グアムのヒストリーツワー | 森二朗|クリエイティブ入門

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グアムの太平洋戦争の歴史ツアーに参加してきました。
日曜日にも関わらずこのツワーの参加者は自分たちだけ。ハワイ旅行に行った際も、パールハーバーのヒストリーツワー参加者が少なかったので予想はしていましたが、まさか、自分たち以外0とは。 でも、そのおかげでガイドさんとマンツーマンでいろいろな話しをすることができました。ガイドさんは日本政府の戦没者の遺骨発掘にも立ち会ったことのある日系のおじさんでした。



グアムは太平洋戦争の終戦(1945年9月)となる約1年前(1944年8月)に約1万7千500名の日本兵の戦死者がでた場所。私は戦争を知らない世代ですが、自分の20代、30代の頃に「もしも、お国のために命を捧げなくてはいけない時代だったら。」これを考えると戦争の理由はともかく、戦没者の方々を追悼し手を合わせたいと言う思いがあります。



当時、戦時教育は子供から「自分の命はお国のもの。」こういった教育で洗脳をされていたわけですが各人には家庭の幸せや夢も目標をいろいろあったと思います。それでも、日本の何倍も上回る数の米兵や戦艦、爆撃機、兵器に命を捨て突撃をしていったのです。 「お国のためとは言え、さぞ、無念だっただろう。」



今回のツワー以外にも本や映画などでこの戦争について調べた上、この歴史を紐解くと、私は戦線で戦った兵士たちに戦争の罪を感じることはできません。グアムで終戦から28年間ジャングルの中で生活をしていた横井庄一さんは、米軍から終戦したことの呼びかけに対しても敵の作戦と思い込み、この呼びかけを信じることはできなかったそうです。 それくらい軍人教育の洗脳は恐ろしいもの。



終戦から今年(2014年)で69年。あと10年もすれば、この戦争を体験された高齢者の方々もほとんどがいなくなってしまう。でも、私たちの記憶の片隅にでも「今、自分たちが平和な生活をしているのは何があり?誰のおかげなの?」これを日本人は何時までも忘れてはいけない気がします。

グアムの戦い(ウィキペディア)