“元気”が市場再生のカギ
テーマ:ブログ1) 声の消失
インターネットの広がりは、便利さと同時に様々の課題をもたらした。
かつては声が情報や感情伝達の重要な手段であり、生命の証しであったが、今やネットの速さや量、質が凌駕したように見える。
人は生まれた瞬間から誰に教わるでもなく“声”という道具を使うが、現代社会は電子メールやネットの普及で文字や視覚情報は増えたが、声のパワーが落ちた。
2) 声の楽しさ声の真実
啄木は寂しさに“雑(声)”を聞きに街へ出た。
築地やアメ横、アーケード街のにぎわいは声のパワーに癒される。
声は体の一部であり、心の一部でもあり、言葉とは別に不安や恐れ、活力、真偽、卑屈など様々の感情を発信する。
“商”は、文字だけではその真意が容易に伝わらない。
声を使えば感情や微妙なニュアンスを伝えられる。
大震災の中で、しばしば東北弁の真実が伝わり、それは“力”となっている。
フランスの耳鼻科医師トマティスは「自分の声を聞くことが、生命とは何かを深く理解することにつながる」と言い、道元禅師は加えて「自然の声」を聞けとも言った。
声は人間の最も大切な才能であり、それを正しく聴く感性を身につけなければ伝わらない。
3) “元気”が市場資源
「失われた10年、20年」と言われ元気の萎えた日本にいま大震災の難局が復興を遅らせ、日本経済の再生を妨げる。
今、国民を市場を元気にする「目標」が必要だし、一人ひとりが声に出して叫ばなければ伝わらない。
前例にないコトへの挑戦、新しい常識づくり(ニューノーマル)に踏み込む勇気と元気が必要だ。
扉の開かないシャッター街ではなく、声が飛びかう“雑”(そ)の内にこそ活力がある。
文明的なモノ志向より、文化的なコト志向、収穫の歓び(祭)や方言を大切にし、人の集まり、つながりを深め広げよう。
それがマーケッターの真の役割ではないか。
今こそ、元気が市場の資源となる。
●マーケティングの種の終章に当たって
5年半に近い「マーケティングの種」をお読みいただきました皆様に、深くお礼申し上げます。
書くコトは、学びでした。
種がはたして芽を出したかはこれからの評価ですが、皆様の力を借りなければそれも叶えられません。
ともに歩めましたことに感謝申し上げ、終章とさせていただきます。
ありがとうございました。
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