サロン「ココロ調律ステーション」主宰 ココロ調律セラピスト／
インナーチャイルドカード公認プラクティショナーの山本尚央子です。
きょうは”シンデレラ”な女子高校生2人に関するお話です。
先月、フィギュアスケートの「国別対抗戦」についてブログを書きました。
世界選手権直後に、世界のトップクラスの選手を目の前で観られる幸せを堪能した４日間でした。
ISU（国際スケート連盟）の国別ランキング上位6カ国による
国別対抗戦の出場選手は、各国・男女シングルは２名ずつ、
ペアとアイスダンスは１カップルずつ。
日本のランキングは、上位3カ国（カナダ、ロシア、アメリカ）に次いでの4位。
ペアとアイスダンスのランキングは6カ国の中では最下位です。
通常は男女シングルに強みのある日本ですが、
今回女子は、世界選手権同様、
エースの宮原知子選手が不在。
女子シングルの2人（三原舞依選手17歳と樋口新葉選手16歳）は若くて未知数なところがあり、
よくて3位かなあと思っていました。
この競技会は変則で、
SPはSPで順位点を出し、
フリーはフリーで順位点を出します。
女子のフリーは最終日。
SPでは三原選手が3位、樋口選手が5位とノーミスの大健闘
日本はロシアと競り合って優勝争いをしていました。
ロシアのメドベージェワ選手とラジオノワ選手は、SPでは1位と2位。
フリーが始まる前の時点で、日本のスコアは88点、ロシアは85点。
わずか3点差ということは、フリーでもロシアの2選手がワン・ツーに入ると、
日本は3位、4位になれたとしても、1点差で負けてしまうという局面です。
女王のメドベージェワ選手の優位は動かない。
となると、日本の2選手はどちらかが
ラジオノワ選手より高スコアを出さなければならない。
日本の2選手がノーミス演技をしても超えられるかどうか微妙というほど
ラジオノワ選手は素晴らしいスケーターです。
チーム応援席では、競技を終えた日本のチームメイト
羽生結弦選手や宇野昌磨選手が必死に応援しています。
世界選手権のフリーではミスの出た樋口選手、
シニアデビューの年、何かととまどうことは多かったはず。
しかしここでは今シーズンの集大成となる素晴らしい演技を見せてくれました
曲は「シェヘラザード」、『千夜一夜物語』で
毎夜、国王にお話を語っていたという王妃のストーリーです。
パーソナルベストが出ました。
日本の観客は非常にマナーがよく、
選手がどこの国の人であろうと、
素晴らしい演技には分け隔てなく、
惜しみない拍手を送ります。
もちろん会場は大盛り上がり
続いて出てきたのが三原舞依選手。
昨シーズンは難病と闘うという不本意な１年でした。
しかし今シーズンはみごとに復活し、
全日本選手権では３位、四大陸選手権ではなんと優勝を飾った
シンデレラガール
そしてフリープログラム曲がまさに「シンデレラ」
樋口選手に続いて、三原選手も堂々とノーミスの演技を披露してくれたのでした。
これで日本は１位と２位を確保して、ロシアの２選手の滑走を待ちました。
ラジオノワ選手はいつものように華やかで美しい演技でしたが、
わずかなミスとスタミナ切れになって、
三原選手、樋口選手の下になる３位。
この時点で、日本の優勝が決まったのでした
世界選手権はオリンピックの枠取りがかかるプレッシャーのため、
三原選手はSPでまさかのミス。
樋口選手はフリーでミス。
念願の出場枠３を取ることはできず、２枠に減らしてしまったのでした。
これは若い２人を責めることはできません。
宮原知子選手が出場できなかったという
不運な誤算があっただけ。。。
しかし今年１２月の全日本選手権では、
私たちはたった２枚しかない女子の熾烈な出場争いを
見なければならないのです。
普通に考えれば、宮原知子選手は安定感があり、実績もあるので、
その座は揺るがないはず。
となると、あと１枚の切符をめぐって、
三原選手と樋口選手が争うカタチになってしまいそうで。。。
（他にも、坂本花織選手、本田真凜選手などもいますが。。。）
あの会場が一体となったシーンを体感してしまった私としては、
樋口選手と三原選手の２人にオリンピックに行ってほしいなあと思ってしまいます。
いや、そうなると宮原選手が。。。
もう悩ましいったら悩ましい
でもそう言いたくなるほど、
２人の演技には感動したし、
初めてのシニアシーズンを過ごして、
その期間中の成長っぷりが素晴らしかった。。。
あ、「シェヘラザード」の千夜一夜物語といえば、
「アラジンと魔法のランプ」もその中の一つ。
つまりこの２人は、インナーチャイルドカードでいうと、
大アルカナの１８「シンデレラ」と、大アルカナの１「アラジンと魔法のランプ」。
「シンデレラ」は、
「絶対に平昌オリンピックに出場するんだ」など
大きなビジョンを描きつつ、きっちりと練習を積み重ねれば、
その願望はかなうでしょう、というカード。
「アラジンと魔法のランプ」は、
「あなたは身につけるべき技術は、もうすべて持っている。
あとはそれを上手に使いこなしていくだけですよ」、というカード。
なんだか２人の願いは届きそうな予感も。。。（≧∇≦）
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