(日経)

(1)ウェブ会議システム開発のSOBAプロジェクト(京都市)は、3次元造形物の制作をインターネット経由で請け負うサービスを始める。
3Dプリンター販売のアリエル(東京・渋谷)と組む。

(2)ウェブ会議で顧客と一緒に設計図を確認・編集し、3Dプリンターで出力する。

ア)アリエルがCAD(コンピューターによる設計)を使って造形物を設計。
イ)顧客とアリエルのパソコンをSOBAのシステムで接続し、両者がそれぞれの画面で同じ設計図を見て会話しながら編集する。
ウ)設計完了後は3Dプリンターで出力し、出来上がりをウェブ会議で確認。
エ)変更や修正を加えて完成した造形物を顧客に郵送する。

(3)制作できるのは508×381×229ミリメートルの造形物まで。
これを超える場合は分割して造形して組み合わせる。
1案件ごとに受け取る2万5000円のほか、造形物の重さに応じた料金(1グラム115円から)がかかる。
別途、初回登録料(1万円)も必要。

(4)SOBAは年内に3000万円の売り上げをめざす。
試作品需要などを見込み、中小企業に売り込む。