2007-04-10 21:54:15

4/8放映分「中島くんにラブレター」他

テーマ:今週のサザエさん

●『ワカメもいますよ~』脚本:雪室俊一


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 近所の方々から名前を覚えてもらえていないワカメ。そんな自分の存在感のなさに、ワカメは深く落ち込む。
 しかし、以前、ママ代わりをしたクルミちゃんが、まだ言葉を喋れない中、必死にワカメの名前を呼ぼうとしている光景に出くわす。大切な事は、いろんな人に名前を覚えてもらう事ではない・・・それに気付いたワカメは、またひとつ大人になったのであった。

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 ストーリー作品。ワカメレーザービーム型。


http://ameblo.jp/weeklysazaesan/entry-10008131237.html
(1/15放映分「ママになったワカメ」)

 拙筆ながら、今回のお話をより楽しんでいただくために、こちらに目を通していただく事をオススメします。


 磯野家を訪ねて来たお客人。サザエとカツオの名前は知っていましたが、ワカメの名前だけが思い出せません。その挙句「ワカナちゃん」と間違えて呼んでしまう始末。ワカメが自分の知名度の低さにガックリ落ち込むオープニング。


 そんなワカメに、波平は「自分もよく海平兄さんの弟と呼ばれたものだ」と、慰めなのか何なのかよくわからない思い出話を語ります。そう言えば、次の話で重要キャラクターとなる中島兄も、中島の兄さんとしか呼ばれていませんね。
 結局、サザエやカツオの名前がご近所に認知されているのは、波平がやたらと名前で怒鳴るからであり、ワカメはよい子だから、名前は覚えられていないという結論に達します。しかし、自己顕示欲の強いワカメにはそれが耐えられません。

 魚屋に買い物に行くワカメ。そこで、魚徳のご主人(久々の若本ボイス)に自分の名前を知っているか尋ねてみます。「ウチに聞くくらいだから魚の名前だね」と、勘が鋭いご主人。しかし、出てきた名前は「さよりちゃん?」。ま、ワカメって名前よりは、この方が一般的にありそうな名前ですわな。


 そんなこんなで、透明に近いまでのブルーになるワカメ。そこに追い討ちをかけるようにタラちゃんが、「リカちゃんのお友達のイワモトマユコちゃんと遊んだです~」とはしゃいだ上に、「マユコちゃんはタマの名前を知っていたです~」と、空気の読まなさっぷりを発揮します。タマより名前を知られていないワカメはどん底。今日は、タラヲボケーこそありませんでしたが、これだけで満足です。タラヲ空気読め!


 そんなワカメを見かねたカツ。そこで天然女殺しジゴロホリカワにワカメを励ましてくれるように頼みます。しかし、ホリカワくんは久々の登場で緊張したのか「近所の中学生がワカメちゃんの名前知ってたよ」(←これ、別の意味でヤバくないか?)「新聞屋さんも知ってたよ」と、白々しいウソをワカメに連発。あっさりとワカメに目論見を看破されます。間違いなく、ワカメのホリカワくんへの好感度が下がりました。恋愛エンディングがまたひとつ遠くなったねえ。


 志村喬のごとく無常な気持ちでブランコに揺られているワカメ。そこに、乳母車に乗せられたある赤ちゃんが登場します。その名も遠藤さん家のクルミちゃん・・・そう!『ママになったワカメ』(2006年1月15日放送)に登場した、あのクルミちゃん。1話限りのゲストキャラだと思ったのに、まさかの奇跡の再登場を果たしたのです!今日の雪室先生、変!
 そのクルミちゃん、ワカメを見ると笑顔で必死に何かを喋ろうとしています。まだ、言葉を喋る事ができないクルミちゃん。すると、お母さんが「ワカメちゃんと言ってるつもりなのよ」(←この母親の空気の読みぶりをタラちゃんに見習わせたい)「初めての言葉は、ワカメちゃんの名前かも知れない」などと発言。ワカメは深く感動します。


 クルミちゃんとの再会で、ワカメは「あちこちで名前を呼ばれるよりも、もっと大事な」事に気付きます。うんうん、本当に大切に思っている人にしっかりと名前を覚えてもらいたいと言う事だな、などと思っていたら、次の瞬間、「おやつはー?」。いや、この流れだったら、もっと大事な事=おやつになってしまいますがな(笑)


 こうして、大切な事に気付いたワカメ。すると、波平が「やっぱり、ワシの娘だな」とボケをかましますが、すかさずフネさんが「私の娘ですよ」と、夫婦漫才のように返します。フネさんの数少ない自己主張。今日は、こう言う細かい所のセリフが実に味を出しています。


 ラストは、メロンをぐるりと取り囲んだ磯野家+ノリスケ一家。サザエが等分しようとすると、ワカメがトイレから「私もいるよー!」と大慌てで飛び込んでくるオチでした。メロン10等分って、相当薄いですよね。そして、たった1個のメロンをタカりにやって来たと思われるノリスケの今週の出番はここだけでした。さすが、ボリスケ・・・じゃなくて、ノリスケだ。


 いやあ、1年前に登場したゲストが出演するとは。こうなったら、ジミーや浅沼さんも再登場させてほしいもんです。話が完結してしまったジミーはともかく、浅沼さんや裏番オオホリはまだまだ話が掘り下げられますものね。


☆突撃!磯野家の晩ご飯========================================


●エビフライ(夕食)
 今日も今日とて油もの。一応、キャベツの千切りやトマト、レモンなどでバランスを取っております。


●カステラ(おやつ)
 ワカメがスゲー口を開けて食べる。2切れ。カステラと言い、オチに使われたメロンと言い、3話目と微妙なリンクがあったりします。

☆磯野家豆知識================================================


●イワモトマユコ
 リカちゃんの友達で名前だけ登場。フルネームで名前を覚えていたタラちゃんは立派なもんです。漢字にすると、岩本真悠子かな?(笑)


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磯野家株式市況
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ワカメ+20円
・・・落ち込む時も舞い上がる時も一直線のワカメっぽいいいお話だったと思います。まあ、毒だけのキャラではないって事で。


カツオ+1円
・・・ホリカワくんに根回しする辺り、いいアニキっぷりですな。


波平+1円
・・・「やっぱりワシの娘だな」


フネ+1円
・・・「いいえ私の娘です」


ノリスケ+5円
・・・セリフもなし、アニメーションもしない、ただメロンの前でイクラを膝に乗せて笑っているだけ。本当にメロンをタカりに来たとしか思えん。変なところで、爆笑してしまいました。


サザエ0円
・・・このところ暴走が続いたためか、今回はおとなしめでした。


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●『中島くんにラブレター』脚本:雪室俊一


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 中島宛にラブレターが届けられた。差出人は究極美少女桜井マホちゃん。初めての経験にドギマギする中島を、カツオが返事の代筆をしたり、代わりにマホちゃんに届けたり、十分すぎるフォローを見せる。
 しかし、デート当日、マホちゃんが好きなのは中島は中島でも、中島の兄である事が発覚する。それを先に知ってしまったカツオは、バッチリおしゃれして現れた中島を前にして、、、

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 ストーリー作品。カツオチャッカリ型。
 いやあ、足腰立たんようになるほど笑いました。先週の予告の段階から期待大でしたが、見事に応えてくれました。きっと、みんな、中島の事が好きになります(笑)


 カツオを部屋に招き入れた中島は、兄が出計らった所を見て、カーテンを閉めたり厳重な戸締りを施した上で、カツオにラブレターを見せます。中島の家に届けられたもの、差出人は桜井マホ。内容はこうだ!


「ずっと前からお兄さまにあこがれていました。お兄さまのようなすてきな人と、お友達になるのが夢です」


 !!!!!!!なんだってえええええ!!!!!!!


 天使の様な羽を生やした中島が、浮かれながら空を飛んでいくタイトルバックが死ぬほど笑えます。もう、ナカジマじゃなくてバカジマだ。


 相手は小学3年生。年の差を気にする中島にカツオは「中島が20歳になったら相手は18歳だろう?」「うん、確かにおかしくないな」・・・おいおい。


 しかし、ここはヘタレ中島。初めての経験に不安がります。一方、カツオも「ボクだって経験ないよ」と言いますが、中島から「ホントに?」と突っ込まれると、「ま、一度や二度くらいなら」と見栄晴。さすが、波平→サザエと受け継がれた磯野家見栄張り血統がここにも生きています。


 こうして、カツオから言質を取った中島は、全面的にカツオに指示を仰ぎます。返事を届けるための封筒を買うのにもカツオを付き合わせるわ、返事の代筆を頼むわ、それを届けてくれと言うわ、挙句の果てにデートに付き合ってくれと言うわ・・・どこまでヘタレなんだ、この子は(笑)一方、呆れながらも中島の要求に全て応えるカツオの友達思いぶりもいい感じです(ただ、これが仇ともなりますが)。


 さて、その桜井マホちゃん。隣のクラスのワカメの話だと、児童劇団に入っている超美少女とのこと。カツオはラブレターの代筆に苦しみながら、「マホって子も見る目がないよ。ボクの方がずっとカッコいいのに」と戯言をぬかします。どっちもどっちか、と。
 こうして、酔っ払って帰って来た(ここがけっこうミソ)マスオの協力で、ラブレターは完成します。その内容はこうだ!


「マホちゃんの手紙、天にも昇る気持ちで読みました。何を隠そう、実はボクもマホちゃんのことを何てかわいい子がいるんだ、と密かに思ってました」


 ああ、確かに酔っ払いが言いそうな戯言だ(笑)
 あまりにアレな内容に中島は躊躇しますが、登校中のマホちゃんをひと目見るや態度を一変(笑)カツオに「頼むよ、磯野~」と、ラブレターを渡してくれるようにお願いします。中島・・・キミってヤツは・・・


 さて、その桜井マホちゃん。この世界のキャラデザインと考えると、かなりかわいいです(笑)だって、髪型ツインテールだし、後半のデートシーンではロリロリな服装で登場。なぜか原作チックだった先週とはデザインが一変しております。誰かはわかりませんが、声優さんも今風。カツオからラブレターを渡されたら「まあ、お兄さまから?マホうれしい~」だものな。何か、やっぱり、今日のノリは変だよ。


 ヘタレ中島ですが、物事が上手く行くや「妬くなよ、磯野」と一転強気。もう、アホすぎてアホすぎて(笑)ま、後半の地獄を考えると、この時が中島も絶頂だったのですけどね。しかし、強気になったように見えた中島ですが、やっぱりヘタレ。カツオに、ハンバーガーを奢るからデートについてきて、とお願いします。このアホ!アホ!アホ!(笑)


 そして、デート当日。待ち合わせはハンバーガー屋のようです・・・が、なぜか中島兄がハンバーガー食ってます。浪人生の身分で贅沢な!
 そこに、桜井マホちゃん登場。ロ・・・ロリだ!チェックのセーラー型の服にヒラヒラスカート、縞々のハイソ。黄色いポーチ。てか、作画陣(色指定)気合入れすぎ(笑)更にすごいところは、ワカメみたいにパンツ見せてないぞ!オマエはどこのアニメの子だ!
 すると、中島兄を見つけたマホちゃんは、目をキラキラさせながら「お兄さま。夢のようなお手紙ありがとうございました♪」とペコリ。わけのわからない中島兄は「お、お兄さま!?」と戸惑います。


 ま、早い話、マホちゃんが惚れていたのは、中島兄だったというオチなわけです。話がわかっていない中島兄が戸惑うのも無理はありません(ハンバーガー屋にいたのは偶然かと思われます)。


 そんな、冷酷な現実を知らずに、カツオはハンバーガー屋に向かいます。途中、買い物帰りのサザエとすれ違いますが、サザエは「(中島兄が)かわいいガールフレンドと一緒だったわよん」とスゲーいやらしい言い方をします。タラちゃんは「ワカメおねえちゃんと同じくらいの女の子だったです」と説明セリフ。タラちゃんの出番これだけ。いやあ、何かもうオープニングの空飛ぶ中島から、あらゆる表現がツボに入りまくりで、こんなタラちゃんの何気ないセリフにも笑ってしまいました。


 そして、ハンバーガー屋に着いたカツオは、窓越しにマホちゃんと親しげに喋る中島兄を見かけて驚きます。一方、カツオを見つけたマホちゃんは「ウソツキ!」と大激怒。「帰ります!」と走り去ってしまいます。おいおい、カツオが来るまで、嬉しそうに喋ってたじゃないか。きっかけはともかくお兄さまを射止めるいいチャンスだったんじゃないか?
 ・・・てか、中島兄もニコニコでしたね(笑)浪人生の身分で贅沢な!


 こうして、カツオから事情を聞いた中島兄は納得して大笑い。そして、そこに満を持して中島登場!


 皆さん、お待たせしました。おそらく、サザエさん放送1900回で初めてかと思われる中島の正装です!


 青いブレザー着てるよ・・・
 でも、下は半ズボンだよ・・・
 白地のシャツに蝶ネクタイしてるよ・・・
 手に花束持ってるよ・・・
 すっかりその気でニコニコだよ・・・


 ブわハッははhっははあははああははははっははははあ!!!
 中島最強すぎる!ビバ中島!モナムール中島!グラッチェ中島!
 母さん!ボク、笑いが止まりません!


 そして、ここからの会話が最強過ぎるので、全部再録しますね。


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中島兄「磯野くん、弟を頼むよ(お金を出して)これで腹いっぱい食べてくれ」
カツオ「え?ボクが説明するんですか?」
中島兄「弟の親友だろ?じゃ」
<中島兄退出>←ここでこれまでさんざん出てきた”親友”と言うキーワードが生きてくるのです
中島「アニキ?・・・磯野、何でアニキがいるんだ?」
カツオ「それより、遅いんじゃないか大事な時に」
中島「床屋さんで時間食っちゃって~」
←その割にはぜんぜん変わってない
カツオ「・・・遅れた方がよかったけど」
中島「あれえ?マホちゃんはまだ?」←あ、あほすぎ・・・
カツオ「(目を伏せて)まず、好きな物を注文していいぞ」
中島「ボクが奢るって言ったじゃないかあ~」
←中島、ノリノリ
カツオ「お兄さんにカンパしてもらったんだよ」
中島「アニキがボクたちにい?」
カツオ「・・・これには深いわけがあるんだ」


テーブルに置かれたハンバーガーを間にして。


中島「ええ~~~!!何でアニキなんだーーーー!!」←ここの表情が最高。


ハンバーガーを貪り食う中島をカメラが捉えつつ・・・


カツオ(ナレーション)「そう言って中島は、ハンバーガー3つと山盛りのフライドポテトをやけ食いした」


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 文章だと伝わりにくいですが、アホな中島と事実を知って冷静になっているカツオの淡々とした様子が、かなり面白いシーンです。
 そして、ラストのナレーションも異質。例えば、磯野家の旅行記などで、サザエが「私たち一家は○○を訪れて・・・」てな感じのナレーションが入る時はあります。しかし、こう言う形でナレーションが入るのはかなり珍しいのではないでしょうか。

 ラストはすっかり遅くなり夜道を行くカツオ(この時間まで愚痴を聞いていたのだろうなあ)。二股の路地で不倫カップルらしき2人が「お互い別々の道を歩んでいきましょう」と別れ話をしています。すると、カツオが「よかった!じゃあ、どちらかがボクと同じ道を行くんですね」と明るく語り、2人がギャフン!ってな感じの終わりでした。どうでもいいですが、マホちゃんの作画に力が入りすぎたのか、この2人の適当すぎる絵が笑えます。


 作画に関しては本文中でさんざん書いた通り。とにかく、マホちゃん動く動く。走る時にはツインテールが揺れてるしねえ。前話で1ミリも動かなかったノリスケ一家に、そのなびく髪の毛の分だけでも、分けてあげてほしかったものです。
 それに加えて中島とカツオの演技が最高なんですよ。いや、たぶん、白川澄子さんは、この日のこの話をやるために30年前に中島役に抜擢されたのではなかろうか(大袈裟)と思わせるくらい。それほど、ヘタレ強気な中島にピッタリでした。中島に淡々と接するカツオも上手いです。


 しかし、やっぱり脚本だよな(笑)
 正直な話、最初の1分(中島兄が出かけていくシーン)でオチは読めます。でも、流れが面白いんですよね。
 今回の話、脚本家の名前が伏せられていたら、おそらく、話の奔放さと意表の突き具合からして、森山あけみさんの筆だとワタシは思ったはずです。でも、雪室先生なんですよねえ。さすがベテラン、引き出しが多いわ。


☆突撃!磯野家の晩ご飯========================================


●ハンバーガー(中島)
 目玉焼きが見えます。
 大手チェーンと仮定すると、スポンサーであるマクドナルドでは、現在、月見バーガーはやっておりません。そうすると、ロッテリアの「半熟タマゴてりやきバーガー」か、ドムドムの「ベーコンエッグバーガー」に絞られます。
 ここで、ちょっと注目したいのはポテト。紙箱状になっているかなりの量のものなんですよね。


http://lotteria.jp/newlotteria/menu/index.html
(ロッテリアメニュー)


 これは「フルポテ」。つまり、ロッテリアと断定していいかと思われます。まあ、あさひが丘だけにある単独店かも知れませんけどね。


☆磯野家豆知識================================================


●中島兄
 それにしても、中島兄のどこがステキだったのだろう?(笑)ご近所でもない限り、知り合うきっかけはないと思うのですが。。。やっぱ、アレですかね。ろくに予備校にも通わず、平日の昼間からご近所(小学校付近)をブラブラしてんですかね、アイツは。昼間からハンバーガー食ってるくらいだから。
 だとしても、特別に美形でもないしねえ。きっと、幼い頃、かわいがっていた飼い犬に似てる、とかそういうオチか?
 まあ、理由はどうあれ、好きになってくれる人が現れただけでも、甚六やサブちゃんよりは遥かに上を行きましたね。でも、「アタシが18になったら、お兄さまは28ね」「うん、確かにおかしくないな」てな流れにならない事を祈るばかりです。


●桜井マホ
 男を見る目はないかも知れない。


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磯野家株式市況
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中島+100円
・・・いや、こんなヘタレが周りにいたらイヤですよ(笑)でも、第三者の立場に立つと、こんな面白いヤツもいないわけでして。きっと、自分がカツオの立場なら、炊きつけるだけ炊きつけて、裏で橋本たちと笑いモノにしてるよな~なんて考えてしまいました。なお、おそらく、これほど中島がフィーチャーされる話は、本年度最後でしょう。よって100円高。


カツオ+50円
・・・そう考えると、カツオっていいヤツですなあ。中島くんの悲惨な話でしたが、彼よりも、全てのお膳立てに奔走して全てが無に帰したカツオの方が悲惨ですよね。すっかり、暗くなるまで中島に付き合っていた辺りもポイント高いです。


タラ+1円
・・・説明セリフオツカレ。


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●『おやつの行方』脚本:城山昇


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 マスオがお土産にカステラをもらってきた。磯野家では珍しいお菓子の存在に、一堂騒然となる。しかし、ついていないマスオはいつまで経ってもカステラにありつけない。そのうち、残しておいた分をカツオに食べられてしまうのであった。

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 ストーリー作品。マスオ悲惨型。
 前2話が、サザエさんと言う番組の枠をぶっ壊しているような印象の中、いかにもサザエさんらしいこの話の展開でホッと落ち着けました。


 カツオとワカメが、訪問した知り合いの家のお土産を奪い合うオープニング。ワタシの読解力が不足しているのか、どこで笑えばいいのかイマイチわかりませんでした。


 マスオが会社の人の旅行土産にカステラを貰って来ます。1話目で既にワカメが2切れも食べているにも拘らず、一堂、色めきだちます。今はどうか知りませんが、昔はカステラはおやつの王様でしたものね。


 とにかく、カステラを思う存分食べたいカツオ。自分達が寝静まった隙に大人達(サザエや波平)がカステラを食べてしまうのではないか、と不審に思い、深夜(と言っても10時30分)に目覚まし時計を合わせて、その現場を押さえようと企みます。信頼関係のない磯野家。「私も起こして!」と、眉毛を吊り上げるワカメがなかなかに”らしい”です。


 そして、カツオの思惑通り、大人達はこっそりカステラを食べようとします。しかし、マスオだけは話を持ちかけられる前に、既に歯を磨いてしまっていたために断念。とすると、波平やサザエは夜は歯を磨かないのか。不潔だ。


 いざ、大人だけでカステラを食べようとした瞬間、カツオの部屋の目覚まし時計の音が居間に流れてきます。瞬間に事態を察したサザエは、すかさずカステラを隠して、起きてきたカツオの追及を逃れます。


 思い違いだったか、と考えたカツオですが、その翌日、既に切られているカステラを発見。サザエに詰め寄ります。結局、サザエは残りを今日のおやつにする事で、カツオを説き伏せます。なお、この時点で、昨日、カステラを食べ損ねているマスオの分も取ってありましたが、その頃、マスオは裏じいと囲碁に夢中。結局、マスオはまた食べ損ねてしまいます。


 もちろん、マスオが食べていない分、カステラは一切れだけ残してあったのですが、マスオは夕飯も近いので、その分はデザートにすると言います。
 しかし、夕食後のデザートはお隣(おそらくイササカ家)から頂いたメロン。「(デザートなら)カステラよりメロンだね!」と喜ぶマスオですが、ここでマスオに急激な腹痛が襲いかかります。すると、サザエは台所でメロンを切ろうとしているフネさんに「(メロンを)6等分に変更ー!」と大声で叫びます。
 自分の様態よりメロンの方が大切だったサザエに対して、マスオが不貞寝するオチ。サザエが寝込むマスオに向かって「ひどいわ、愛情を疑うなんてー」と泣きますが、これのどこにサザエの弁解の余地があるのでしょう?サザエひどすぎます。きっと、この女はマスオが死にかかったら、旦那の様態よりも遺産や生命保険を気にするのでしょうねえ。


 翌日、テレビで競馬を楽しむ波平とマスオ。しかし、2人が狙っていた馬は惨敗。どっと疲れる2人ですが、マスオは自分の分のカステラが残されていた事を思い出して、波平と自棄酒代わりに食べようとします。しかし、箱はカラッポ。実は、カツオが「1人分だけ残っていたので取り合いになったら困るので」食べてしまっていたのでした。


 こうして、カステラ、メロンと食いっぱぐれたマスオ。マスオ、可哀想過ぎます。しかし、その日のおやつはフネさんが頂いてきたおまんじゅう。みんなと一緒におまんじゅうを食べたマスオは「こんなにおやつが美味しいと思ったのは初めてだ」と単純に喜びます。・・・なんて、悲しいシーン。大根めしばかり食わされていたおしんが、初めて白いメシを食って「んめえ!」と喜ぶ場面を思い出しました。


 ラストはそのおまんじゅう。最初にあったのは12個。カツオとマスオが、それぞれ2個食べて、タラちゃんが1個食べて・・・と計算している内に、1個残っているのではないか?と言う結論に達します。最後の1個を求めて、居間に殺到する一堂ですが、おまんじゅうは1つも残っていません。「じゃあ、いったい誰が食べてっていうのよ!」と、激しく議論を交わす磯野家一堂の隣の部屋で、お客さんにまんじゅうを差し出しているフネさんが、恥ずかしそうに身をすくめると言うオチでした。まあ、仮に1個残っていたとしても、マスオはまた食いっぱぐれるのでしょうけどねえ。


 とことん、哀れと言うかついていないマスオですが、たった一つのおまんじゅうに至福の笑顔を浮かべる事ができるのですから、ある意味、とっても幸せな人生を送っていますよね。こう言う小さな幸せを見つける事が出来る人間になりたいものです。


☆突撃!磯野家の晩ご飯========================================


●ぞんざいな品物(夕食)
 謎。茶色っぽい真四角な物体。おそらく、めかじき辺りの煮物か照り焼きだと思うのですが、あまりにも適当です。1話目のエビフライが詳細に書き込まれていたこととは対照的。油物以外はどうでもいいのか、磯野家よ。


●カステラ
 1話目で豪快にワカメが2切れも食べていたカステラですが、ここでは一転貴重品です。せっかくのカステラを食べ損ねたマスオさん。この話を見た後に、大口開けてカステラを頬張るワカメの姿を見ていると、殺意さえ沸いてきます。


●メロン
 1話目ではノリスケ一家のタカり攻撃に遭い、10等分と言う究極の切断技術を強いられたサザエ。今回は、ノリスケにかぎつけられなかった上に、マスオが腹痛と言うラッキーも重なって6等分でございます。


☆磯野家豆知識================================================


●競馬
 波平とマスオが馬券を握り締めながら、テレビに向かって絶叫する。
 ちなみに、この日は3歳牝馬クラシックの桜花賞の開催日でした。馬券を握っている事から、2人はどこかで馬券を買ってきたと思われます。会社帰りにでも買ってきたのかな、と思ったのですが、桜花賞は金曜日発売はないのですよ。休みの日に馬券だけ買いに、競馬場やウインズに行くような2人ではないですし、これは、土曜競馬に出かけたノリスケ辺りに買って来たもらったと考えるのが妥当でしょう。


 なお、2人とも同じ馬を応援していたらしく、「逃げ馬」で、更にその馬が力尽きている様子が画面に描かれます。その事から、簡単に彼らが買っていた馬を特定できます。

 それは、アストンマーチャン。この馬は本来、先行してスピードで押し切る競馬をする馬なのですが、桜花賞では見事にかかってしまい(馬が騎手の言う事を聞かずに暴走してしまう現象)、2番人気だったにも拘らず、直線ではガス欠で見事に失速。7着に敗れてしまいました。


 今年の桜花賞は、ウオッカと言う馬が単勝1.4倍の断然人気でした。ここからが推理のしがいがあるのですが、誰がどう見てもウオッカが勝つと思うレースだったのですよ(なお、3番人気ダイワスカーレットの前に敗れてしまう波乱がありました)。ただし、馬券的にはウオッカから買っていても、これだけの支持を集めている馬ですから、全然儲けになりません。100円買っても、140円にしかなりませんしね。そこで、生粋のギャンブラーはウオッカを外して買うことを考えるのです。
 ここで波平とマスオはアストンマーチャンを軸に選んだわけです。鞍上はナンバー1ジョッキーの武豊。ウオッカを馬券対象から外して考える場合、武豊に期待してマーチャンを買うのは、当然の帰結と言えるのです。つまり「ウオッカは人気しすぎて(配当的に)美味しくないので、武豊から」と言う、中途半端なギャンブラーなんですよね。冒険したいけど、枠からはみ出す事が出来ない小市民的な2人の考えがよく出ているように思います。
 あ、ちなみにワタシは11番人気のハギノルチェーレから勝負して玉砕しました(笑)


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磯野家株式市況
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マスオ+9円
・・・哀れすぎる。


カツオ▲3円
・・・マスオのカステラを食べた事が許せません。「(おまんじゅうが美味しく感じるのは)ボクのおかげだね!」と言うセリフも気持ちよくないです。


サザエ▲5円
・・・マスオよりメロンを大事にした態度は地獄に落ちろ!と言わんばかりなのですが、泣きながら「愛情を疑うのね~」と言う姿が面白かったので、これくらいにしておこう。でも、本当に愛情があるのなら、最後までカステラを守ってあげてほしかったよ。


ワカメ+1円
・・・眉毛を吊り上げて「私も起こして!」に笑った。てか、キミ、1話目で2切れも食べてるじゃん。


タラ+1円
・・・カステラをなかなか食べられないマスオに対して「かわいそうです」と気遣う姿に好印象。


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今週の磯野家株式市況まとめ

波平 +647円(+1)→
マスオ+230円(+9)→
フネ +198円(+1)→
中島 +116円(+100)↑
タラヲ+80円(+2)↓
ワカメ+70円(+21)↓
カツオ+40円(+48)↑
花沢 +25円(0)↓
イクラ+19円(0)↓
ノリスケ▲94円(+5)→
サザエ▲270円(▲5)→


 今週は中島に尽きます。

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コメント

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8 ■お返事です2


>もずくさん
今回、中島とマホちゃんに全て持っていかれてしまいましたけど、久々のホリカワくんとか、クルミちゃん再登場とか、美味しい要素が他にあったんですよね。まるで1980年代のアイドル乱立時代における、松田聖子と中森明菜の影でトップになれなかった地味ながらも実力あるアイドル歌手のような印象のお話でした(我ながら何と言うベタな例え)。
あと、地味ながら「おやつの行方」も普通に面白かったです。いかにも、スタンダートサザエさんって感じで。前者の2つが派手なアイドル歌手だとすると、さしづめ、「おやつの行方」は演歌歌手って感じがしました。

>gogotoさん
毎週、こんなブログ書いているので、サザエさんに詳しいと思われがちなワタシですが、せいぜい3年程度の視聴者なんです。もちろん、それまでも見てはいましたが、殆ど流し見程度だったんですよね。で、あることがきっかけでじっくり見始めて、しっかりと話が作りこんであることに驚いた事がこのブログを始めたきっかけです。何と言っても、それまでは放送されている半分は再放送だろうと思っていましたから(笑)
確かに原作があるのでネタのダブりもありますが、おそらく、サザエさんをマンネリ、ワンパターンと評する人はそこしか見ていないんですよね。今回のようなお話や昨年の「大トラ小トラ」「ウサギが笑った」「すごいキノコ~」みたいに、見れば確実に引き込まれる話が存在するわけです。

今回のお話のはじけっぷりを見るに、まだまだ、本年度後半にも期待できそうですよ。

7 ■お返事です

>dhhさん
ヘタレ中島が最高でしたね。こう言うヤツって後でトラブルになった時、「あの時、磯野がこう言ったから!」って人のせいにしてしまうんですよね(笑)
ただ、中島はカツオの世話焼きぶりを利用して、合コンの時でも「磯野~あの子が気になるんだけど~」「よし、ボクに任せておけ!」って感じで結構、よろしくやりそうな気がします。で、貧乏くじを引くのはカツオってわけ(笑)

>プラスチックさん
あー、なるほど、アップルパイからのアプローチがありましたね。まあ、確かにスポンサー様から「キミキミ、このハンバーガーは何をモデルにしたのかね?」って聞かれたら、「そりゃあもちろん、○クドナルド様でございます」としかいえませんわな(笑)
謎の四角の物体ですが、1話目のエビフライや2話目のハンバーガーの詳細すぎる描き込み(改めて確認しましたが、このハンバーガーは凝った描写ですよね)の後だけ に、余計にそのぞんざい振りが目立ちましたね。作画スタッフが力尽きたんでしょうか(笑)

>gita8820さん
いやいや、私だって、デートに誘った女の子が友達連れてきたらイヤですよ(笑)なんか、そういう対象では見てくれていないんだな、と思ってしまいます。
ただ、中島の場合は何と言っても、まだ小学5年生ですからねえ。女の子とツーショットなんて想像がつかなかったんでしょう。そう考えると、デートでバッチリ決めてきたヤツの存在が余計に笑えてしまいますけどね。
きっと、そのままデートになっていたら、気を効かせたカツオが会話を盛り上げるだけ盛り上げて、サッと姿を消して2人だけにしていたんでしょうね。
今回の話を見ていると、カツオは報われない星の下にいるような気もしました。将来、中島がカツオの協力で嫁さんもらってひと財産築いて、その影で幸せを人に分け与え続けて、自分は不幸せなカツオの姿がありそうで。磯野家の人間ながら、実はマスオに近いのかも知れませんね、カツオって。

6 ■無題

そういえば3話目の最初に出てくる謎のオカズ、なんでしょうね。
天に昇る中島君の話ですっかり隠れてしまってますが、
不気味ですよね。

僕はコンニャクがまるごと一皿に盛り付けられているのかと思いました。
以前気持ちの悪い食べ物(レバーのような)がここで話題になってましたが、
恐らく中島君のラブレターが無かったらこれが話題になってたのかな。

5 ■今年度No1?

今週のサザエさんは、もう今年No1決定といっていいほどおもしろかったです。
くるみちゃんが、再登場していたのは、週刊サザエさんを読むまで全く気づきませんでした。(毎週見ていたのにです。)
思えば、1発キャラと思いきや2回出たキャラは過去にもいました。磯野家にも遊びに来た外人のブラウンさんとワカメがお世話になった自転車屋さんです。いずれも、近い時期に再登場していただけに今回のくるみちゃんはびっくりです。1年以上も前とは。

中島くんにラブレターは、早くも今年No1決定?ですね。

サザエさんってマンネリと見られがちですが、本当に手が込んでいて、工夫されていて、しかも笑えるすごいアニメだと改めて認識した放送週でした。

4 ■感想

こんにちは、もずくです。
今週はとにかく中島、中島、な~かじま~!!!という感じでした!先週の予告の期待に見事に答えてくれましたね。
もうタイトルコールから爆笑しましたが、正装の中島登場に私も死ぬほど笑いました!痛い、痛すぎる、中島!蝶ネクタイかよ!やっぱ半ズボンかよ!花束かよ!前髪若干上向きだよ!という感じでした。
オチも意外で面白かったです。まさかアキバ系の中島兄にあんなかわいい小学生がラブレターを出すなんて・・・。

中島の大活躍の陰のようになってしまいましたが、まさかのくるみちゃんの再登場や相変わらずダメダメの堀川君も印象的で、今週はお腹いっぱいでした。

3 ■こんにちは

『中島くんにラブレター』 中島くんのヘタレぶりが笑えました。全部カツオに頼りっきりって・・・まさかデートにまでつき合わせるとは。
私が相手の女の子だったら、遠まわしに断られているのではないかと誤解してしまいそうです。イヤがらせか?みたいな(笑)
このお話でカツオの株急上昇しました。まさに影の功労者。今回のお話は全部面白かったです。思いがけないくるみちゃんの再登場とか。マスオさんは可哀想でしたが、とても嬉しそうにおまんじゅうをほおばっている姿を見てほのぼのしました。管理人さんと同じく私もマスオさんみたいな人間になりたいです。

2 ■無題

中島ラブレターの話の最後に登場したハンバーガー屋はやはりマクドナルドだと思います。
月見バーガーではなくてりたまバーガーですね。
パン、レタス、タマゴ、パティが挟まってますんで。
現在はもう終了してしまってるメニューですが、
製作中なら…
アップルパイもありますし、箱の形状もかなり似てます。

1 ■感想

こんにちは、dhhです
中島のアホさ加減には大爆笑してしまいましたよ
こんなアホ眼鏡の為に最後まで行動してくれるカツオは本当に男の中の男です
中島もあんな事では一生彼女は出来ませんね
将来、合コンで1人置いてきぼりを食らうオチとか、高校生になったマホちゃんをストーカーして警察に捕まる展開とかが待ってそうで心配です
後、遅くなったカツオには、やはりあの後波平の「バカモン!」が炸裂したんでしょうか?
今回はその様な模写はありませんでしたが、本当に波平の「バカモン!」がカツオに炸裂したら、私はフジテレビに苦情の電話を入れてますよ(笑)

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