◆ まずは科目選択について

結論としてお勧めするのは政経、ないしは倫理です。現社はおすすめしません。
高校等で現社を履修している方にも、僕は政経をお勧めしたいです。
理由としては範囲が狭いからです。グラフや文章の読み取りだけの問題が多いので点数に騙されがちですが、しっかりと勉強するなら政経です。
倫理については僕はかじった程度なのであまり強いことは言えませんが、一般的に日本史・世界史選択の人は有利であるとされます。確かに江戸時代の学者のあたりなんかは勉強する必要はなくなるでしょう。
しかし倫理で必要とされる暗記の質と、政経(現社)で必要とされる暗記の質は全く異なります。この一点には注意が必要です。
倫理は用語の暗記→内容の理解→演習でポイント網羅の三段階の、いわゆる世界史なんかと同じ勉強法をとることになるはずです。
一方で政経は内容の理解→演習でポイント網羅→用語の穴埋めの三段階です。地歴とは必要とされる脳みその部分のようなものが違います。

ここからは、僕が政経を勉強したやり方を解説していきたいと思います。
参考までに付け加えておくと、本試験では91点をマークしました。
言い訳も付け加えておくと、最後まで迷った末での3問ミスでした。

◆ 政経の勉強法~先生に恵まれただけ?

高校の政経の先生がちょっと面白い人だったというか、内職居眠り完全容認(たまにイヤミを言われていた人もいましたが、僕は全く言われませんでした。卒業式時の本人談:「点取ってるのに何も言えるわけないだろ」)でした。
プリントを作る前にセンターの過去問をすべて調査しその分野にあたる正誤判定文をすべて収集。それに厳格に則ってプリントを制作、今後出題されてもおかしくない部分を参考として付け加える。
結果としてものすごい情報量のプリントができあがり、やる気のない人は次々に政経を諦めていく(笑)、という感じです。
そして副産物として出来あがったセンター総集編プリントも印刷して配布。全部で200ページを超えたのかな。
とにかく凄い人でした。やりすぎて寝坊とかしてたけど。
ちなみに特に高2時なんかは授業が荒れたので職員室内での評価はすこぶる低かったらしいですが、センター本試験の学校平均が80点を超えたことで一夜にして手のひらを返すように評価が上がったと行っていました。無理もないと思います。

僕は授業を聞かずに(笑)、復習もせずに(笑)、宿題はそもそも課せられないので(笑)、テスト直前に焦るというスタンスでした。
テスト直前には一応プリントをざっと読んで、センター総集編プリントを解く。そして不明な点を赤本で調べる。
これだけですが、これだけをするのに毎回5時間以上をかけていました。
よく言われるように、センターには出題されるポイントのようなものがあります。やはり模試とは違います。
僕は直前期に代ゼミ・駿台・河合・Z会の実戦問題集を解きました。河合については本試験のレベルにてらして適当だったように思いますが、駿台は少し難度が高かったです。
しかし代ゼミとZ会(特に代ゼミがひどかった)については、完全にセンターで出ないぞ、みたいなものが平気で出題されていました。やる気あんのかと思いました(笑)。
しかし出題されるポイントを明確に書き尽くすことは不可能です。ここで言いたいのは公民はほとんどの場合センターまでなのだから、過去問を使って勉強し、過去問に対する勘を養えということです。

センターで出題されない傾向の問題が解けるようになる必要はありません。恵庭砂川長沼ナイキ……と訴訟名を暗記していくより、「いろいろあったけど砂川だけ米軍で他は自衛隊」という具合に覚えておけばいいはずです。癖があるセンターを解くのだから、過去問を使って勉強しないのは無茶です。
ちなみに僕は、基本的な用語の暗記が求められた学研マークでは半分くらいしかとれませんでしたが(これが倫理に転向しようとしたそもそもの原因)、本試験に傾向が近づいた進研マークでは8割弱まで伸びました。その頃はまだ特に(テスト前以外に)勉強などしていませんでした。

◆ 直前に地歴が不安になったあなたに

特に理系の人だと、直前にやたら地理・日本史あたりから現社に転向したがる人が増えます。地歴で点がとれないのなら何ふり構っていられない、といった感じでしょうか。
どうせ現行の制度ならどちらも受験できるのだから、頭ならしに受けるのは一向に構いません。
しかし「そこそこ勉強したのに半分くらいしかとれないよ……」という人は、直前からでも地歴を再び積み上げたほうがいいです。結局5割→7割の労力はどちらもあまり変わらないように思えます。
時事問題なんかに詳しい人ならまだしも、ベースがないのに伸びるはずがありません。ノー勉現社の点はフェイクです。これだけは断言できます。

なおこの文章は、あくまで僕が実践した勉強法を紹介したに過ぎません。
同じ方法が実践できるのは、厳密には僕の学校の後輩で写真部顧問のI先生に担当してもらった人に限られてくるでしょう。あそこまでやってくれる先生は他にいないと思います。ただ普段授業しているだけなのにひどいときは徹夜したりするんですよ? 30代も後半になって独身だし趣味もありそうもないのに。写真だって顧問を押しつけられて初めて勉強し始めて真面目にやってるだけの話で。(注:ほめています)
また、論調も90点近くとりたい人を想定して書いてきました。僕は本気で満点とるつもりでいました。
政経が91点に終わったのは、僕のセンター試験において唯一悔やまれる失敗です。日本史97点もできれば満点とりたかったですが。

また毎回繰り返しますが、これは僕個人の勉強法や意見に過ぎません。
僕の文章を辛抱強く読んで頂いたあなたも、他に多くの勉強法を耳に入れて、最後は自分に合うと思われるやり方で勉強をやり遂げてください。



明日は地歴の東大二次になるかなあ。
短く文章をまとめられないのは僕の悪い癖です。
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