時間少々。ドイツからだとOffenburgというマイナーな駅でフランス国鉄に乗り換える必要があり,少々分かりにくい。


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ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル教会

2008-05-22 19:28:33 テーマ:ドイツ

1985年登録,文化遺産

登録範囲:

ヒルデスハイムの大聖堂(正式名は聖母マリア大聖堂)と聖ミヒャエル聖堂

登録理由:

(i) この基準は,特にベルンヴァルトのブロンズ門扉とキリストの柱が満たします。
(ii)

聖ミカエル教会がこの基準を満たします。

(iii) これらの2つの建築物とその芸術的な宝物は,他のどの西方キリスト教のロマネスク様式の教会内の内装より良い全体でより即時の理解を提供している。

ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル教会

聖ミヒャエル聖堂


ドイツに住み始めて,嫁と泊りがけで出かけた初めての北部ドイツ。残念ながら2006年当時は聖ミヒャエル聖堂は内部が工事中でした。回りのドイツ人と一緒になって搬入用で入り口からこっそり入って見学しましたが。聖母マリア大聖堂の中には庭園があり,樹齢1000年というバラが茂っているのですが,こちらも時期が悪く,まだ開花前でした。

この旅のメインは実はちょっと離れたハーメルンという街で夏に開催される「ハーメルンの笛吹き男」の野外劇(無料)を見ることでした。が,それほど遠い街でもなかったので,世界遺産に興味が出始めていた当時,ちょっと遠出をして訪ねた街でした。

北部ドイツは以外に遠いのでおそらく再訪することはなさそうですが,機会があれば再訪し,工事の終了した聖ミヒャエル聖堂と,満開のバラが咲く大聖堂を満喫したいです。

(ドイツ観光局の公式サイトによると,聖ミヒャエル聖堂の工事は2010年まで続くそうです)


行き方:ハノーファーから電車(RE)で30分ほど。ヒルデスハイムの街は小さく,また道路には観光道順が書いてある。



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ロルシュの王立修道院とアルテンミュンスター

2008-05-08 23:07:22 テーマ:ドイツ

1991年登録,文化遺産

登録範囲:

ロルシュの旧修道院

登録理由:

(iii) 独特でかつすばらしい状態で残されている,初期のロルシュの王立修道院の1200年前の入口に象徴される修道院は当時の保護された印象的な彫刻と壁画とともに,カロリング王朝期のまれな建築学上の証拠である。
(iv) カロリング王朝時代の入口をもつロルシュの王立修道院が,初代フランク国王,カール大帝の下,西方の初期および最盛期の中世の精神への目ざめの建築学上の証拠を示している。
(補) カール大帝が支配したフランク王国内には,ある程度統一した建築スタイルが成立ていたが,この時代(カロリング王朝時代)の建築遺跡で現存するのはごくわずかで,アーヘンとここロルシュが有名。

ロルシュの王立修道院とアルテンミュンスター

歴史的には重要な遺跡なんでしょう。1200年前というから,日本では平安京。そういわれると日本で平安時代の宮殿の遺跡が発見,その門がまだ残っていた,なんてなったら大ニュース。そこは木造建築だった日本との違いですが。

確かに,1200年前の遺跡と言われると,感慨深いものです。建物内部も見学でき,壁画のオリジナルの一部分が残っています。そしてゴシックなどの建築様式をあまり見慣れてなくても,この建築様式が独特なのは分かりました。

とはいえやっぱり,一緒に行ったドイツ人同僚と2人で,「ふむふむ,ふ~ん」ってかんじでしたが。


行き方:私は車で行ったのですが,電車だとハイデルベルクから電車(IC)で約20分のBensheimでWorms方面のローカル線に乗り換えて5分。Informationのすぐ近くに遺跡があります。



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マウルブロンの修道院群

2008-05-07 13:36:55 テーマ:ドイツ

1993年登録,文化遺産

登録範囲:

マウルブロンの修道院に関連する建造物群

登録理由:

(ii) マウルブロンにおける教会のロマネスクからゴシック様式への過渡期の建築物は,北・中央ヨーロッパの多くのゴシック建築の普及に,基礎的な重要性をもつ。
(iv) マウルブロン修道院郡は,ヨーロッパでのシトー派修道会の修道院の姿を,とりわけ貯水池と水路の広範囲な水の管理システムについて最も完全な形で残している。

マウルブロンの修道院群

まだドイツに住み始める前,出張中の週末にStuttgartからふらりと訪れた修道院。

こじんまりとしていて,キレイではあったのですが,あまり記憶に残っていません…

しかし,昔の姿が良く残っているここマウルブロンの修道院は,昔の修道院が周囲から隔絶されたエリア内に,教会・礼拝堂だけではなく,病院やレストラン,鍛冶屋など1つの生活の場であったことがはっきり残っていて,印象深かったです。

今住んでいるところからそれほど遠くは無いので,他の遺跡を回ったりキリスト教の歴史を勉強したらまた,訪れてじっくりと見学したいです


行き方:シュトゥットガルトからカールスルーエ行きの電車で約20分のミュールアッカーで下車。駅前の700番のバスで15分,マウルブロンクロスター下車



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プランバナン寺院遺跡群

2008-05-02 11:53:35 テーマ:インドネシア

1991年登録,文化遺産

登録範囲:

Prambanan寺院(Prambanann寺院自体も240の寺院からなる),Sewu寺院,Bubrah寺院とLumbung寺院,Visnu寺院

登録理由:

(i) この遺跡はインドネシアとその地域におけるシバ(ヒンドゥー教)芸術の傑作の実例です
(iv) この遺跡は10世紀のシバ(ヒンドゥー教)の宗教的な複合体であり,その特徴を示す傑作です

プランバナン寺院遺跡群

世界遺産を数多くまわると,どうしても宗教関係の遺跡が多くなります。ヨーロッパだとキリスト教,そしてアジアだと仏教・イスラム教にヒンドゥー教など。

それぞれに起源があり,歴史があり,これらの遺跡を見学するならちゃんと勉強し,理解しないといけないな,といつも思うのですが,なかなかできません。

プランバナンはヨーロッパを中心に旅をしている私が初めて訪れたヒンドゥーの遺跡です。

あまりにも広く,しかも時間がなかったので,メインの寺院しかまわれなかったのが残念でした。

プランバナン寺院の石堂は,外壁にある石像がすばらしい。ヨーロッパの聖堂の外壁もきれいなのですが,なんというか像の曲線が東洋の神秘といったらいいのでしょうか。たまたま訪れた時間が夕方で,夕日に輝くシルエットがホントに神秘的でした。

話に聞くと,2006年のジャワ島大地震で大きな被害を受けたらしく,ちょっと心配です…


行き方:ジョクジャカルタからバスなどで40分程度。私はバリ島滞在時に観光ツアー(往復飛行機と運転手・ガイド付きの車)を借りて回りました。



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