埼玉県医師会次期会長の金井忠男氏は3月30日、「良識ある日医役員選挙を望みます」と題する文書を関東甲信越医師会連合会の日医代議員にあてて送付した。文書では、会長候補の唐澤祥人氏(現職)と森洋一氏(京都府医師会長)の推薦する副会長候補などが重複していることを批判した上で、原中勝征氏(茨城県医師会長)の副会長候補である吉原忠男氏(埼玉県医師会)が当選するよう支援を求めている。

 文書ではまず、唐澤氏と森氏が全く同じ3人を副会長候補として推薦し、常任理事も多くが重複していると指摘。「両者が話し合いのもとに決めたことは明白」で、その目的は、副会長のすべてと常任理事の多数を「反原中」で占め、「原中会長が誕生しても会長の意向が全く反映されない体制をつくることにあると考えざるを得ない」と問題視した。その上で、「良識人の集団である日本医師会で、このようなことが行われてはならない」と批判している。
 さらに、医療再生を実現する人材として最も医療制度に精通している吉原氏を「是が非でも当選させなければならない」と強調。吉原氏への支援に協力を求めている。

 会長選には、唐澤、森、原中3氏のほか、金丸昌弘氏(京都府医師会)が立候補している。唐澤・森の両陣営は、副会長候補に横倉義武氏(福岡県医師会)、内田健夫氏(神奈川県医師会)、中川俊男氏(北海道医師会)の3人を推薦。一方、原中陣営は吉原氏のほか、松原謙二氏(大阪府医師会)、多田羅浩三氏(阪大名誉教授)を推薦している。


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