本日の読書は、塩田武士さんの罪の声 でございます。
罪の声は、多くの謎を残したまま未解決となった「グリコ・森永事件」をモデルにしたフィクションでございまして、
社長の誘拐・会社施設への放火・お菓子に毒物を混入し企業を脅迫など、現実に起こった事件を忠実に再現しながら
事件が推理されているの。
事件から31年後に企画された新聞社の取材に駆り出された文化部の記者と、「身代金取引の声」が幼少期の自分の
声である事に気づいたテーラーの男性のふたりの目線でストーリーがすすみます。
正直なところ、グリコ・森永事件って・・さゆりは生まれていたけれど、子供だったので・・お菓子に毒が入れられた事件と
記憶しておりました。
この本を読んで、誘拐やら放火やら子供の声での脅迫があった事を知りました。
未解決で重たいハズのストーリーが、結構軽めに描かれておりまして、400ページとかなりボリュームのある本ながら、
少し物足らなさを感じました。
フィクションゆえ、犯人も出て参りますし、ご都合主義で手がかりがあったりするのよねぇ~
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