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Tuktamisheva aims to return to previous form
by Vladislav Luchianov
special to icenetwork



エリザベータ・トゥクタミシェワにとって昨シーズンは困難なものとなったが、新たな姿勢と希望に満ちた精神は彼女の2014-15シーズンが上手く行くものと信じさせてくれる
 -Getty Images



エリザベータ・トゥクタミシェワにとって、昨シーズンはキャリアの分岐点であったと言えるだろう。2011年のGPSにおいて、出場した2イベントで予想外の優勝を成し遂げ、ロシアンブームのきっかけを作った17歳のリーザは、昨シーズンはオリンピックに出場することが出来なかった。

2013年ヨーロッパ選手権銅メダリストであり2013年ロシアンナショナルズチャンピオンの彼女は、病気や心理的な問題など、彼女の結果に大いに影響を及ぼした様々な問題に直面しなければならなかった。彼女の昨シーズンは2013年フィンランディア杯での優勝から始まり、その後出場した2つのGPイベントではどちらも第4位、そしてロシアンナショナルズでは第10位だった。

3月のロシアンカップ・ファイナルでは足首を故障。その後の検査で彼女は靭帯を損傷したことが解った。辛い回復期間を経て、彼女はトレーニングを再開させた。今月、リーザはイタリアのピンゾロで行われているアレクセイ・ミーシンのトレーニングキャンプに参加し、来るシーズンに向けての新しいプログラムに取り組んでいる。

Icenetworkは彼女と怪我からの回復期間についてや昨シーズンのこと、そしてこの先の目標についてなど話を聞くことが出来た。


Icenetwork: 怪我やその他の要因が重なり、昨シーズンはあなたにとって厳しいものとなりましたね。怪我の回復はどのように進んでいますか?

Tuktamisheva: 順調に回復しています。4日前にジャンプの練習も始めました。でもまだトリプルトゥのコンボだけは試していません。まだ少しだけ怪我の状態が気になりますけど、でも大体は良い感じです。あと数週間で全てのエレメンツをこなすことが出来ると思います。


Icenetwork: 今あなたはイタリアのアレクセイ・ミーシンのキャンプに参加していますね。新しいシーズンについて何か教えて下さいますか?

Tuktamisheva: ええ、このイタリアでのキャンプは毎年恒例になっているもので、アレクセイ・ミーシンの生徒はほぼ全員が参加しています。このキャンプを過ごし、私の場合9月には良い状態になれていると思います。

新しいプログラムを作ることも含め、全てが通常通りに進んでいます。今のところ、プログラムの1つは準備出来ました。来週にはもう一つの方に取り掛かる予定です。


Icenetwork: オリンピック出場が叶わなかった昨シーズンを経験するのは、どれほど困難なことだったでしょう?

Tuktamisheva: 昨シーズンが既に過去のものになって良かったです。新しいシーズンは、私にとっては言わば白紙の状態から始まります。特に精神的にに、全てが少しでも変わっていることを願っています。今年の夏にこのイタリアでテストスケートを受ける予定ですが、昨年とは違っているように精神的に自分を調整出来たら、と思います。


Icenetwork: 昨シーズンの最も大きな問題は精神面だったと。

Tuktamisheva: ええ、確実にそうです。


Icenetwork: 多くの人が、女子シングルでのトリプルアクセルの未来について議論をしています。昨シーズンは浅田真央だけがこのジャンプを跳びました。これについてのあなたの考えはいかかでしょう?

Tuktamisheva: 現在のルールはスケーティングスキルやトランジッション、そして振付に主に焦点があてられています。例えばこれが5年前だとしたら、ええ、確かにトリプルアクセルは勝つ為の切り札で、跳ぶことによって明らかな優位性が得られたでしょう。

今、素晴らしいトリプルジャンプを跳ぶハイレベルな技術があっても、良いつなぎ無しではそれも大きな役割を果たさないのです。でも、もしコンポーネンツも全てOKならば、トリプルアクセルは間違いなく武器になりますし、結果的にプログラムの評価も高くなると思います。

でも個人的にはトリプルアクセルはSPには適さないと思っています。安定性が重要なプログラムですし、どんなミスでも高くつくからです。FSでならば、観客に感銘を与えることも、驚かせることも、言わば“衝撃を与える”ことも可能かもしれませんね。


Icenetwork: 一年前の自分と今の自分を比べた場合、違いは何でしょうか?

Tuktamisheva: 今、私はずっと楽で自由だと感じています。オリンピックイヤーというだけでコーチとアスリートに余分なプレッシャーがかかると思うので、今は本当に気楽に過ごせています。


Icenetwork: 現在のあなたのコンディションについて、コーチのアレクセイ・ミーシンはどう考えているのでしょう?

Tuktamisheva: 私が3ヶ月間スケートが出来ず、僅か10日前にやっとリンクに出ることが出来て、4日前にジャンプの練習を始めることが出来たことを考えると、私のコーチは今とても喜んでいると思います。予想よりも早く私がエレメンツを行うことが出来たので、全てが予定通りに進んでいると言えるのではないでしょうか。


Icenetwork: 新しいプログラムについて教えて下さい。

Tuktamisheva: FSはインドがテーマのもので、アジアンスタイルになっています。SPはまだ作業中です。


Icenetwork: あなたは情熱的なプログラムが好きなようですね。

Tuktamisheva: (笑)えーっと、それが特に情熱的なプログラムだとは言いませんけど(笑)でもそうですね、情熱的であることは私のテーマですし、新しいプログラムはとても良いものになるだろうとみんな言っています。

私にって、私が観客に伝えることが出来るメッセージがプログラムにあるのがとても大切なのです。ただ“何か”を滑るのは好きではないので---はっきりとしたテーマやイメージを持った物語をみなさんに伝えたいと思っています。


Icenetwork: 昨シーズンはクリーンなプログラムを披露するのに苦労しましたね。まるでもう一人のリーザを見ているかのようでした。安定性を増すために、どのように取り組んでいますか?

Tuktamisheva: それについては今取り組んでいます。不安定さの原因は、ただ精神的なものだけです。このような問題では問題が解決への鍵であることを、アスリートは完璧に解っています。


Icenetwork: オリンピックシーズンに、ロシアの多くのアスリート達がメディアやファンからの、時に過剰とも言える注目に晒されました。この類のプレッシャーに関してはどう思いますか?

Tuktamisheva: 起こっていることに対し、アスリートがどう対処するかどうかによると思います。全ての事から離れていることが出来る人もいれば、全てを受け止めてしまう人もいます。

なのでアスリートはその世界で生きていくことを学ばなければなりませんし、いつも冷静な考えを持っていて、何が出来て何が無理なのかを知らなければなりません。そうしたら全てがかなり楽になりますし、結果もずっと良いものになると思います。


Icenetwork: ロシアンナショナルズに出場する全員が潜在的にライバルと言えるほど、今日のロシア女子のレベルは非常に高いです。このような状況にプレッシャーを感じますか?それともモチベーションとなるでしょうか?

Tuktamisheva: 国内がそんなに厳しくないものだったとしたら、私たちこのような良い結果を出せていなかったでしょう。なので国内に沢山の強いスケーターがいることは、とても良いことなのです。


Icenetwork: 来シーズンの目標は?来シーズンは何を達成したいですか?

Tuktamisheva: 来シーズンの一番の目標は、以前のレベルに戻ることです。私にとってそれが一番重要なことです。


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